第9話 運命の日 前編
前回までの登場人物
越智 優仁
黒髪、短髪、筋肉質でやや痩せ気味で、眼の色はライトブラウン。基本的な性格は明るく真面目で人付き合いもいい。運動神経は良く地頭もいいが、真面目故に融通が利かず不器用な部分も多い。アユーユと同じハンターを目指して試験の最中に戦争に巻き込まれる。
アユーユ・アフート
交通事故で他界し、異世界に転生する。短髪赤髪で眼の色は翡翠色。筋肉質だが歳のせいか少し太ってきている。頭の回転が速く、分析力に長け、面倒見も良い。
若い時に大陸に脅威をもたらす厄災魔獣の1体である厄災双人オプペティ・プククを討伐した英雄のひとりで『真紅の竜騎士』と呼ばれている。現在は新人ハンターの教育係としてハンター協会に雇われている。
西部拠点襲撃の1年前…
「おーい、優獅くーん!お酒の追加買ってきたけどどこに置く〜?」
「ヒロ兄ありがとー!とりあえずクーラーボックスにぶっ込んどいてー」
俺の名前は羽咋優獅。整体師をやってる25歳独身(彼女あり)。
さっき話していたのは幼馴染で近所の理髪店を継いだ2歳上でお兄ちゃん的存在の和島英雄。英雄からヒーロー、そこからヒロ兄って皆呼んでる。
俺達は夏季休暇を使って久々に幼馴染でいつも遊んでたメンバーで集まり、海岸でバーベキューをしていた。
個々には時々会ってはいたけど、全員で集まるのは俺が大学を卒業して以来だから3年ぶりだった。
「やったー酒が来たー!ヒロ兄チューハイ1本ちょーだーい!優獅、焼きそばまだー?」
この騒がしい女子は同級生の青澤琴水。くりっくりの二重の眼に黒髪のショートボブ、身長は152センチ、服は大きめのTシャツにショートパンツと肌の露出が多め。胸のサイズはDカップ。同い年で小中高の半分は同じクラスになってた腐れ縁。likeかloveかわからないからとりあえず付き合ってみようと言われて、高1から高校卒業まで付き合ってた元カノ。最後はお互いに「loveじゃなくてlikeだったね」と円満に別れたので、その後は仲のいい幼馴染に戻ってる。この事は付き合い始めと終わりに皆にも2人で説明してあるから周知の事実だ。今はアパレルの仕事をしていて、副店長を任される期待のホープ(自称)らしい。
「まぁ落ち着け。麺を入れたらここでビールをかけましてっと!」
鉄板の熱で蒸発したビールの香りが食欲を誘う。
「おー!なんかちょーいい匂いなんだけど!でも焼きそばにビール入れて美味しいの?」
「このビールの麦が香ばしさをプラスして旨味になるんだよ。麺がほぐれてきたらソースをかけてよく混ぜて〜っはぁい!出来上がり!」
バーベキューのシメはやっぱり焼きそばに限る。肉の旨味と野菜の旨味がたっぷり染み込んだ油で作る焼きそばに、ビールの香りが更に香ばしく仕上げてくれる。ってか、説明させといてもういなくなってるしアイツ。
俺は皆の分を取り分けようとお皿を探していると、
「優獅くんはい、紙皿!」
「ありがと、唯愛」
この子は一水唯愛。ぱっちりとした眼にやや茶色味のある髪色でゆるふわツインテール。小さめの身長に白い肌、服装もゆるふわ系で可愛らしい感じ。1番歳下の20歳で皆の妹みたいな存在だ。お父さんがヒロ兄の理髪店の常連さんで、その繋がりでよく遊ぶようになった。両親が医師で、本人も医師志望で某有名医大に通っており、成績も常にトップで非常に優秀なお嬢様。何に対しても一生懸命に頑張る姿は素直に尊敬する。昔から可愛らしい感じだったけど、最近は女の子としてどんどん可愛くなってきている。
「優獅くん、明日もお仕事お休みだったよね?僕、明日の予定がなくなったから、明日も一緒に居たいんだけどダメかな?」
皆に聞こえないよう小声で話しかけてきた。
そうなんです。3ヶ月程前から付き合い始めたんです、私達。
この1、2年は気になる存在になってたけど、琴水との事もあったから中々踏み出せなかった。そんな時、久々に2人で会ったらやっぱり好きだなって、今度は間違いなくloveなんだって思ったから俺から告白した。そしたら、実は昔から俺のこと好きだったみたいで、俺達は付き合う事にした。
「いいよ。詳細は夜に話そうね」
「うん!やったぁ♪」
そう言って唯愛は盛り付けした焼きそばを皆に配りに行った。
可愛い。ヤバい可愛い。
まだ付き合って間もないから皆には黙っておこうとしたんたけど、琴水にだけはけじめの意味で伝えたら、ふとした時にうっかりバラしやがって皆にも知られてしまった。
その後は琴水がその場を取り仕切って根掘り葉掘り聞かれて色々話すハメになったけど、結果的に皆に祝って貰えたし後腐れない感じになれたから良かった。
「なんか潜ってたらタコいたんだが。これ食えるかな?」
ずぶ濡れのまま腕にタコがくっついた状態でやって来た大柄な男。こいつも俺の幼馴染の邑繁智平、通称ムラトモ。頭脳明晰、スポーツ万能で大手証券会社勤務のエリート街道まっしぐらなんだけど、ドがつく天然でよく皆を笑わせている。
「え、ってかその腕大丈夫なん?」
「えー!ムラトモヤバくない?ちょー面白いんだけど!」
そう言って琴水はスマホのカメラでパシャパシャ撮っている。
「あたしのナウスタに投稿しとくね〜。バズんないかな〜」
「ちょ!銅像権!銅像権!銅像権の侵害だ!」
「それを言うなら偶像権だろ?」
「はいそこ、天然に人工のボケを重ねない!」
こいつらと過ごすのはホント楽しい。歳をとってもこんな風に皆で笑っていたいなぁ〜。
そんな風に思っていた矢先に、今まで感じた事のない大きな揺れを感じた。初めは弱く、徐々に強くなった横揺れでバーベキューセットも倒れて、立っていられない位の大きな揺れ。
この日、大地震が俺達を襲った。
「皆しゃがんで!火元から離れて!」
ヒロ兄が叫ぶ。
「唯愛!」
「優獅くん!」
俺は唯愛の元へ行き肩を抱いて地に伏せる。
少しすると揺れが収まってきた。俺達はホッとして立ち上がると、
「あの規模の地震だと津波来るよ!急いで高台まで走って!」
ヒロ兄の声で皆ハッとして走り出す。貴重品は近くの1箇所にまとめて置いてあり、ちょうど進路上でもあったので最低限の荷物だけ走りながら手に取った。
走って海岸線の道路まで来た所で後ろを振り返ると、映像でしか見たことのないような大きな波が見えた。
それを見た瞬間、俺達はもう助からない事を悟った。
俺は唯愛を強く抱き締めた。
全てが波に飲まれていく…
もう死ぬのか…
激流の中、俺は意識を失った。
ポタッ
ポタッ
水滴が顔に当たる。
「冷たっ」
俺は水滴の冷たさで目を覚ました。
「洞窟?」
体を起こすとそこは洞窟の中のようだった。
俺達は大地震に遭って、その後の津波に飲み込まれたはずだ。俺はすぐに周りを見回して皆がいないかを探した。
すると、すぐ隣にはユアが仰向けで横になっていた。呼吸もしていて見た感じは大きな怪我はなさそうで安堵した。
ユアの奥にはコトミもヒロ兄もムラトモもいた。皆大きな怪我はなさそうで良かった。俺は皆を順番に起こした。
「ユーシくん、ここはどこなの?」
「わかんない。津波で流されて海岸のどこかにあったこの洞窟に流されたのかなぁ…」
「それにしては全然うちら濡れてないよね。怪我とかもなんもないなんて奇跡過ぎない?」
確かにその通りだ。津波に遭ったはずなのに俺達は濡れていないし怪我もない。普通そんな事あり得ないはずだ。
「まぁわからないことは考えても仕方ないから、とにかくまずは現状を整理しよう」
「ヒロ兄の言う通りだね。まずは皆の所持品を確認しよう」
「俺は海から出たばっかだったから海パン1枚なんだが…」
「タコはいないみたいだね、いれば食べれたのに。あたしはスマホだけだね〜」
「僕もスマホだけ」
「俺は時計とスマホとタバコとライターかな」
「じゃあちゃんとした荷物あるのは俺だけか。俺は逃げ道が奇跡的にちょうど荷物置き場のとこだったから自分のカバンだけさっと拾えたんだよね」
我ながらグッジョブだと思う。
「マジで!?ユーシすげぇな!中身は何入ってんの?」
「ん〜と、救急セットと、ハンドタオルとハンカチにティッシュ、清涼スプレーと日焼け止めとスポーツドリンク、それに手帳と筆記用具とスマホの携帯充電器に手持ちのスマホだね。救急セットはポーチの中に纏めてて、消毒液、絆創膏、持病の薬と頭痛薬、風邪薬、整腸剤と半分に切った湿布とネットだね」
「オカンか!あんたはオカンなのか!?なんでそんな準備いーのよ!あたしなんてカバンあっても化粧道具とお菓子しかないよ!」
「ちょっと女子力高めたくて」
「僕も見習わなきゃ!」
「ははっ、とりあえずユーシくんが使えそうなもの持ってて良かった。ところで皆スマホは使えそう?」
そういえば起きてからすぐ皆を起こしたから見てなかったな。確認すると使えはしたが圏外だった。
「もしかして皆圏外かな?」
ヒロ兄の問いかけに皆が頷く。
「まぁそうだよね、大地震の後だし電波塔とかも倒れてるかもね。それにあの大きさの地震だと救助に来るのも相当時間かかるんじゃないかな」
「すまん、ヒロ兄かユーシ上着貸してくんない?流石にこの状況で俺だけ海パン1枚でいるのは流石に恥ずかしい」
「え、ムラトモにそんな恥じらいあったの?」
「俺にだってそれくらいはありますとも!」
「ゴメン、あたしも知らなかったわ。あんたにそんな恥じらいがあったなんて…」
「皆の俺へのイメージどうなってるの?」
俺達は皆笑い出した。
「皆と一緒で良かった。僕1人だったら笑ったりなんて絶対できなかったよ」
「それは多分皆もそうだよ。皆といるからまだ大丈夫だって思えてる。ムラトモの上半身に感謝だな」
「もういいから早く上着よこせ!」
そう言って俺の上着を奪いにかかる。
「ムラトモくん俺の上着貸すよ。俺は貸しても上下あるから」
「ヒロ兄ありがと〜!さすが!やっぱユーシとは違うね〜」
「別に貸さないとは言ってなかったし〜!」
「はいはい、そこの芸人コンビ、もういい加減終わりにして進むよー」
「え〜コンビは嫌だなートリオがいー!あ!コトミがツッコミでトリオでどうでしょう?」
「いい加減にしろ!」
流石にふざけ過ぎてコトミからグーパンが来た。
気を取り直して、俺達はこれからどうするかを話し合った。
「本来はこういう遭難みたいな時ってあんまりその場を動かず救助を待つのが鉄則で、飲水や食料の確保が最優先なんだけど…」
コトミはガールスカウトをやってた事もあって、多少サバイバルの知識があるからこういう時は頼りになる。
「でも大地震の後だし、俺達は海岸で津波に飲まれてここにいるから、海岸の洞窟まで救助に来るのは正直可能性低いと思う」
被災した場合生存確率の高い場所から捜索されるだろうから、海岸で被災した俺達はそもそも生きてるだけで奇跡的なレベルだし、しかも洞窟内部なんて捜索されるかすら怪しいレベル。
「となると自力で洞窟出るしかないよな」
「長さも何もわからないから危険は危険だけど、慎重に進んでいくしかないと思う。ここは広さもあるからベースキャンプとして使って、少しずつ先を調査して出口を探すのがいいと思うんだけどどうかな?」
「あたしはユーシに賛成かな。とりあえず川っぽいのあるから水は確保できて布でろ過すれば多少は安全な水作れるし、ライターあるから燃やせるものさえあれば火も起こせるし」
「僕もそれがいいと思う」
「じゃあ多数決でもう決まりだな。聞いても俺も同じ意見だったけど」
「それじゃあ俺とムラトモで出口探してくるから、コトミとユアとヒロ兄は火を起こせそうな枝とかを近場で探しといて」
「待って!ムラトモくん泳いでて体力使ったと思うから僕が行くよ!」
「俺は全然大…」
ムラトモが話しかけたのをコトミが抑え込んで、
「ユアちゃんは少し歩きたいんだよね?ムラトモも疲れてるし、なにかあったらユーシが守ってあげんのよ!」
「もちろん!なら行こうか、ユア」
「うん!行ってきます!」
そうして俺達は出口を探して歩き出した。
「俺は全然大丈夫なのになんで止めたんだよ!」
「このおバカ!空気読みなさいよ!不安だから彼氏と一緒にいたいのよ!これだから彼女できないのよムラトモは!」
後ろでなんかゴチャついてるけどまぁ気にしない気にしない。
俺達のいた場所は結構広くなってて、端の方で湧き水が出ててそこから小さな川になっていた。戻るときも目印になるし、ひとまずその川に沿って歩いてみることにした。
川沿いに歩いていく途中でふと気になった事があった。
「色々起こって気にしてなかったけど、そういえば洞窟の中なのになんでこんなに明るいんだろうね」
「それ僕も思った!あの広い場所のときから壁を気にしてたら、なんか壁自体が光ってるみたいなんだよねー」
俺は改めて壁を見ると薄っすらと光ってる壁や、やや強めの光を出してる壁もあった。石や苔が光ってるんじゃなくて、土自体が光っているみたいだった。
「こんな壁テレビとかネットでも見たことないよな」
「僕も珍しいなぁ〜って思ってた」
更に川を下り続けると分かれ道があった。1つは真っすぐ進むようになってて、もう1つは来た方向に戻るような分かれ道。
「ここで道が1つになった感じするね。もしかすると出口近いのかな?」
「まだなんとも言えないなぁ〜。風が吹いてきたりすると外と繋がってる所が近いから出口が近くにあるかもしれないけど」
「どっちに進む?」
「じゃあ、じゃんけんで俺が勝ったら真っすぐ、ユアが勝ったら戻るような道の方ね」
「よ〜し負けないよ〜!」
ユアは腕を回したり伸びをして準備をしている。
「ふ、この俺に勝てるかな?」
「「じゃ〜ん、けん、ホイ!」」
じゃんけんは俺の勝ちだった。
「まだまだだね」
「悔し〜」
「俺が勝ったからご褒美のちゅーちょうだい!」
「仕方ないな〜」
俺達はイチャつきながら真っすぐ進んだ。本当はただイチャつきたいだけじゃなくて、こうしていないと不安が押し寄せてくるってことをお互いに何となく分かっていたからだ。
分かれ道から10分程歩くと少し風を感じ始めた。
「ユーシくん、風!」
「あぁ!俺も感じた!」
俺達は小走りで進むと少しカーブした先に出口の光が見えた。俺達はそのまま進んで行き、外に出ることができた。
「やったぁ〜出られたー!」
ユアは喜んで抱きついてきた。でも俺は外の景色を見て愕然とした。
「おかしい…俺達は海からの津波で流されたから海岸の近くに出るはずなんだよ」
ユアも改めてちゃんと景色を見て異変に気がついた。
「海どころかどっちかって言うと山に近いね…。それに近くに建物とかもないね…」
山にしては低いので小高い丘くらいか。辺りは荒野になっている。下の方には砂漠でいうオアシスみたいに湖があってその周りには木々があった。
でも人工物は近くに見当たらない。
「ユーシくん見て!遠くにうっすらだけど大きな壁みたいなのあるよ!」
俺はユアの指差す方をよく見ると、確かに薄っすら城壁のようなものが見える。それもかなりの範囲で囲まれていそうだった。
「このタイプの壁は日本っぽくないな。昔のヨーロッパとかにある城塞都市に似てる」
状況が飲み込めないな。津波で流されたはずなのに海でなく山に、そして日本にはない城塞都市。
そう考えていたら、物凄い風が吹いたと同時に何か大きいものが頭上を通過した。
それを見て俺達はまた愕然とした。
「……ドラゴン…だよね…今の」
「うん…僕にもそう見えた…」
ドラゴン…手が翼になってたから厳密には飛竜と呼ばれるワイバーンだ。俺は慌ててスマホで動画を撮った。拡大しても大分小さいけどなんとか撮れた。
「ユーシくん、今のドラゴン湖の方に降りたけど、よく見るともう1匹いるよ!」
湖の方を見ると似た形のワイバーンが横たわっている。
「もしかしたら卵を温めてるのかも」
俺はスマホの最大望遠で撮影してみると、ぎりぎりその様子がわかるかな位の写真が撮れた。
「とりあえず一旦戻ろうか」
「そうだね」
俺達はまた洞窟に入り、皆の所へ戻った。
なんなんだ…この場所は…。
俺達はまだこの時は知らなかった。
この先に待ち受ける出来事が俺達の運命を変える事を。
今回の登場人物
羽咋 優獅 愛称はユーシ
髪はダークブラウン、短髪よりやや長めで眼の色は黒。結構筋肉質。空手の元全国出場選手で運動も勉強もよくでき、大体のことは器用にこなす。スポーツの経験から体を整える大事さを学び、今は整体の仕事をしていて店でも人気の整体師。リーダーシップもありいつも輪の中心にいる。幼馴染と共に異世界に転移した。
一水 唯愛 ※愛称はユア
ユーシの幼馴染みであり彼女。ぱっちりとした眼にやや茶色味のある髪色でゆるふわツインテール。小さめの身長に白い肌、服装もゆるふわ系で可愛らしい感じ。幼馴染の中では1番歳下の20歳で、皆の妹みたいな存在。父がヒロ兄の理髪店の常連さんで、その繋がりでよく遊ぶようになった。両親が医師で、本人も医師志望で某有名医大に通っており、成績も常にトップで非常に優秀なお嬢様。何に対しても一生懸命に頑張る。優しくややおっとりしている性格から、どこへ行っても可愛がられる。
和島 英雄 ※愛称はヒロ兄
ユーシの幼馴染。控え目だが穏やかで頼りになる皆の優しいお兄ちゃん的存在。実家の理髪店を継いでいる。和やかな雰囲気のお店で、何もなくても地域の人がお茶しに集まる人気店。ユーシと共に異世界転移する。
邑繁 智平 ※愛称はムラトモ
ユーシの幼馴染で一緒に異世界に転移する。行動力があり基礎能力値も高く優秀で、体格にも恵まれスポーツ万能。目が細く目尻が下がっているのでいつも笑っているように見える。自信過剰でプライドが高いわりに天然。そして皆には隠しているが実は大のロボットオタク。
青澤 琴水 ※愛称はコトミ
ユーシの幼馴染。パーティーのムードメーカー兼トラブルメーカー。くりっくりの二重の眼に黒髪のショートボブ、身長は152センチ、服装は肌の露出が多め。胸のサイズはDカップ。同い年で小中高の半分は同じクラスになってた腐れ縁。 アパレルの仕事をしていて、副店長を任される期待のホープ(自称) 。陸上部出身でガールスカウトもやっていた。ユーシの元カノ。likeなのかloveなのかわからないからとりあえず付き合ってみた。高1から卒業まで付き合い、お互いにlikeだったと円満に別れている。仲間意識は強く、歳下には基本優しい。自分が優秀で大抵のことは出来てしまうので、できない人には厳しい一面もある。




