目覚めのよい朝
シノくんの家で一夜明けた朝。
心地良い眠りから目を覚めた。目が覚めて普段見る部屋の景色じゃない。いつも見る本棚が見えない。というか僕の部屋じゃない。そうだ、シノくんの部屋だ。という事は………………。
横を向くとスヤスヤと眠るシノくんの横顔。
「よし、変な事なる前に起きよう」
ベットから降りた。借りてたシャツがシワが出来ちゃてる。今考えると……本当に今考えると相当恥ずかしい事してたな。
私服に着替えてキッチンに向かった。
泊めてもらったから、お礼として朝ご飯を作ろうと思う。朝をちゃんと食べないと力出ない!お母さん力説。
「フンフ~ンフフン♪………あまりない」
冷蔵庫を開けて材料を確認したけど、シノくんと千鶴さんの食生活が危ぶれる…定期的に買い物してるのかな?まぁ、何もないよりマシか。
エプソン借りてそれじゃあ始めようか。
「おはよう。シノ珍しいね、朝早く…ハル?」
「千鶴さん、おはようございます」
「あれ~、まだ夢見てる?」
「ちゃんと現実ですよ。朝ごはんもうすぐ出来ますから座ってください」
若干寝惚けてる感があるけど、いずれ目が覚めるよね。
油を敷いたフライパンで焼いた食パンをお皿に盛り付けて、食卓に持っていく。そしてサラダ類も持っていく。
「久し振りの朝ごはんだー」
一体どんな食生活なんですか!? 家事とかしてますか?
「おはようー」
どうやらシノくんも起きてきたようだ。
「久し振りの朝ごはんだな」
本当どうゆう生活!?
僕の動揺をよそに朝ごはんを食べるシノくんと千鶴さん。
「ハル、シノの嫁に来て」
「嫁って……僕16歳ですよ」
「母さん、頼むからハルに迷惑掛けないでくれ」
「これだけ家事万能が出来る子なんて貴重よ!」
そうなんのかな?これくらい当たり前じゃない?お母さんからミッチリ叩き込まれたからね。うん、もう家では朝ごはんの担当は僕になった。たまにお昼も作ってる。
「もうちょい味付けちゃんとすればよかったかな?」
「これでも美味しいのにまだ求めるか」
シノくん、これなら当たり前じゃない。ならもっと美味しい方がいいじゃない。みんなに食べて欲しいね。それに料理は楽しい。
「仕事の時間だから先行くね」
「「いってらっしゃい」」
人通り家事を済ましてから、家に帰った。帰る途中でレモンも買っておいた。これから帰った時の惨状を予想しながら。
次回予告
由々「たまにハルの女子力が高いの見るとヘコむわね」
柚葉「比べる事自体勝負にならないッスよ」
由々「そうね。でもせめて勝てるのが欲しいわ」
柚葉「そうッスね。胸なら勝てるッスよ」
由々「それだけ………なの。次回予告『大掃除!』」
柚葉「その場合は家事以外を探さないといけないッスね」
由々「大変わね」




