バレンタインデー
学校にいる男子はソワソワとしている一日。何しろバレンタイン当日なんだから。男の時の僕でも……中学生たけど、ソワソワしている男子がいた。……憐れみが湧いてたなー。僕はというと貰えるとは全くないと分かってた。
「それで袖中くん、その土下座ポーズは?」
その憐れにあたる男子が僕たちの前に一名。その隣にシノくんがいるけど………シノくんに至っては普通だよ。
「今までにチョコを貰ってないから……」
すべて分かる言葉ありがとう。貰えなかっただね…その上の行動プライドがないだ。ある意味男らしい。
「咲にぃ、毎年あげてるじゃないッスか」
「妹なんぞバレンタインのチョコに入るか!」
「ヒドイッス」
言い切った!清々しいほど言い切った!
「全員注目!」
緊張気味の由々が叫んだ。どん!と言いそうなほど紙袋を机に置いた。
「ここにチョコが入ってるわ!各自チョコを取る事!」
ん~?由々、緊張してる…なんで緊張してるのかな?もしかして由々、男子にあげるのは初めてなのかな。 それなら仕方ないよね。
「風香、由々ってチョコあげるのは初めて?」
「う~ん、初めてと言ったらそうなんだけど………この鈍感だね」
なっ!?この僕が鈍感だと!色々な本を読んで人の心を予測するなんて余裕の僕を鈍感!
「ねぇ、袖中………分かってるよね」
そう言って教室から出ていく。
先生、由々がヤンデレ化してます~!?
「なぁ、サッキーに河瀬…生きて帰ったら真っ白い犬を飼うねん。男にはいかなければいけない時があるねん!」
袖中くん……君の勇姿は決して忘れない……忘れたいけど!だから、安心して逝って。
「袖中、男の無駄だろ」
由々の後に行く袖中くん……ちゃっかり由々のチョコを取ってから行ってる
そうだ、僕もシノくんにチョコを渡さないと。袖中くんなら後でも渡せるもんね。
「シノくんにチョコレート」
「ん?あぁ、ありがとう。義理でも嬉しいよ」
「義理でもないだけ…だからと言って本命と言う訳でもないだけど………そのお世話になったお礼」
うん、これは純粋なお礼の心だよ!だからシノくんが好きとそうゆうのは関係ないよ!
次回予告
袖中「な…なん……とか…生き…残っ、た」
柚葉「咲にぃ、傷は浅いッス!」
袖中「ゆ…柚葉……俺が死んだら」
柚葉「咲にぃしゃべったらダメッス」
袖中「次回予告頼んだ…………ガクッ」
柚葉「咲にぃーーー!次回予告『クラス替え』。仇は取るッスから!」




