気まずい…気まずい
シノくんが出してきた折り畳み式の机で向かい合って座っている。
あの一件以降シノくんとは目を合わせられないよ!シノくんも目線を逸らしているし。まぁ、淹れてもらったコーヒーを一口……あっ美味しい。
そりゃ、僕だって気まずい上に悪い事をしたなとは思ってるよ。
あれこれ10分も経過した。。とにかくこの沈黙を打破しないと。
「なぁ、ハル…?」
僕より先に打破したのはシノくんだった。出遅れたかな。
「な…なにかな?」
「あの本は俺のモノじゃないから…袖中のだからな」
「うん、わかってるよ」
「その察したような顔で言わないでくれ…心抉れる」
え~、だって説得力がない。 でもシノくんだって男の子だからしょうがないよね。
「だって男の子だもんね」
「ガバッ!?」
まるで吐血したかのように声をあげて机に倒れるシノくん。なんかトドメを刺したっぽい。
ツンツンと触ったけど反応がない。
「反応がない。まるで屍のようだ」
「まだ死んでない!」
「死因は恥死。いい人でした」
「その死因はやめてれ」
そう?中々見れないと思うけどね。
「まぁ、いいけど…シノくんはやっぱり巨乳派なのかな?」
「巨乳より足かな」
「へぇ~、好み的には誰の?」
「そうだな、ハルかな……って何言わしてるだよ!?」
シノくんが口を滑らしたで性癖暴露されたよ。まさかの足フェチなんて。
うっかりもらしたのは自業自得として……最後ら辺に僕の足が好みとか言ったね。
うん、そう言われると意識しちゃうんだな。足を少しでも隠そうとスカートを引っ張ったりした。
「そこで意識されたら、俺も恥ずかしいんだが」
「うん、僕も恥ずかしい」
再び沈黙が支配した。全くこの空気を作ったのは誰のせいなんだよねー……って僕自身か。
「よし、ハル!二人とも何も見てない上に何も聞いてない。それでいいか?」
「そうだね……それがいいかもね」
そう、この気まずい空間から脱却するにはいいよね。
シノくんが足フェチになんてね~。僕の足は太いと言うより細いかな。余計な肉がついてない分スラッとしてる自信はあるね。
「なぁ、ハルまた余計な事考えてないか?」
最近周りが妙に勘が冴えて来てる件について。
この後はシノくんに傘を貸して帰宅した。
次回予告
シノ「まさかハルに性癖が……」
作者「男なら誰だってあるさ」
シノ「作者はあるのか?」
作者「マニアックなのもないし、普通だな。強いて言うなら性欲もなし!」
シノ「同じ男としてどうなんだ?」
作者「どうなんだろうな。次回予告『お昼は手作り』」
シノ「作者は料理出来るのか?」
作者「物体Xかな」
シノ「食えるのか」




