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No.02

ユーリの号令と共に隊が素早く分かれ全体が動き出した。

ユーリとリオンも救出隊と残りの討伐隊を率いて走り出した。


走っていくと門にたどり着く。

リオンが全体に速度を緩めるように手で合図すると前に飛び出す。

門番は隊が見えはじめてから一人が屋敷の方に走って行ったがもう一人は残って此方を覚悟を決めたように見据えて待っていた。


そんな門番に飛び出したリオンが眼光を鋭くさせて低く怒気を乗せた声を発した。


「門を開けろ。さもなければ、強引に開くしか無くなる。」


リオンの怒気に触れた門番は震えて顔を青くさせた。

しかしそんな自分を叱咤するように拳を血が滲むほど握りしめグッとリオンを見返した。


「こんな大勢の方々を引き連れて何用でしょうか?正当な理由かお約束が無ければお通しするわけには参りません。」


弱さをひた隠しにし言い返す門番をリオンは少しだけ感心したように目を細めた。


「この状態でよく言い返せるな。そこだけは認めてやろう。だがそんなお前の努力をいちいち褒めるときではない。そんな時間すら惜しい。

もう一度だけ警告しよう。


門を今すぐに開けろ。」


もうすでに手を剣にかけた状態でリオンは門番を見つめる。

動かなければリオンは剣で命を狩ると示しているのにも関わらず、門番はそれをハッタリと読んだのか額に汗を滲ませながらも動こうとはしなかった。


リオンはそれを認めた瞬間何の前触れも感慨もなく……まるで風が野原を通り過ぎるかの様に剣を薙いだ。

門番の首と胴体が離れて落ちてゆく。


そんな門番を虫けらの残骸の様にチラリと見てリオンは後ろを向いた。


そうして配下に門を開けるように合図を出す。

サッと配下が二名動いて門を開いて行った。


門が開いて行くのを見つめるリオンの横にユーリが来てポンと肩を叩いた。


「お疲れ様。見事な剣さばきだったよ。」


「いや、それほどでもない。」


短い会話を交わして二人は開いたも門の向こう側へと馬を進めた。


討伐隊の者たちを先頭に屋敷へと走る。

リオンやユーリの予想通り屋敷に繋がる広大な庭の草木の陰にはここの貴族に雇われた傭兵や使用人たちが次々と襲いかかってくる。

門番の片割れに知らせを受けて隠れていたのだろう。

その数は百とまではいかないが五十は越しているだろう。

雄叫びをあげながら襲ってくるものも少なくない。

そんな者たちを切り裂き蹴散らして後には血の道を残してユーリ達は進んでいった。


そうして突き進んで襲いかかってくる敵が一人残らず道の一部になったとろで、ユーリ達は屋敷の玄関に辿り着いた。

馬に乗っている者はサッとその背から降りる。

討伐隊の者が玄関の扉を開けようとするが開かない。

何かで塞がれてしまったらしい。

それに、扉の向こうに誰かが待ち構えている気配がする。


ユーリが他の出口から入ろうと促そうとすると、それをリオンが手で止めた。

何か案があるのかとユーリが目を合わせるとリオンが口の端に笑みを浮かべた。


リオンはスッと右手を出すと自分の部下達に向けて声をかけた。


「今から扉と向こう側にいる奴を吹っ飛ばす。破片や物がそっちに行くかもしれん。ユーリ殿と他の者を防御をしておけ。」


『はっ!』


ユーリが移動し部下の防御の魔法を確認した後リオンは右腕に溜めていた魔力を巨大な灼熱の炎へと変えて吐き出した。


そうして爆発音が屋敷内に響いた。






穴が開けられた扉の向こうにはまるで地獄のような光景が広がっていた。

防御の魔法で守られていたユーリ達でさえ焼けるような熱気を感じていたほどだ。

扉やその近くにいた者達はまるで地獄に住まう悪魔達に灼熱の炎で燻られたかの様に肌を焼け爛れさせ見るも無残なことになっていた。

扉についていたと思われる金具は一度溶かされそこら辺で爛れ散らかっている。


「さすが、リオン殿下だ。」


ユーリの前で防御の魔法で守ってくれていた魔族が感嘆した様に呟いた。

そう呟いた魔族に同意する様に周りの魔族がうんうんと頷く。


「やはりリオン殿の力は普通の魔の方々とは一線を超えているのかい?」


ユーリは不思議に思いその前にいた魔族に聞いてみた。

その魔族は誇らしそうに顔を輝かせながら「えぇ、そうなんです」と言った。


「リオン殿下は我が国一の魔力保有量と使い手であらせられる国王陛下に引け

を取らない魔力保有量を誇っておられます。」


成る程とユーリ達は頷いた。

そうして、まだ少し炎が燻っている扉を超えユーリ達は屋敷中に散らばった。

救出隊は優先的に地下に向かう隊と他に捕らえれれている者がいないかを探すことになり、討伐隊の者達は主犯である貴族と抵抗する者達を捕らえるために動いた。


ユーリ達は地下の救出隊に加わった。

密偵からの情報で地下への入り口はわかっていたのでまっすぐにそちらに向かう。

入り口に着くまで度々襲われたが隊の者やリオン、ユーリが斬り伏せて行った。

そうして、地下の入り口に到達したユーリ達は地下へと続く階段を下りて行った。

途中凄まじい雄叫びの様な悲鳴が微かに聞こえてきてユーリ達は下りるスピードを速めた。


今回もお読みいただき真にありがとうございます!


最近寒いですね〜……

寒いの好きなんで私は大丈夫ですが皆様はどうでしょう?

風邪などひかれないよう体を温める事を忘れないようにしましょう!

油断大敵とも言いますからね〜笑

私も良くそれで風邪をひいたりもしました笑

寒いの好きだから風邪はひかーん(?)とか何と言っていたら次の日引いていました笑

ではでは!また次回に会いましょう!



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