第1話 神との会話
序章を修正しました。
初心者なのでご了承下さい。
次の日の朝、勇馬は洞穴の中でめを覚ました。
昨日あれから雨が降ってきて慌てて近くの穴に入った。勇馬があたりを見回すと涼しい風とともに明るい光がさしている。
「俺はどうすればいいんだ。」
誰にともなく呟くと、
〔まず、おぬしは町へ行ってみるといいじゃろう。町は東の方にあるぞい〕
「うわぁ」
頭の中に声が聞こえた。
〔すまん、すまん驚かしてしまったのう。
わしが作った体じゃからあと数日は会話できるんじゃ〕
「えっそうなんですか。」
「じゃあ、この世界の常識を教えてください。」
〔よし、分かった〕
軽くまとめると、この世界はゼオギスという異世界で地球との行き来はできない。そしてこの世界は地球の数万倍の広さを誇る。全国共通の硬貨でやりとりがされている。
白銀貨 10000000円
金貨 100000円
銀貨 1000円
銅貨 100円
鉛貨 10円
となる。そして、
「わしが、無限空間に全ての硬貨10000枚ずついれておいたからのう。」
「え、無限空間てなんですか。」
「おぬし知らぬのか。
時空の理で作る空間のことじゃよ。試しにスキルを開いてみるといい。」
おぉできた。
「できました。」
「できたか、この世界には魔物もいるからのう。素材とかを入れるといい。」
「魔物?」
「あぁ、この世界には魔物という生き物が存在する。魔物は魔法なども使うから気を付けるとよいじゃろう。あと全属性魔法はどんな魔法も使えるが魔法を知らなければつかえぬぞ。」
「ありがとうございます。
しかし、何故神様は俺に良くしてくれるのです。」
「そうじゃなぁ。しいて言うならおぬしに興味をもったからじゃ。」
「興味?」
「あぁ、おぬしはほかの者と違ったからのう。」
「俺はそんな気はないのですが。ありがとうございます。」
「まぁ、わしが好きでやってることじゃからいいんじゃよ。」
「ありがとうございます。」
俺はそう言うと洞穴を出て東に歩き出した。
その日の夜、辺りも暗くなってきている。
しかし、俺は特に疲れないし、何故がかまわりもしっかり見える。
「きずいてないかもしれぬが、今のおぬしの聴覚や嗅覚、視覚は数万倍にまで高まっているぞ。それに、今のおぬしは第六感まて備わっているぞ。」
そっと耳を澄ますと、小鳥が
《ピピッピッ》
(貴方は誰ですか。)
「俺はただここから抜けようとしているだけだから大丈夫だよ」
小鳥は嬉しそうに鳴いて飛んでいった。
「おぬしいつの間にか〈生物共感〉なんていうスキルを得ているぞ。」
俺が自分を鑑定して見ると固有スキルの所に生物共感Lv1と出ていた。
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次の日の朝、俺は近くの木に鑑定を使っていた。
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ギス 縦長三角形の形で、葉が針状の形をして
います。
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これ絶対杉だよなぁ
「神様、これ絶対杉だよなぁ」
「んぅ、それは判断しにくいんじゃ。
この世界には、おぬしの世界と似たような生物や植物が多いからのう。だから判断しにくいんじゃ。」
「まあ、いいですよ。気になっただけですし。」
「すまぬのう」
俺は背伸びをして、また東に歩き始めた。
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日が昇り、少し暑くなってきたころ
「ギギャ」
声がした方を見ると緑の子供くらいの生物がいた。