2話_腹が減っては戦はできぬ②
「な、なんで誰もいないんだ...?」
あたりを見回しても人の話し声や気配は感じない。
「みんな、何処行ったんだーー!?」
叫んでも反応はない。
隣の教室まで小走りで行く。
すると、端っこの席に鈴木がいた。
「鈴木!?またお前かよ!?」
良く見ると手足が縛られており拘束されているらしい。
.....半泣きしている。
「もしかして遅刻したから怪奇現象が起きてんのか...?」
朝ごはんを食べてないからなんなのか、後ろの幽霊の気配に気づかなかった。
『遅刻!遅コク!チコク者発見ケン!今スグ教室二連行‼︎』
「!?」
反応が遅れ、幽霊に持ち上げられる。
お姫様抱っこで。
とってもシュールだ。
「え?どゆこと?」
流石に理解はできなかった。が、この幽霊に悪意はない。
(どういうことだ?何を企んでいるんだコイツは。)
《キーンコーンカーンコーン、授業ガ始マリマス》
この幽霊の姿は、黒髪ロングでゆったりめの服、整った顔をしている。
私は鈴木の隣の席に座らされる。
「え、どゆこと....?」
困惑しっぱなしの私に気づいて鈴木は言った。
「とりあえず話聞こう...?」
『はーイ、皆サン?授業初めマスよ?』
『まずはコチラの問題ヲ、見て下サイ!』
\ イチ + ニ = ?
\
\ サン - ナナ = ¿
\
(え、簡単すぎん...?)
2人で顔を見合わせる。
『ソコの2人、答えテ下サイ!』
「....どっちからですか....?」
教師らしき幽霊は考え込み、
『ソチラの黒髪の男ノ子カラでお願いシまス』
やっぱこいつ幽霊に好かれてるな....
鈴木は黒板に『3』 と書く。
続いて、私は黒板に『-4』 と書いた。
教師らしき幽霊は喜んでいるらしい。
『ビューティフォー!よくできましタ!』
『デハ、次の問題ハーー
【{《《ドゴォン》》}】
幽霊は音もなく吹き飛ばされる。
悪霊が現れたのだ。
『縺薙%縺薙%縺薙√%繧薙↓縺。縺ッ縲√�縲√�縲√ゅ♀蜈�ー励〒縺吶°�滂シ滂シ�』
悪霊はケタケタ笑いながら歩み寄ってくる。
『縺翫√♀縲√♀縲√♀縲√ゅ♀閻ケ縺ッ縲√�縲∫ゥコ縺阪∪縺励◆縺九√°縺九°縺九°縺具シ滂シ�』
「クソ野郎!余計お腹空いちゃうだろ!馬鹿やろぉ!」
私はコイツらの言うことはだいたいわかる。
一般人やだいたいの霊媒師でも聞こえない。
もちろん、鈴木もそうだった。
「おなかが空いて力が出ない!朝ごはん食べればよかったぁ!!」
私が地面で転がっている時に
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?早く逃げなきゃ!?」
と鈴木は言った。
朝ごはんを食べていない私の霊力はいつもより低いため、近づいても除霊できないのだ。
こういう時は拘束してからぶっ叩くしかない。
「⦅言霊 『拘束』 鎖 悪霊を捕らえよ⦆‼︎」
指で言霊を表して実行する。
ガシャァァン
すると地面から鎖が現れて悪霊を捉える。
『��シ溘↑縺ォ縺鯉シ�シ�』
悪霊はようやく理解したようで喚く。
『繧ッ繧ス繝九Φ繧イ繝ウ�√け繧ス繝九Φ繧イ繝ウ險ア縺輔↑縺�シ√Θ繝ォ繧オ繝翫う繝ヲ繝ォ繧オ繝翫う繝ヲ繝ォ繧オ繝翫う繝ヲ繝ォ繧オ繝翫う...!』
私は悪霊のもとに歩み寄りながら
「うるせぇな、お前が人間を許さないが許すにしてもこっちの都合ってのがあるんだよ。」
「...やっぱ近づいても消えないか...」
と言いしゃがみ
「⦅言霊 『地獄門』 扉 この悪霊を地獄へ連れてゆけ⦆」
すると悪霊の前に扉が現れる。
扉が開くと赤黒い山、血の池など拷問する場所などがよく見える。
「オエ...」
鈴木は気持ち悪くて吐いてた。
『雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□雖後□繧ソ繧ケ繧ア繝�ち繧ケ繧ア繝�ち繧ケ繧ア繝�ち繧ケ繧ア繝�ち繧ケ繧ア繝�ち繧ケ繧ア繝�ち繧ケ繧ア繝�慍迯��繧、繝、縺�縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠縺ゅ≠』
悪霊は鎖をジャラジャラ言わせながら霊体を震わせる。
『オ母さン!繧ソ繧ケ繧ア繝�∴縺医∴縺医∴縺医∴縺医∴縺医∴縺茨シ�シ�』
悪霊は扉に吸い込まれた。
扉が閉じ、いつもの風景に戻る。
いつもの賑やかな教室に戻った。
「なんなんだよぉ...全然遅刻じゃないじゃんか...」




