韻踏詩

『終わりの始まりを問い続けるだけ』

はじまりがあるならあるはず終わり

永遠に願った帳は降りて閉じ

言いたいこと言えるなら言い足りない

でも言いたくないし言ってほしくない

不揃いで始まった二人だから最後なら足並み揃い ここではい お終い

一体何が引き金？ 嫌いで終わるわけじゃない 二人の心の扉はもう閉まり

不通で苦痛の連続 決めた宣告 久方ぶりの納得 完全に皮肉 嫌だね まったく

失敗じゃない でも仕方ない後悔なんて毛頭無い 本当に無い

無理に笑い涙見せないで明日でお別れ

だからそれもまあたしかに大人の嗜み

誰かも言ってた別れもまた人生の味わい

交わり 確かに楽しいこともあった

諍い マジ怒り 時々はあった

思い出は重いね 共に過ごした思いはとうに一部になったでも美しくもあった

思い出しても悲しくなるだけ

共に価値見出した日々も日に日に

いい思い出になるはずだぜ

だから恥ずかしくても話したなくなる

でもそうしてたら手を離したくなるからならば何も言わずに別れるだけ

色々語り笑い学んだあれこれ 刻みつけ痛む心 ただ耐えて消えるまで

終わりの始まりを自分に問い続けるだけ