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超越者 永遠の不幸・永遠の幸福  作者: すけ介
第三章 世界樹の国ウッドル
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第23話 世界樹 治療

会議が終わり俺は世界樹のもとへ向かう。

「世界樹、いくぞ」

俺が〔生物共感〕で世界樹に話しかけると、

《あいよ。》

世界樹はゆっくりとした声で答える。

「おぬし誰と話してるのじゃ」

長がそう言って聞いてきた。

「はあ、世界樹に決まってるだろうが」

長は目を丸くした。

俺は久しぶりに神化を使った。すると俺の体は一瞬輝き、輝きが収まると神々しい闘気を纏った。そして右手を世界樹の幹にあて、

「さあ、生き返れ」

「万生を司る八百万の神々よ。我の呼びかけに答え、この者に生を与えよ。我は個なり、者は集なり。我の呼びかけに応じ者に生を与えん。」

俺が詠唱をして、世界樹に魔法(神魔術?)を使うと世界樹の葉は見るからに生き生きと生き返った。

「さあ、これでいいか」

俺がそう言うと、

『ありがとうございます。』

そこにいたエルフ全員が跪き俺に礼を言った。

「まあ、いい。俺は自分の目的の為にしたまでだ」


そこからは早かった。世界樹の復活の祝いにとエルフ全員で宴会を開いた。そして、

「彼が世界樹様を救ってくれたユウマ殿だ」

そう言って長が俺をエルフ達に紹介した。

「ありがとうございます。」

「素敵ですぅ」

「ありかとおぉ」

エルフ達が一斉に礼を言う。俺は前にたつと、

「あぁ、お前達俺は世界樹を治したが、自分の為に治したまでだ。それでも感謝するのであれば好きなだけするがいい。」

会場は一瞬しーんとなって、大歓声となった。

宴会は順調に進み、

「では、今日はこれでお開きじゃ。皆の衆ではのぅ」

長がそう言い宴会を締めくくる。

----------------------

「ドッド爺、私お兄ちゃんについて行きたい」

「わしは、マリンのしたいようにすれば良いと思うんじゃ。マリンはどうしたいんじゃ」

「ついて行きたい」

「じゃあ行っておいで」

ドッド爺はいつものように答えてくれた。

「ありがとう、ドッド爺」

私はそう言って部屋を出た。


「お兄ちゃん、私お兄ちゃんについてって良い。」

私がお兄ちゃんに聞くと、

「俺はいいが、ユイはいいのか。」

お兄ちゃんはそう言って私に聞いてきた。

「いいよ、」

私はそう答え、お兄ちゃんに抱きついた。

「はあ、仕方ないなぁ」

お兄ちゃんはそう言って私の頭を撫でてくれました。

---------------------

「お兄ちゃんは、何で旅してるの」

「あぁ、自分の正体を知るためだ」

「正体?」

ユイは不思議そうに首をかしげた。

「ユイはまだ分からなくていいよ」

俺はそう言ってユイの頭を撫でる。〔真相解明〕俺は自分に使った。

---------------------

霧崎 勇馬 身長183センチ、体重61.9キロ

(■■■■)神により転生させられた地球人。

しかし、■■■■の転生した人間

であり高い戦闘センスを持つ。

---------------------

やはり■■■■のところは見えないか。俺の目的はこの黒塗りを解明すること。今はまだユイには言わないでおこう。






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