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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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美味しい?

約束通り手ぶらで来てくれたシノくん……ついでに袖中くんも。


「それで手ぶらで来たけど……」

「はい、これシノくんに」


僕が差し出したのは朝から作ったお弁当。 お母さんからのお墨付きだから、出来てると思うだけど。


「このお弁当はおばさんからか?」

「ううん、全部僕の手作りだよ」

「ハ…ハルなのか」


あれ、嬉しくなかった?シノくんはパンの方がよかったかな……余計な事したかな?


「もしかして余計なお世話だった?」

「いや……そうじゃなくて……その以外だったから料理が出来るのが」

「信じてなかったんだ。これでもお母さんから料理を教わったんだよ!」

「そうなんだ」


それ位信じてもいいのに。僕って信用ない?


「ごめん!まさかお弁当を作ってくれるとは思わなかった!」

「えっ、そう?」


そう言われるとうれしいな。頑張って作ったかいがあったな。

シノくんにお弁当を渡して開いて貰いった。するとそれを見ていた由々たちがのぞき込み、驚きの声をあげていた。


「わぁ~、美味しそうだよ!」

「あら、ハルって料理できたのね」

「美味しそうに見えるわ!」


うん、みんな失礼な事を言うね!僕だって料理だって出来るよ!お母さんからみっちり教わったんだよ!

それはそうとシノくんは備え付けたお箸でおかずを掴んで口に入れてた。僕には不安だった。いくら上手に出来てもシノくんの好みであるかどうか不安だったから。


「ど……どうかな?」

「うん、美味しい」

「よかった~」


そう言ってもらえるよ、本当によかった。しかも美味しいって言われて嬉しいな。


「私も一口貰おうかしら」


横から由々の箸がのびて卵焼きを取り食べた。


「本当に美味しい」

「その卵焼きは自信作なんだよ」

「そうなの。そう言えば、そのお弁当に冷凍食品系が一個もないわね」

「あぁ、お母さんが嫌いだから我が家では使わないだ」


そこもお弁当を作るとして誇らしい所でもあるんだよね。冷凍食品も簡単だけど栄養面や健康からすると使いたくない。


「ハルならよい母親になれるな」

「は…母親!?」


でも悪い気はしないよ。嬉しいだけど、僕だって男だから…でも今は女の子だし。……………うん、何も考えるのはよそ。


次回予告

柚葉「お弁当ッスか~」

袖中「柚葉も作れるだったな」

柚葉「そうッスよ。でも一人分だと作る気が起きないッス」

袖中「その気持ちはわからない事もないで」

柚葉「でも、お弁当作りは楽しいッスけどね」

袖中「俺には分からない世界やな。次回予告『文化祭準備』。もうそこまで来たのか」

柚葉「経つのが早いッスね」

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