↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒトメボレ〜君はどこにいるの?  作者: 秋葉隆介
第4章 ふたりで
36/54

第35話〜偽りの良心。

 「秋葉君!」

 華やかな笑顔でリュウスケに呼びかける女生徒、高島美月。

 リュウスケは小さなため息をついて、声がした方に振り返る。

 そう、彼は彼女が苦手なのだ。高校生離れした扇情的な体付きは目のやり場に困るし、押しの強い独善的な性格は、最も彼の苦手とするところだ。

 振り返りざま、ふくよかな胸の膨らみが、椅子に座ったままのリュウスケのすぐ目の前に近づいていた。リュウスケはたじろぎながらも…… 絶対ワザとだ! と心の中で悪態をつく。


 フフ、見てる見てる……

自慢のバストを標的(ターゲット)に見せつける快感。そう、コレに堕ちない男なんていないわ。

 ワタシの胸を視姦する、男達の視線にはもう慣れた。今ではそれがとても心地いいの。男どもを支配する快感ね。

 今度はオマエの番よ、秋葉隆介。ワタシに堕ちてしまいなさい!


 さあ、始めるわよ。


美月はかわいい笑顔を浮かべたままだ。だがその裏では、どす黒い欲望と歪んだ愛情が、黒々と渦巻いていた。




 「秋葉君、ちょっと話が……」

 美月は少しはにかんだ表情を浮かべてみる。コレも作戦の一つだ。

「何でしょう?」

 リュウスケは、要注意人物の一人に声をかけられることに、警戒心を隠すこと無く応じる。

 そのリュウスケの態度は、もちろん美月の想定内だ。対策もちゃんと考えてある。

「この前のことは、申し訳ないと思ってるわ。池内さんにもイヤな思い、させてしまったわね。それに、秀一があなたに酷いことして しまったのも聞いてるわ。避けられるのも無理はないと思ってる。本当にごめんなさい……」

 長いまつ毛を伏せて、項垂れてみせる。『いい人』にはコレが効くことを美月は知っている。

「でもね… せっかく同じクラスになったんだから、よそよそしくされるのは辛いな…… 私はあなたと仲良くなりたいと思ってるから」

 少し瞳を潤ませて、美月はリュウスケを真っすぐに見つめる。声も意識してか細くした。


 ヤツの顔に気遣いの表情が浮かんでるわ。やっぱりチョロいわね。うまくいきそうだわ。

「話、聞いてくれる?」

 はにかんだ笑顔をリュウスケに向けて、美月はもう一度問いかけた。


 リュウスケは正直戸惑っている。今の美月の態度が、始業式の日の彼女からはとても想像できないものだからだ。戸惑いながらも、彼女の問いかけには答えない訳にはいかないだろうと思う。

「話って何?」

「ちょっとここでは……」

「ここでは話しにくいことなの?」

「出来れば二人きりで話したいんだけど… ダメかな?」


 どうだろうか?


正直あまり関わりたくない人と、しかも女性と二人きりってのは、あまり歓迎すべき状況ではない。

 しかし、彼女は随分思い詰めた様子だし、それに目の前の高島美月という女の子が、それほど悪い人ではないのではないか、とリュウスケは考え始めていた。

「わかった、じゃあ屋上にでも行こうか」

「嬉しい! ありがとう!」

 美月はリュウスケの右腕に自分の両腕を搦める。もちろん自慢のバストを押し付けることは忘れない。

 

 リュウスケは思わず周りを見回してしまった。幸いなことに、今日はサヨが体調を崩して休んでいた。そのことに安堵したリュウスケだったが、級友たちの視線はやはり気になる。

「さあ、行こうか」

 リュウスケは、急いで美月の両腕から自分の腕を引き抜いて、足早に教室から出て行く。


 まずは、うまくいったわね。


美月は、慌ててリュウスケを追いかけるフリをしながら、心の中では次の作戦の確認をしているのだった。


最近更新のペースが遅くて申し訳ありません。


狂気の女、動き始めました。

美月は秀一と同じで、プライドの権化で支配欲の固まりであるにも関わらず、

表面上はいい人、カワイイ女の子を演じることに長けています。

リュウスケは美月の化けの皮を剥がすことが出来るか?

それとも美月の毒牙にかかってしまうのか?


これからは少しペースを上げて行きたいと考えてます。←ホントか?


美月の容姿に関しては、おっぱい星人の僕の好みが反映されていることを

自白しておきます。

これから先も、美月はそれを十分に活用していくことでしょうから、バスト

に関する描写も張り切って書いて行くことになると思います。

ご不快に思われる方がいらっしゃったら、本当にごめんなさい。


また、web拍手をこの後ろに置いてますので、ポチッとして

頂ければ嬉しいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。