3挺
痛い痛いといってるのか何なのか。
腕を押さえてガタガタ泣きじゃくる大野似の坊主、そうだ大野jrと今だけ呼ぶとするか。
銃を取り上げると同時に向こう側の部屋から4発銃声が聞こえる。
ジェガーは容赦なくマシンガンを撃ちまくってから無事ガキはこっちぼコイツだけだろうな
ジェガーは黒人だ、子供を殺ったなんてわかった今の気分ははらわたが煮え返る気分だろうな
家族愛が強かったりする黒人の気持ちは、うすら冷たい白人文化に生きてる俺には少しわかり難いものさ。それにあいつは子供が居るんだ、しばらく荒れるだろうなジェガー。
ジェガーにゃ悪いが俺は子供が苦手なんだ、泣いて泣いて何も解決できない癖に泣いてばかりでこいつらの声を聞くと頭が痛くなりそうだ。
始末してもいいが場所を探させてからだろうなコイツは。
そういえばチャイニーズなら英語は少し通じるんじゃなかったか?アレだろ?イギリスの植民地だった時期があるじゃねーか、アレで英語は浸透してんじゃなかったか?
なるべく簡単な英語で話せってことか?そもそも教育圏じゃなかったらそれもされてはないだろうがな。
「おい、あー、紙に書かれた書類を君はもらっていないかい?」
ペーパーだよペーパーンな事もわかんねーのかこのガキ!!
いらいらするぜ、さっさと撃つ方がこいつらの為か。
俺は銃口を大野Jrの頭に密着させた。バイバイさ大野Jr。
その時ガチャリとドアが開いた。
ドアの方を向くと、マシンガンを構えたジェガー、最悪だぜ。
「おい、ファッキンアイリッシュ!!!!ガキから銃離しな」
ほらみろやっぱり荒れてやがる。
俺は大野Jrから銃口を離した。
「書類の場所もわかんねーガキ居たところでどうしようもないぜ?さっさと撃って俺達で書類を捜したほうがよっぽど早いぜ?」
「ファッキンアイリッシュよぉ、お前は本当にファッキンアイリッシュだぜ!!」
俺の周辺にガキを避けるように弾丸が飛んでくる。
撃ち殺す気はなくても、怪我はさせる気があるらしい一瞬の反動と腕にかすかに焼ける熱さを感じた。
ガキはさらにおびえだした。
おいおい、ガキの兵士なんて世界に沢山居る、銃を持って強盗する子供もそりゃあ沢山居る。
10歳で完全なドラック中毒なんてガキも居る、撃ったことのある奴だって居る。
8歳で殺人を犯したガキだって居る。ガキだからって許されるわけじゃない世の中ンてそんなもんだ。この世界で、ガキは立派なニーズなんだ、ガキの頃は爆弾しょって街中に行くか、銃を持って油断した人間を撃ち殺すか、金を盗むか、物乞いをするか。
女なら永遠SEXのループにはまり続け子供を産んで産んで婆になったら撃ち殺される、後は美少年っていうのも幼少から青年期まではそう扱われて、それを過ぎたら兵士にされるかゴミのように放り出されるか。まあSEXのネタにされる奴は、病気にかかって治療もされず激痛の中悶え死ぬ、出稼ぎの連中はまだいい、故郷にゴミになったら返却されて家族に看取られながら悶え死ねる。売られた奴らはうるさいからといって撃ち殺されて川に放り込まれるのが落ちさ。
「ジェガーいまさら何正義ぶってんだ?お前もわかってるはずさ。わかってないはずがない。」
そうわかってないはずがないんだ。ジェガーも同じ世界の奴さ、家に帰る途中は10歳に満たないような子供が売春の毎日立って1年たたずに顔ぶれが変わっていく。
親の目を盗んで吸った大麻を見つかって親に撃ち殺されるガキ。
俺らチンピラの価値は紙の値段より安いが、そういうところに生まれちまったガキの命はもっと薄っぺらいのさ。ここに居る時点でこの大野Jrの将来は絶望的なんだ。
生きても物乞い、国籍もいまさらだがないだろうな。あって戻されても孤児院に入られるかすらわからない。未発達の国はその国で生まれてもアメリカみたいに国籍なんてもらえやしない証拠がなけりゃな、国籍がなきゃ国外追放だがどこも受けいれてくれねえだろうだから塀の中で暴力されて死ぬのが落ちさ。
世の中は矛盾の上に成り立ってるのさ。
「お前、俺のマシンガンでよっぽど蜂の巣になりたいらしいな?このファッキン野郎が!!!」
ジェガーはマジか、駄目だこのおっさんは。
「俺は男にファックされるつもりもない、じゃあガキはもしものことがないようにココに縛っとくでどうだ?ただしもしこのガキが何かしたら俺は俺で考える。OK?ビジネスで争いは勘弁だぜジェガー。」
今にも歯切りしの音が聞こえ出しそうな凶悪な顔のジェガーがソコに立ってやがる。
ガキからは歯が食みあわないような歯と歯ガチガチとぶつかり合う音が聞こえる。
う、あ、、あ、、とかぶつぶついいやがるガキだ。
とりあえず俺はガキの腕を持ってきた手当てグッズの中の包帯できつく縛る。
足もだ。銃や凶器は俺とジェガーが回収した。
とりあえず、書類さ。ガキの居た部屋の机にある紙っぺらは全て回収。
はらわたが煮えくり返ったジェガーと一緒に隣の部屋に入る。
こっちもまたヘビーな光景だぜ。
裸の女の子供が2人、後は大人の兵士が1人当然野郎。男の子供が2人。
全員蜂の巣だ。コレはジェガーにはヘビーだぜ、俺がこっちの部屋に行けばよかったぐらいだな。
その瞬間ジェガーに吹っ飛ばされる。あごが割れるぜクソッタレ!
馬乗りになって殴ってくるジェガー、コイツは頭がプッツンしてやがる!数発俺の顔を殴った後にファッキンブラックマンはどきやがった。
口の中が血の味がするぜ、糞ッたれ、糞ばっかりだ仕事も糞だ。
ここで殴り返したらそれこそ殺し合いだ、ジェガーが俺をマシンガンで蜂の巣にするだけか。
俺の持ってるマシンガンを今取り出す訳にも行かない、その瞬間にジェガーに滅多撃ちバットエンドさ。
唾を大人の兵士にかけて俺はジェガーをにらみつけた。
「おっさん何のつもりだ?さっき話は終わったはずだぜ?」
モンスターらしい目で見つめてくるジェガー
「ファッキンアイリッシュ俺はな、ガキには慈悲が詰まってんだ。お前らみたいに奴隷文化を創りやがったクソッタレとは違うんだ?わかったかファッキンアイリッシュ」
クソッタレばっかりだぜ。ジェガーはそういうと書類を探し出した俺は子供と兵士の寝ているベットの下と兵士の脱ぎ捨ててある服の中を探す。
あるのはIDと数枚のドル札、こんなところに金か、どうせ親のことでもちらつかせて金でつってSEXしてたんだろうよなぁ、まぁありがたく俺がもらってくおくよ、IDは書類の一部として可能だろうな。
俺らの情報は渡って居たはず、だから油断してこんな部屋にいたって訳か操縦室にいたなら事の重要性がもっと早く掴めて仲間も早く呼べたはずさ大馬鹿野郎しか居なかったって訳か。
ジェガーは書類をつかんで部屋から出て行った。
後は操縦室だけだろうな、俺はジェガーの後を追いかけて操縦室まで歩いていった。
当然無言の時間操縦席には誰も居ない、アホだなココの奴は丸っきりのろくでなし脳みそだな。
とりあえず、ここにある紙という紙そうマニュアル本にいたるまで回収。
後はここをさっさと逃げ出すだけさ、予測としては仲間を呼んでるだろうからな。
ジェガーは俺の背中を指差して
「サブマシンガン貸せ、俺のは玉切れになっちまったからな。」
俺は背中にくっつけたサブマシンガンをジェガーに渡した。
景気よくこいつらの本部用の回線をマシンガンでズタぼろにしていく。
俺は床に落ちていた小型通信機を掴んでかばんに放り込む、コレも資料にはなるってもんさ。
「おい、ジェガー多分もう仲間を呼んでるさっさと逃げねーと俺らが蜂の巣だ。行こうぜ」
「ヘイファッキンアイリッシュ、ガキはつれてく。お前の意見は聞かない、何かぐちゃぐちゃ言ったら叩きっ殺す。わかったな。」
ああ、もうなんでもありな気分だぜOKOKだ、俺は小さくため息をついた。
ジェガーはこいつらの持ってる食料バックの中に書類だろう物をしまいこんだ。
まあ食料も手にはいりゃ上等か、そう思ったら俺にバックを差し出して俺が持てと指図する。
マジかよ。
先に外に出て甲板で見張りながら待っていたところにジェガーがお姫様抱っこで坊主を連れてきた。
さっさとココから逃げ出さなきゃな。
時間は15:00事前予定の時間か、そろそろ浜辺に見捨てられてなかったらリオンのヘリが来る。
あの軍人用の機関銃大装備でやってくるらしい、そもそもアレで片付ければ早い話なんだろうと俺は思う、お偉いさんは何考えてるかさっぱりわからん。
15分を過ぎたごろにヘリが見えた、近くまで来るが着陸はしない様子だ。
まあ戦車用地雷とか埋めた場所にヘリを停めるわけには行かないだろうな、はしごとロープガ下ろされた。命綱の代わりに縛って登って来いって訳か、腕が腐っちまうぜまったくよ
人使いばっかり荒くなりやがら。チャイニーってーのはなんでそんなに金に固執するんだかまったく。
その後、俺とジェガーと大野Jrは回収され本拠地のリオンの待つ小国に無事に帰ることとなった、本拠地はアメリカだったんだが9・11の後からお偉いさん方が妙に俺らをのけ者扱いさ。FBIやら軍部があるからお前らはアメリカから消えてくれといった感じだったそんな訳で、リオンと俺らはおんぼろ小型飛行機しか飛ばないようなちっちぇーお国にお引越し。
そうそう、俺はその後書類やガキがどうなったかはわからない何故って手当てを受けた俺は今日やっと事務所に戻れる。
正直ガキは、ガキのお国側に何かお金でも渡して国籍でも作らせた後に孤児院か里親行き悪けりゃそのまま、売春に売られてENDって所か、まあ世の中甘くないってことさ。
まあ俺はヘリからおろされたとたん病院送りだった訳、腕は血まみれあまり気に留めなかったがジェガーの乱射したマシンガンが同じく腕に、鼓膜が破れた耳もそうさらにあのパンチだ。
俺は勉強用の的じゃねーンだ。まったく。おかげで大ッ嫌いな病院に3日も居る羽目になった。
可愛いオネーチャンとの時間もなく退院したとたん事務所に呼び出しだ、ため息を盛大に吐きながらドアを開けると
リオン、ジェガー、大野、大野Jr。
大野Jr!
「ヘイ!何でこのガキがココに居るんだ!オイオイオイオイ孤児院にでも入れるんじゃなかったのか!?」
ソコに割り込んで入ったのがリオン様。
東洋人の割には綺麗な顔をしてるねーちゃんで、整形した豊満ボディーが最高にいい感じだ。
ストレートヘアの長い黒髪で顔の左を常に隠しているのが特徴、左目周辺はボロボロで整形してやっと原型を取り戻した程度と聞いている。昔の怪我らしい、左目は当然見えない。
「ニィハオ、ビル。怪我ノ具合ハいいミたいネ。かワいい子じゃないウフフ、私スーっとオ茶組みガほシかっタの、気ガ利かナい野郎集団、笨蛋あほナネジャパニーズ、アフリカ系とアイルランド系アメリカン人のどモ。まったくコレこそオーマイガーヨ。この子ハ祖国的孩子ネだからココにイテもイイノヨ」
さすが愛国主義者って所か。。。拷問を受けた様子もない。世の中ホットチョコ並に甘くなりやがってる。
「そうっすよ〜ビルさん、まあ社長もそう言ってる事だし俺にもお茶出してくれるしいい子ッスよ。万事オーライです。」
んだ?万事オーライって意味がわかんねーぞイエローモンキー大野が!。
ぽんと肩にジェガーが手を置いて来た。
「ヘイファッキンアイリッシュ、もし、もしもだ。仮にもしこのガキに殴るだの蹴るだの銃口を向けるだのしてみろ。ここの全員でお前を蜂の巣にした後動物園のライオンの檻に突っ込んでやるぜ?わかったかクソッタレ?」
まったくクールじゃねー奴らばっかりだぜ、クソッタレが多すぎる。
「よおチビ、よろしくな」
そういうとビクリと体を震わせてリオンのカゲにダッシュしやがる。
まったくクソッタレだぜ!
「ナニ子供を脅しテるヨ!このクソッタレヤロウ!私の祖国的孩子、祖国的同志にナにシテル!!!」
いきなり椅子から立ち上がったリオン。
駄目だ、リオンの頭は祖国というかチャイナタウンでいっぱいだぜコリャ。
がしりと肩をつかまれ、ジェガーにアッパーを食らう、俺がいったいなにしたってんだ!クソッタレ。
「女の子になにしやがんだ!ファッキンアイリッシュが!!!」
俺は殴られた顔をさすった腫れがまたぶり返しそうだぜったく、、、
女?女!?待て大野Jrが女!
「女!?!?!?」
「ソウヨ!ジジ・ジュアンゆうの分かったノビル」
リオンがギロギロと俺をにらむ。
俺はリオンの後ろからこっちを覗いてくるガキをまじまじと見た、女?その後大野の顔もマジマジ見た。
そういえば大野はほかの日本人から見ると甘い顔らしい、女みたいだとも言われッたッけ。
ということは、大野は女顔だったって訳か東洋人は見分けずらいぜリオン並なら分かりやすいものをよ。
「ジジジア?変な名前だなジしかねえじゃねーか。ジェニーでいいいいだろそっちのほうが女らしいし、分かりにくくない」
「ジャント、イウネ!まったく、マダゆルシテやる。」
なんだかニュアンスがおかしい言葉でリオンは喋りながら椅子に深く座り込んだ。
「まあイイ、アんた達。明天11:00仕事ハジメね、終了時刻が13:20まで。今から説明ヲスる。
聞き逃スアタマが悪い部下は没有必要。分かったら聞き逃スナ」
まだリオンの後ろでおびえてるジェニーに、ジェニーを泣かせデモしたら誰でも殺しかねない2人組、腑抜けジャパンのこの事務所は続くって訳か。
まったく持ってクレイジーでクールだぜ、まったくもってよ。
「ナニ聞いテルネ!ビル。話シヲ聞け!イイカもう一度イウゾ、失敗はユルさなイ。2度メは存在しないゾ。」
その言葉と一緒にリオンの持っていた本が吹っ飛んできやがった。
まあ、いつも通りって事か、早く仕事を終わらせておねーちゃんといちゃつきてぇぜまったくよ。
そう思いながら俺はリオンの言葉に耳を傾けた。
とりあえず完結です
読んでくださった方ありがとうございます!
えー、、、読み直してみると突っ込みどころが、、、(死)
そして一番スラスラかけた作品です。ええ、、、おき楽にしようと思ったら
ビルがある意味暴走気味、、orz
これからは精進します。。汗
すさまじい誤字脱字、、、時間があったら少しずつ直していく予定です汗




