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異国の夜

作者: 翠泉
掲載日:2024/05/26


 むせかえるような暑い夜

 ちょっぴり泣いただけ

 むせかえるような暑い夜

 ネオンサインがぼやけて見える


 あなたは惑星のよう

 今日も忙しなく回って

 あなたは彗星のよう

 目を閉じるとぱっと消えた


 空を食うように立ち並ぶ

 そこいらのビルのように

 どこにでもあるような

 他愛ないありふれた話


 むせかえるような暑い夜

 賑やかで眠らないように思える街

 むせかえるような暑い夜

 あなたがいないと私はまるで駄目


 塀に腰掛けて

 雑踏をただ眺める

 耳に入ってくるのは

 聞きなれない異国語と虫の羽音


 一緒に行こうね

 そんな約束したのはどこだったかな

 汗をかききって温くなった

 瓶ビールを流し込む


 もう忘れられたと思っていた

 だけど全然大丈夫じゃないみたい

 あなたの声を思い出すように

 目を閉じてみるけれど


 真夜中に書いた手紙のように

 感傷的で恥ずかしくなるよ

 あなたが気まぐれでくれた香水

 忘れられるよう川に投げ捨ててしまおう


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― 新着の感想 ―
[良い点] 異国の、むせかえるような暑い夜。瞳にぼやけて見えるネオンサイン、空を食うように立ち並ぶビル、眠らない街。その風景の一つひとつが、詩からまぶたに浮かぶようです。 聞きなれない言葉と、虫の羽…
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