第3話
俺、桜、バルバートルさんは教室に向かうため廊下を歩いている。
バルバートルさんは俺たち同じクラスだった。
「護衛をうけるからにはあなた腕には自信があるのよね?」
とバルバートルさんが聞いてくる
「いや、ない」
俺はきっぱりと答える
「…最近どんな仕事をしたの?」
「最近ねぇ…」俺が思いだそうとしていると桜が
「今週はストーカー退治と家の掃除とお使い。先週は壁紙と障子の張り替え、子守にお使い。2週間前は野球部の助っ人、庭の雑草取りとお使い。1ヶ月前はお使い…」
「もういいわ…、ストーカー退治以外家の手伝いみたいなことしかしてないじゃない。
なんで毎週お使いしてんのよ、あなた小学生?」
「貴重な収入源なのに…」
お使いの収入は全体の収入の3割に相当する。お使いがなければ生きていけない、お使い万歳。
「はぁ、あなたで大丈夫なのかしら」
「なんくるないさぁ」
「なんくるないさぁ?」
そんなこんなで教室についた。1年7組ここが俺たちのクラス、今は1時間目が始まっているだろう。確か1時間目は俺たちの担任の数学だ。
カラカラ
「せんせ〜校長に言われて留学せ…」
ヒュン ヒュン
すべて言い終わる前にいきなりチョークが飛んできた。
「よっと」
俺はそれを難なくかわす。
「いたっ!」
しまった今日は後ろに人がいたんだった。振り返るとそこにはおでこに二つ白い点々がついた
バルバートルさんがいた。
「ちっ、はずしたか」
「先生今日は遅れるって兼一から聞いてますよね?」
「あぁ癖だ、お前を見るとどうしても投げたくなっちまうんだよ」
「その癖なおすように努力してください」
「無理だ」
と、先生はきっぱりと簡潔におっしゃった。
このいきなりチョークを投げてきた女性、この人が俺たちの担任神楽坂忍先生だ。美人だが性格が少しガサツだ。キレイよりもカッコイイと言われる方が多いと思う。
「留学生がいきなりチョークくらっちゃったじゃないですか」
「ん?留学生?」
「はじめまして…ユリア・バルバートルです…」
顔を引きつらせながらバルバートルさんが言った。
「あっ忘れてた校長が留学生が来るとか言ってたな」
「私のこと忘れてたんですか!?しかもチョークまであてるし!」
「わりぃわりぃ、すっかり忘れてた。あ〜でもチョークがあたったのは三条のせいだぞ」
「なんでですか?」
「お前がよけるからあたっちっまたんじゃねぇか」
「いや、120%あんたが悪いでしょ。俺のせいにしないでください。そういえばこの前も他のクラスの奴にもあててましたよね?」
「う〜し、留学生の紹介はじめるぞ〜」
「話し変えやがった」
「大変ねこんな先生が担任で…」
「悪い先生ではないんですよ」
「チョーク投げてこなければね」
「いつもなの?」
「遅刻したときとあの人の気分次第だね」
まぁ俺は主に遅刻のときに投げられる。自分で言うのもなんだが遅刻常習犯なのだ。(仕事が関係していることが多い)
「何してる、そんなとこにつったってないで早く教室入れ。留学生をみんなに紹介すっから」
神楽坂先生呼んでる。あんたの話をしてたんだよ。
「じゃ入りますか」
「えぇ」
これが神楽坂先生とバルバートルさんの出会いだった。
バルバートルさんが教室に入ったところで俺は彼女に
「ようこそ、我が1年7組へ」