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脇役令嬢 ベリー編1

こんにちは(^^)美甘です!

初めて連載です!お願いします。


「ベリー嬢」


声をかけられて私は振り向く。


「なんでしょう?」


私は振り向いた瞬間、言葉を失った。

あまりにも、綺麗な人だったから。


「失礼します。ルミナ公爵家のルドヴェールと申します」


目の前にいる彼は微笑み、優雅におじぎをする。

そして、私を見つめて微笑んだ。


「あなたが好きです。婚約してほしい」




ーーその脇役令嬢はまだ知らない。

これから婚約を迫られると言う事を。




♡♡♡♡♡♡




今夜は王家主催の舞踏会。

招待された令嬢や令息がパーティーを楽しんでいる。


「ごきげんよう、ベリー様。今日もお美しいですわね」

「ありがとうございます。リーディア様、今日のドレスも似合っていますね。綺麗です」

「まあ、ありがとう。実は今日のドレス、お気に入りのデザイナーに仕立てていただきましたの」

「そうなのですね。デザインがとても素敵です」


とは言っても、親しい人や家と関わりのある人に出会うたびに挨拶をしなければならないので大変だ。


私、レイツェルト・ベリーは、侯爵家で一番位の高いレイツェルト侯爵家の一人娘だ。

淡い桃色の瞳にベージュのロング髪というような見た目で、今は16歳。


一人娘だからか両親がものすごく過保護なんだけど。

そのせいで婚約者もいないんだ。

でも、年齢的にもそろそろ婚約者を見つけないとなんだよね……。


そう思っていた時にちょうど舞踏会が開かれたの。

今回、この舞踏会に参加している人は皆、年頃の令嬢や令息ばかりで、婚約者候補を探すには絶好のチャンス。


「ダンスお上手ですね」

「まあ、そうですか?ありがとうございます」


そう思って、何人かと一緒に踊ったけれど、あまりピンとくる人がいないんだよね……。


恋って難しいんだなあ。

まあ、恋がどんなものかも分かっていない私がそんなこと言えないけど……。


ちょっと踊り疲れたし、バルコニーに行って涼もう。

ちょうど誰もいなさそうだし。


そう思い、バルコニーに出た。


「綺麗」


バルコニーから見える王城の周りの庭園は美しいバラの花がたくさん咲いていた。


「ローズ様がバラの花、好きだからかな……?」


この国の王子・ルイ様の婚約者であるローズ様はバラの花が好きだと有名なんだ。

あと、噂ではルイ様がローズ様を溺愛しているらしいのだけれど、ローズ様は今のところ全く気づいていないみたいで……。


まあ、そんな恋の話はあまり信じていなかったのだけれど。

庭園がローズ様の好きなバラで埋め尽くされているってことは、やっぱり噂は本当なんだわ!


恋に憧れている私は目をキラキラさせた。


あの庭園で近い未来、ルイ王子がローズ様にプロポーズしたりして!?


「いいな。ロマンティック……」


そんな事してもらったら、嬉しすぎて、二回目の恋に落ちちゃうよ!たぶん!


ロマンス小説のような展開を想像してうっとりしていると、涼しい風に乗って甘い香りが流れてきた。


「ベリー嬢」


声をかけられて私は振り向く。

私を「様」ではなく「嬢」と呼ぶ事は私よりも位の高い身分の人なはず。

だから、できるだけ完璧な令嬢に見えるように微笑んで。


「なんでしょう?」


でも、私は振り向いた瞬間言葉を失った。

あまりにも、綺麗な人が私の前で微笑んだから。


「失礼します。ルミナ公爵家のルドヴェールと申します」


その瞳にとらえられ、私は彼から目をはずせなかった。


目の前にいる彼は優雅におじぎをする。

そして、言った。


「あなたが好きです。婚約してほしい」

「えっ……!?」


今、初めて会いましたよね?

ど、どういう事ー!?




♡♡♡



「どうして、シャルルじゃないのかしら?」


影から見ていた少女がつぶやいたその声は


「まあ、いいんだけど」


誰にも聞こえなかった。



ベリー編は5話完結です!

よろしくお願いします(ペコリ)

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