第一話「妹、怖いですか?」
心臓が早鐘のように打ち狂っている。耳元で警鐘がなっている。
そんな小さな音ですら聞こえるほどに静かだった。
まただ、また俺はあの子を苦しめただけだ。
ふと、自分の両手を見る。
”あの子”の手を握っていた手。
”あの子”を守れなかった手。
”あの子”の手を離してしまった手だ。
流しきったはずの涙がまた溢れて出してきた。
どんなに泣いたって、喚いたって、嘆いたってもう”あの子”は戻ってこない。
戻れない。
この手だってもう”あの子”には――届かない。
#1「妹、怖いですか?」
夏だ。
季節は8月の終わりだというのに太陽の働きっぷりは異常なほどである。かくいう俺、立花夏樹はその異常な働き振りをする太陽に迷惑している真っ最中。まぁ原因の発端は俺にあるのだが。この夏休みという期間、それは学生たちが遊びまくる期間。というわけではないが多少なりとも遊んだり、休んだり出来る期間だ。それなのにうちの学校の頭髪の薄い校長が・・・・・・。
□
「たるんどる、たるんどるぞ学生諸君! 夏休みを休みだと勘違いしている輩が多いようだな?」
実際そうだろう。確かに夏休みは気温が高くなって勉強に支障が出るということで家庭学習をする、というのが本来の目的だが基本は長期連休であることに変わりはない。
「これだからゆとりは・・・・・・。いいか! そんな生徒諸君に嬉しいプレゼントがある!」
これは嫌な予感しかしない。先生たちの言う「プレゼント」で良かったものなど一つもない。
「この夏休みの期間を利用して午前中課外を実施することにした!」
生徒から悲嘆の声があふれる。野次を飛ばすものまでいる。俺も校長先生に言いたいことがある生徒の一人。
いや、もうそれ夏休みじゃねーから。ふざけるのも頭髪だけにしろ。
「そして金曜には小テストを行う! そして特定の点数にいたらなかったものは午後も勉強してもらう!」
ただの罰ゲームじゃねーかそれ。小テストが大丈夫でも午前は勉強で潰れるので結果的に本来の夏休みが機能していない。
「いいか?これが厳しいとか言っているやつ・・・・・・私の学生の時はな、夏休みに午後まで課外があったんだぞ?」
いやだから! それ夏休みじゃねーから! 普通の学校行ってるときと変わんねーから!
「それに比べたら貴様らなどまだまだ甘やかしている方だ! 感謝しなさい!」
そのふざけた頭髪とプレゼントというものを履き違えている校長にだけは絶対に感謝したくないと皆心の中では思っているはずだ。なぜなら俺が思っているぐらいなのだから。しかしこの校長さすがにやりすぎだな。なにがそんなに校長を駆り立てているのかさっぱりだ。
「まぁ、ぶっちゃけて言うと俺が学生時代遊べなかったのに貴様らだけ遊んでるのは腹立つから!」
なにぶっちゃけてんだよ!? というかそれだけかよ! ただの逆恨みじゃねーか・・・・・・。
「それではいい夏休みを! 生徒諸君!」
■
とまぁこんな感じで夏休みという偽装工作された課外の実施が毎日あっているのだ、流石に土日は含まないが。このただの羨ましく思った校長のいじわるは今に始まったことではないのだがこれはひどすぎる。夏休みをエンジョイしたいという学生たちにとっては一番の苦痛になっている。勉強付きで。そして休めばいいじゃないと思って休んだ生徒の家には校長デリバリーのおまけ付き。休めば直々に校長先生が家に出向くということもあってか学校全体の課外出席率は100%。勉強するのは好きでも嫌いでもない俺にとっては苦痛ではないのだが、この暑さが問題だ。過去最高の猛暑の日々が続くと天気予報で言っていた時には妹の前で発狂しそうになった。
そう、俺は暑いのが苦手なのだ。名前が夏樹なのに暑いのが嫌いなのかとよく言われるが名前は関係ないだろう名前は。暑いのが苦手、といってもさほど問題視するものでもない。ただダルくなるとか、汗が気持ち悪いとか、そういうのを極端に嫌うだけなのだ。みんなだって暑いのが好きではないはずだ。むしろ好きだっていうやつには賞賛を送りたいね。話がそれてしまったが、なぜその暑さに困っているかというと今、俺は外にいるからだ。いやいや、外にいるんだから当たり前だろうと諸君はきっと声を揃えて言うに違いない。
がしかしだ。その外にいる理由がなんとも理不尽なのだ。夏休みに入って課外初日の朝、俺は課外を休もうとした。そしたら校長デリバリーの登場だ。
「ヘーイ、課外を休もうとしているゆとり君にはご褒美をあげまショー」
そういうと校長は一枚の紙切れを俺に渡した。そこには「夏休み校内午後清掃活動! 集まれ! ゆとり諸君!」と書かれてあった。俺の夏休み終了のお知らせ。もう休むかと思っていたら。
「ちなみに休んだら課題を倍追加すっからそこんとこ夜露死苦!」
と言ってキャラが定まらない校長は去っていった。神は俺に試練しか与えないのだろうか・・・・・・。訂正、校長だった。
そんなこんなで八月の終わり、夏休みの終わり近くまで清掃活動に精を出していたわけである。俺がクーラーの効いたワンダフルスペースに入り浸っていない理由がこれだよ。そして携帯で時刻を確認すると5時30分すぎ。いつもより帰りが遅くなってしまった。
「近道して帰ろ」
そういえば今日は妹の宿題を見てやる約束をしていたんだ。俺がいつも通っている通学路とは別に小さな公園を通る道がある。朝遅刻しそうな時などはその道を通る。なんでいつもその道を通らないのかというと狭い道を毎日好き好んで通る趣味はないからで緊急の時だけにしてる。この狭い路地を抜けたところに小さな公園がある。小さい頃はよく遊んだっけ…。
――――。
「・・・・・・?」
今、なにか音がしたような・・・公園からか? というよりさっきした音は音と言えるものだったのか? 俺は音か何かわからない音、がした方向へと進んでいく。とても懐かしい感覚がする。
懐かしい? なぜこんな感覚が出てくるのだろう・・・・・・。確かに小さい頃はよく遊んではいたが、でもこれとは別に違う感覚も・・・・・・
「!?」
なんだなんだなんだなんだなんだなんだ!?
「違う。ここは、違う?」
なぜそんな言葉が出たのか理解できなかった。しかしその言葉を発したあとすぐに理解できた。時々通るこの公園でこんな感覚を味わったことは一度だってなかった・・・・・・はずだからだ。懐かしいような感覚の奥にこの公園にいないような、公園ではないような・・・・・・なんなんだ、このつっかかりは?
「・・・・・・あ」
収まった、というのが正しいのだろうか。一瞬ともとれる奇妙な感覚がなくなり、時々通る公園の雰囲気に戻っていた。
「なんだったんだ一体・・・・・・」
不思議な感覚を味わったあと、ポケットをまさぐり今の時刻を確認。6時03分。あり? 結構進んでやしませんかい携帯先輩? そんなことねーぜ? と主張するかのように着信履歴の多いこと多いこと。それはもちろん我が妹、立花冬花からだ。そして案の定ボイスメッセージには――
ピー。
「お兄ちゃん? 今日宿題見てくれるって言ってたよね? どうして帰ってきてくれないの?」
ピー。
「お兄ちゃん私のこと嫌いになったの? そんなに私に教えるのが嫌なら言ってくれればいいのに・・・・・・」
ピー。
「今日遅れた責任は取ってもらうから。楽しみにしててね、お兄ちゃん?(ニコ」
え、なにこの脅迫メッセージ? 最初は寂しがり屋の妹だったはずだが後半完全にヤンデレ化してね? いやむしろ最初からヤンデレ化してたのか? ニコっと擬音が聞こえてきそうなほどいいロリボイスだったんだがどうしよう、完全にご立腹である。冬花のご機嫌を損ねるとひどい目に会うというのは、経験者である俺はわかるのだ。昔、冬花のアイスをこっそり食べたことがバレた。そこまではよかった。いや良くないが。その時冬花は俺に対してなにもしなかった(・・・・・・・)。子供というと自分のものを取られると泣きじゃくったりするものだが、冬花は違った。バレた時、妹は何もしなかったが後日、朝起きると俺の朝食が消滅していたのだ。朝食だけではない。昼も夜も俺が食べるはずの食べ物がなくなっていたのだ。その時から俺は、冬花の機嫌が悪くなることをなるべくしないよう心がけている。誤って冬花の下着姿を見たときは俺のパンツが全部消失していたのはマジで焦った。履いていたのすら消失してたってどゆことなの。
イモウトコワイ。
ということで今全速力で家に帰宅中である。冷静でいるが内心かなり焦っているのは内緒だ。宿題を見るのを忘れたということは今度は俺の夏休みの課題が消失するんだろうか。それだけはなんとも避けたい事態である。夏休みの課題は当然終わっている。最後まで残しておくほど俺は馬鹿じゃない。午前中課外があると知ったあの日、ソッコーで終わらせた。課外なんてしてたら確実に終わらないし。まぁ結果的にそのせいで徹夜して、眠いから休もうと思っていたからこんなハメになっているのだけど。
「6時20分前・・・間に合え!」
走りながら携帯先輩で時刻を確認。最後のボイスメッセージがあったのは確か6時前だったはずだ。
(もうすぐ・・・・・・!)
なかば諦めていたが最後の希望がなくなったわけじゃない。冬花が”あの状態”ならまだ助からないこともない。そんなことを考えているともう家の玄関前。覚悟を決め、玄関のドアを開ける。
「た、ただいま〜」
返事は・・・ない。そのまますぐ二階に上がる。そして冬花の部屋の前で立ち”止まらない。”まず自分の部屋を確認するのが最優先事項だ。冬花がまだ何かしているならそこを取り押さえればなんとかなるし、もし何かしたあとだったとしてもまぁ・・・・・・なんとかなる。気づかれないようにそっと、扉を開けた。部屋に入るとそこには衝撃的な光景が広がっていた。
「お帰りなさい、お兄ちゃ・・・」
バタン。
ふぅ、俺は幻覚を見たんだろう。そうに違いない、うん。妹が生まれたままの姿でベッドに寝ていて何か誘っているようなポージングをとっていたなんてまさかそんな(笑)。心無しか頬が赤みがかっていたのはきっと夕日のせいに違いない。もう一度、もう一度だけ開けて確認しよう。99%”あの状態”だとわかってはいる。しかし兄としては認めたくないのだ。よし、いざ尋常に勝負!
「おに・・・」
バタン。
ふぅ、さーて。汗かいたしなぁ、シャワーでも浴びてこよう。
「ちょっとお兄ちゃん!無視しないでよ!」
「こんな変態な妹、俺は知らんわ! というか服着ろ服!?」
いきなり飛び出してきた全裸の妹と対峙。肩までかかっている中途半端な栗色の髪、ほのかに甘い香りが鼻をくすぐる。俺の肩程までの身長。スベスベのお肌に出るところはしっかり出ているバランスのとれた身体・・・・・・って俺は何を考えているんだ!?妹だから裸なんてどうってことない・・・・・・なんてことはない。冬花は俺の一個下、つまりは高校入りたてのピチピチ女子高生なわけであってその肢体を見るのは忍びないというかなんというか。兄のひいき目から見なくても冬花は可愛いと思う。そして中学の頃はそうでもなかった部分も今ではもう普通よりちょっと大きいんじゃないかと思うぐらいに成長してしまっているのがまたなんとも・・・・・・
「お兄ちゃん?」
そんなことを考えていたら冬花がさらに近づいてきていた。
「近づくな?! 服を着ろと言っているだろ!?」
ジリジリとその何も帯びていない生まれたままの姿で冬花が近づいてくる。だから服着てくれよ・・・・・・目のやり場に困る。
「近づくなとかひどいこと言わないでよお兄ちゃん! 私宿題をお兄ちゃんに見てもらえるって思ったら嬉しくって帰ってから全裸でお兄ちゃんの部屋でスタンバってたんだから!」
プンプン! という擬音が聞こえてきそうなほど冬花は両腕をブンブン頭の上で振り回している。アホの子だ、うん。嬉しいと言われる分には全く悪い気はしない。むしろ嬉しいほどだ。しかし、しかしだ。このアホの子は嬉しいからって起こすアクションがおかしすぎる。なんだ全裸でスタンバるって。どういう思考回路を巡らせたらそこに行き着くんだ・・・・・・。
「お前の頭の中にはウジでも湧いてんのか!? なぁアホの妹よ。どこの世界に全裸で兄を待つ妹がいるんだ? というか約二時間は全裸でいたのか、風邪ひくぞ? あと服着ろ」
よくよく考えてみれば二時間も全裸でスタンバってるって相当シュールな絵である。寂しそうに全裸で俺を待っている妹・・・・・・。ヤバイな。ちょっと可哀想に思えてきた。
「乙女の頭の中にはお花畑が広がってるんだよお兄ちゃん! そして全裸で兄を待つ妹なら今、目の前にいるじゃない。あと心配してくれるんだ嬉しい♪」
前言撤回。こいつはきっとウキウキしながら待っていたに違いない。
「嬉しい♪じゃねーよ! さっさと服着ろ、だアホ!」
これがさっき言っていた”あの状態”なのだ。普段は普通の妹みたいな態度をとっているのだが・・・何かしらの拍子にコロッと性格が変わってしまうのだ。病院に行かせたいのだがなにしろ冬花自身が嫌がる。こんな言葉で終わらせてはいけないのだが、お年頃なのだろう。”あの状態”の妹は頭がイっているが普段の冬花は乙女心並みに複雑なのだ。いや実際に花も恥じらう乙女なんだけど。
「もう、しょうがないなぁ〜」
そういいながら妹は俺のシャツを着ていた。俺のシャツを着ていた。大切なことだから二回言いました。いやあの冬花さん? そっちのほうが全裸よりエロいんですが何とかしてください。俺の目線はもう妹に奪われてしまっているのだがなんとかしないともういろいろヤバイ。何がヤバイかっていうともうナニがヤバイ。妹に欲情するなんてことはあってはならない。というか絶対にダメであろうことだ。妹大好きとか、妹萌えとか言うがその気持ちはわからなくもない。だがしかし現実問題本当の血の繋がった妹となるとそういう感情は自然と薄れるものだ。というかまず考えない。いや考えそうにはなるが。俺は妹の方に視線をなるべく向かせないようにしながら絞り出すような声で冬花に今してほしいことを告げた。
「大変申し上げにくいのですが妹様よ。せめて自分の服で、しかもちゃんと下着も着て全身隠れるような服を着ていただけると助かるのですが。」
最初は俺の注文に唸っていたのだが少し何か考えたあと俺の部屋のドアの方へと小走りで向かった。そしてドアの前まで行くと冬花はくるりと俺の方へと向き直り少し納得いかなそうな顔を俺に向けた。
「注文の多いお兄ちゃんだね〜。別にいいけど。宿題みてもらえなくなってもヤだし。」
ふんふ〜ん♪とか鼻歌歌いながらやっと俺の部屋を出て行ってくれた。ほんと”あの状態”の冬花を相手にすると心臓に悪い。しかしそろそろじゃないかな?そう思っているとバンッ! と俺の部屋のドアが勢いよく開かれた。
「ねぇ兄貴・・・・・・」
さっきの妹とは1オクターブ低い声で俺に話しかけてきた。そしてその顔はさっきのルンルンしている顔ではない。むしろ可愛いはずなのに険しい顔をしていた。
「な、何かな我が妹よ?」
恐る恐る妹のしてくるとわかっている質問を聞いた。
「私また”なってた? ”」
”なっていた”とは”あの状態”のことだ。ここで嘘をつくことは不可能なのだろうか? 少しでも抵抗しようと試みる。
「あ〜、いやその、なんだ。そうだったりしなかったり・・・・・・ハハハ」
今の俺は顔が引きつっていることだろう。不自然極まりないその顔を見た冬花はすっと目を細めた。あ、殺られる。
「はっきり言いなさい」
「はい。なられておられました」
即答ですよそりゃ。これだよこれ、これが本来の妹様だよ。さっきの状態のことを覚えていないのだ。”あの状態”の妹様はこれがすごく嫌らしい。当然と言ったら当然なのだが。何? この鋭い眼光。蛇にでも睨まれてるような感じ。実際に動けないです、怖くて。動こうとしても動けないです、冬花様がなぜか腕を縛ってしまったからです。
「もう、最悪。まさかとは思うけど、見てないよね?」
ご立腹である妹様は半ば諦めた感じで重い口を開いた。そこで俺が発するべき答えは決まっている、決まっているんだ!
「はい、見ておりませんすいません」
ここで見たとか言ったら確実に俺の首が宙を舞う。それだけはなんとか避けたい。いやこの妹ならガチでやりそうなんだって。そういう目をしてるんだって。全国のお兄ちゃん、妹、怖いですか? 僕は怖いです。縛られてますから。
「ふーん、まぁいいや。それよりさっさと宿題見てよね。遅刻した罰として今日は徹夜してもらうから。いいでしょ?(ニコ」
「はい」
俺さっきから「はい」しか言ってない気がする。妹に頭が上がらないなんて・・・・・・。でも現実の兄なんてこんなものであろう。お兄ちゃんお兄ちゃんと笑顔で俺についてきていたのは小学校までだ。中学校に入ったとたん態度が一変。その時はちょっと泣きそうになった。頼れるお兄ちゃんでいられると思っていたのだがやはり妹も成長するもので。一人でできなかったこともどんどんできるようになってきて俺の必要性がなくなっていくのだ。成長を嬉しいと思う反面、しかし寂しくも思う複雑な兄心である。そんなこんなで朝まで冬花の宿題を見てやったのだが朝まで起きていたのは俺だけで、妹は途中で寝てしまっていた。スゥースゥー・・・・・・と寝息を立てている姿に不覚にもドキっとしたのは内緒だ。
(寝顔は可愛いんだが怒ると般若だからなぁ、勿体無い・・・・・・)
そして朝まで俺は何をやっていたかというと妹がわからない(と思う)問題一つ一つにヒントを書いていたのだ。もちろん縛られてはいない。さすがに答えを書くなんてことしたら妹のためにはならない。だからこんな面倒なことをしている。ここまでする必要はないのだが一応約束を破ったのだからせめてもの罪滅ぼしというところである。あと勝手に冬花の部屋に運んで寝かせておいたのだがそれまで怒ったりしないよなぁ・・・・・・。 なんとか妹の依頼をやり遂げた俺はベッドに倒れこんだ。ふかふかのベッドで意識が薄くなっていく中、ふと今日(正確には昨日)起こったことを思い出していた。あの公園で味わった感覚・・・・・・一体なんだったのだろう。 そう疑問に思っているうちに深い意識の闇の底へと落ちていった。




