第4話 盗賊討伐からのヒロイン登場
勇馬が感覚を研ぎ澄ますと、まわりに5人中央の馬車の近くに人が4人いることが分かった。勇馬は直感で、〔縮地〕瞬く間に4人の中に入り込み、三人の盗賊らしきもの達を倒した。(鑑定で盗賊とでているが、)そして、一人女の子がいて眠っていた。するとまわりの草花がゆれ、
「おい、おめいはなにもんだ。」
「俺達の獲物にてえだしてんじゃねえ。」
「そして、そいつを俺がグヒヒヒィ」
一応、鑑定を使ってみるが、
「お前らも、盗賊か。
ここで殺られるか、今すぐ逃げるかどちらがい
い。」
「はぁー、おめいから逃げる。この数相手に勝てるわけねえだろう。」
そおいって男が剣を振りかざす。勇馬はそれをそらして、左手で男の心臓に衝撃を放つ。
すると男は倒れ、
「まだ殺るか。」
すると、盗賊達は一斉に飛びかかってきた。勇馬は両手に炎と氷河を付与し、無造作に振るった。すると盗賊達は凍り漬けになり、それらは蒸発した。残ったのは勇馬と女の子一人。ためしに鑑定を使うと、
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名前 アイリス
種族 人族
HP28
MP46
力13
知力68
速さ23
体力57
魔力62
運5
スキル 火魔法Lv4
家事Lv6
障壁Lv2
パッシブスキル 運上昇(×3)
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「アイリスか、」
勇馬がふと右手を見ると死体が二つころがっていた。〔真相解明〕するとアイリスの親らしい。
勇馬はなにも言わず、死体を馬車の裏に隠し、アイリスが起きるのをまった。
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私はアイリス。近くのケド村出身で、今近くの大きな街にいくとこ。けど馬車がきゅうに止まった。外を見ると柄の悪そうな人達が馬車を囲んでる。私はとっさに隠れようとしたが、
「もう一人いたか。
こいつは、売り物になるな。」
外に引っ張り出された。すると私のほうへ向かおうとするお母さんが、
「ブシュン」
お母さん、生きてるよね。大丈夫だよね。お母さんはそれきり動かなくなった。
私はまわりが見えなくなって眠ってしまった。
最後にみたのが両手を輝かせる人と、盗賊達の悲鳴であった。
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「ん、起きたか。」
アイリスが目を覚ました。そして虚ろな目で、
「貴方は、誰ですか。」
「俺は、勇馬だ。旅をしている。」
「ユウマさん、、、」
虚ろな目がはっきりしてきた。
「君の名前は、」
「私、わたしはアイリスです。
ユウマさんは何故ここにいるんですか。」
「俺か、俺は旅をしていて通りかかったんだ。
そしたら誰かが盗賊達に襲われてて、助けたのがアイリスだ。」
「そういえば、お母さんは、」
「それはなぁ、」
「そうですか。」
「すまんな。」
「いえ、ユウマさんは悪くありません。
逆に見ず知らずの私を助けてくれたのです。
ありがとうございました。」
「べつにいいさ、それにしても今からお前はどうするんだ。」
「私、私は、、、、、、
ユウマさん、もしご迷惑でなかったら一緒に連れて行ってくださいますか。」
「俺はいいが、お前は家とかいいのか。」
「いいんです。お母さんも死んでしまったし。
私このままじゃ、奴隷におとされるかもしれま
せん。」
アイリスの言い分はもっともだ。よし、
「別にいいが、アイリスはそれでいいのか。
俺の旅は大変だぞ。」
「はい、大丈夫です。」
アイリスは元気いっぱい宣言した。
「まあ、いいか。
じゃあ、あらためてよろしく。アイリス」
「よろしくお願いします。ユウマさま。」
新しい仲間が増えまた目的地へ向かう。
次の日の朝、昨日近くにあった洞穴で眠った俺達は東向きに歩き出した。
「そういえばアイリス、アイリスたちはどこに行こうとしてたん
だ。」
「私たちは、近くの大きな街に行くっていってました。」
「ふーん。なら場所はそこかもしれないなぁ。
知り合いにこっちの方へいけば大きな町がある。ていわれて、
歩いているんだが、アイリスもそれでいいか。」
「はい」
元気いっぱい返事をして歩き始めた。
未だに主人公の昔話を考えています。
近いうちに出します。