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0話

人殺し、胸糞が多数発生。

苦手な方はお戻りを。

ですが血ブシャァァァァァは少なめ。

俺は1人グラウンドでぶっ倒れていた。


周りには何人くらいだ?数え切れないくらいの人。

そのほとんどが俺に向かって殺意、憎悪、侮蔑を向けていた。


「残念だったな月平、お前はもう終わりだ。」


大衆の代表気取りか。これだから自分に溺れてるやつは嫌いなんだ。自分こそが正義だと思ってる。


「ははっ、自称正義が何言ってやがる。正義が人を殺していいのか?」


そう俺が笑うと自称正義君は俺の予想通りに顔を真っ赤にして


「うるさい黙れ!今まで散々人を殺しておいて!お前が何を言おうと味方になってくれる人なんかここには1人もいないぞ!」


相変わらず煩い奴だ。まぁ、事実だからいいんだが。


「ああそうだ。」


「まだ何か言うつもりか!殺人鬼め!」


「ここにいる奴でまだ死にたくない奴は手を挙げろ。そいつだけは殺さないでおいてやるよ。」


「ハハハハハ何言ってるんだ月平!死にかけが何を言ってる!お前はここで俺に大人しく殺されることしか出来ないんだよ!ハハハハハ!」


と自称正義君が笑うと周りからも「あいつ何言ってんだ」「大人しく殺されとけよ」「立場が分かってない」などと蔑みの笑いが聞こえる。


「(…今、少しでも手を挙げた奴は空間対象から外せ。)」


『了解、マスター。』


俺は告げる。


「手を挙げなかった奴ら、その選択を後悔するんだな。」


俺からの最終通告だ。ありがたく受け取るんだな。


「ああ…そうか。お前には今まで何回も言ったが無駄だったな。死んだ後に後悔し、今まで殺した人に懺悔しろ。」


と言い、自称正義君は腕を上に上げどこからとなく幻想的に光る西洋剣を顕現させた。あれを振り下ろして首を断ち切るのだろう。


「お前だけは状況がわかるように残してやろう。」


「じゃあな、殺人鬼。」


と自称正義君が西洋剣を振り下ろす。


それを俺はゆっくりと眺めていた。

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