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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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雨…イベント

柚葉に呼び出された放課後朝はカラと晴れていたのに……今はどしゃ降り状態。傘持って来てないよ。

こんな時に限って由々、風香、柚葉も用事かあっていないし。

こうなるなら、常日頃折り畳み傘でも用意してたらよかった。


「あれ、ハル傘をもって来てないのか?」

「あっ、シノくん……」


丁度よかった。シノくんなら傘を持って来てくれてると思うから入れてもらう。

そう思ってたけど、シノくんを目にしたら鞄以外荷物がない。


「シノくんも傘ないんだね」

「今日は大丈夫だろうと思ったんだがな。この有り様だ」


お手上げをして傘を持って持ってないアピールをしているのが、少し愉快だった。でも、意外かな…ってきり傘は置いてると思ってた。


「そうハルも傘がないんだな」


僕も人の事言えなかったな。


「ここに居ても仕方ないし…走る?」

「お前の家の距離だと濡れるだろが」


確かに家までの距離を考えてたら、かなり濡れるだろうね。あ~明日も学校だから、制服乾燥機に掛けないといけないな。


「ハル、俺の事信じられるか?」

「信じれるけど、急にどうしたの?」

「いや俺の住んでいる所が近いから、あまり濡れない上に傘も貸せるから」


あ~なるほど。うん?ちょっと待って、それってシノくんの家にお邪魔する訳!じゃあ、じゃあシノくんの両親に会うの!?茶菓子でも用意した方がいいかな!?


「シシ、シノくん僕茶菓子でも用意してたらよかった!?」

「何考えているか分からないけど、大体検討はつくから帰って来い」

「その場合は…ふつつかものとか言った方がいいよね」

「それは嫁入りの挨拶だろ!?」


よよ…お嫁!? じゃあ、僕が坂雪ハルとなるの!?早いよ、まだ付き合ってもないんだし…結婚したら坂雪ハルとなるんだね…でも悪くないかも。


「空回りし過ぎだ!」

「きゃん!」


うぅ、シノくんにチョップされた。痛くはないんだけど、チョップされた所を擦った。


「毎度毎度、その空回りと言うか考え過ぎはどうにか出来ないのか?」

「好きでやってる訳じゃないのに」

「故意でしてたら、旋毛を押すぞ」


ひぃ!思わず旋毛を手で覆って後ずさった。あれってモノ凄く痛い。 前に由々にされた時痛くて半泣きしたよ。その後は風香にその姿が可愛いと言って抱きつかれた。抜け出すのが大変だったな~。


「で、どうする?」

「どうするって?」

「家に来るか?」


僕の下した決断は……。

次回予告

ハル「空回りとかひどい」

風香「ハルやんはよくしてるよ~」

ハル「風香までひどいや」

風香「真実とは残酷だよね」

ハル「風香が難しい言葉を!」

風香「それバカにしてるよね!ハルやんの薄情者~」

ハル「薄情とは失礼な。次回予告『家と言えばね』」

風香「お腹空いたな」

ハル「マイペースだね」

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