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維新のハナシ

この記事は維新の躍進についての記事だったと思われ


 うむ…

 維新の…っていうか、橋下さんのやりたい事って全体を語らないと伝わらないんだと思うのね。


 これはあたしの考えだけど。


 スリムな政府を作るには枠組みそのものを変えないといけない。

 スリムな政府ってのは結局、

 公務員や国会議員の数を減らして、

 決めなきゃならない事案の数そのものも、

 そしてそれらを吟味する時間も、

 許可を得なければならない機関も、

 なるべく削って行きましょう。


 って事だよね?


 今の中央集権の政府でははっきり言って無理。


 今現在地方で考えた事をわざわざ国会議員を通して、何とか省やら何とか庁やらにお伺いを立てなきゃならない。


 …そんなまどろっこしい事をしなきゃならないから、

 いつまで立っても地方は自立出来ない。

 古狸の国会議員が当選する理由が、ここら辺にあるんだと思う。

 こういう人はきっと、地元にお金を流すのが上手かったり、地元に大きな工事を呼ぶのが上手かったりするんじゃないのかな?


 だから、そういう人を当選させる。

 だから国会議員の方も、役人と癒着する。

 だから、役人も見返りを求めて、天下り先を要求しやすくなる。


 議員を決める観点がまずそもそも、

 間違ってるんじゃないのかな?


「自分とこの地域に恩恵をもたらしてくれる」


 これではただの部族間闘争と変わらない。


「自分達の代表を自分達の地域から選んで国会議員にする」


 言葉こそ近代的な響きがあるけど、実は極めて原始的なシステムなんじゃないかな?


 だって、中央に集まったモノを、如何に上手にぶん取って来られるか…


 それが選出の理由になってしまう。


 でも国会で行われる議論の数々は大半が、国益に関わる問題で、それは時に一地域の利害とは一致しない時がある。


 例えば。

 韓国とたくさん取引のある会社を抱える地域があったら、

 今もし、国交断絶なんかがあったら、その地域には大打撃だけど、日本の国土、ひいては国益の為に仕方ないって時もあるのでしょう。


 互いの利権を争うような構造のまま、国益に反する状態のまま、

 この国の突き進んでるんじゃなかろうか?


 だから、

「地方分権」って話になるんだよね、きっと。


 あるゲームで都市を作って兵隊揃えて、侵略して世界制覇を目指すのがある。

 最初は確かにあたしが監視してなきゃいけないんだ。

 周辺の敵が挙兵しないか、

 都市に足りないモノを確認しなきゃいけないし、

 都市と都市との道を引かなきゃいけない。

 インフラが整って、周辺も落ちついたら、後はCOMに任せる。


 中央集権って結局、

 これと同じ事なんじゃないのかな?

 最初は必要なんだと思うのね。

 巨視的に都市と都市を結ぶ為の大きな計画を元にした、インフラを整えて、街を整備する機関。


 でも、それが過ぎたら、

 後はもうはっきり言って、目が届かない。

 一つ一つの都市に何が足りないとか、何が余ってて、何をしなくちゃいけないのか、

 全部の都市にそんな事やってたら、時間食って仕方ないんだよね(。・ω・。)


 だから、大きな仕事が済んだら、

 憂いが無くなったら、

 あとは監視するだけで、放置。

 間違った事をやってたり、人手が足りなくなったら補充してやる位。


 今の日本は正直、

 隅々まで…とはいかないけど、

 大体、インフラは整ってるんじゃないのかな?

 国が見なきゃいけない様な仕事はもう既に殆ど無くて、

 国は基本的に外交をメインに、内政はほぼ監視するだけでいいんじゃなかろうか?

 国は有事の時の備えをしてやればいいんじゃないのかな?

 日本って国はその位、もう成熟期に入ってる。


 なのにいつまで経ってもバカみたいなぶん取り合戦をやめようとしないんだよね、既存の国会議員の実力者ってな人達は。


 橋下さんがやりたいのはまず、ここなんだろうね。


 まずは権限をできる限り地方に渡す。

 渡せば議員半減も不可能な数字では無くなるよね。

 地方が自分達の権限と税収で自分達の地域の事を迅速に決める。

 これは直接選挙に近くなるから、無能を選べば自分達に直接返ってくる。


 国会議員が地方の権限に口出しする余地が無くなるから、

 役人と国会議員の付き合いもあまり意味のあるものでは無くなるし、

 地方分権で中央にモノも工事もないなら、

 天下り先も少なくなるし、ぶん取り合戦も大きな利益を生まないから、激減するんじゃないのかな?


 と、いう指針の元に、橋下さんが発言してるのは理解出来るんだ。


 でもだがしかし。


 橋下さんの考えの中で一番あたしが嫌いなのは、

 全てに対して競争原理を持ち込もうとする所。


 同じ農村でも、いい水が湧くか湧かないか、

 土地は肥えてるか肥えてないか、

 色んな事情をそれぞれの地域は抱えてるだろうに、

 一律に「競争、競争」言うのは間違いだと思う。


 そもそも人口自体が少ない、

 居てもご老人が大半で競争したくても無理があるような地域もあるんじゃないのかな?


 その辺を救い上げる様な枠組みも一緒に作らなきゃ、自殺者増やすだけ。

 彼の案にはそういうほんのちょっと、弱い所に対する、思いやりみたいなモノが欠けてる所がある様に思うのね。


 あたしは彼の案には概ね賛成。

 でも、彼を支持はしない。

 どうせほっといてもそこそこ票は稼ぐだろうから、

 あたしはストッパーの方に回ろうと思う。

 勢いのあるものは一歩引いて見なきゃいけない。


 あと、この人の事で個人的な悪口になりますが。


 オタクなんて持ち上げてアキバ文化とか言ってるのがダメ。

 みたいな事を委員会言った事。


 伝統芸である文楽のシステムに何の勉強もせずに言いたい事だけ言った事。


 彼はMBSの頭の悪い女記者に「取材するなら勉強しろ!」ってブチ切れたのに…


 それはそれはそのまま自分にも言えるでしょう?と問いたい。


 文楽やアキバ文化をただ印象だけで偏見を持って発言する人である所、

 文化や芸術に対する感性や感覚が乏しい人であるという所は、


 はっきり言って人としてキライです(。・ω・。)

 考え方は今も概ね変わってないな。


 中央集権はもう日本には要らないと思うし不合理極まりないと思う。

別に維新が躍進しなくてもいいけど、一番自分の考えに近いのは維新だなぁ。


 ちなみに今も橋下さんは好きくない。

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