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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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大事な事

デートから翌日お昼に僕は屋上へと呼び出されていた。呼び出した人は…言わずとも一人しかいないよね。

答えは柚葉です。


「え~っと、呼ばれている理由はなんとなく想像はつくだけど」

「なんで、デートの行き先を決めれないッスか!?映画を薦めても流行ってるのすら知らないとかないッスよ!」

「えっ、そっち!?」

「違った…デートの尾行の筈が一緒にデートしてるんッスか!」


本当はそっちだよね!いや、まぁ流行りとかは疎いは認める。


「なんと言うか流れかな……?」

「流れであんな熟年の夫婦な空気出ないッスよ!」


熟年…夫婦なんて……そんな風に見えてたんだ。


「嫌みッスか!?一人身の私への嫌みッスか!」


柚葉~本音漏れてるよ…盛大に。


「嫌みッスか!」

「なんで二回言ったの!?」

「大事な事なんで……ッス」


なんだろう、確か何かのネタであったような。なんだっけな~。まぁいいかな。


「それにプレゼントもしっかり貰ってるッスよね!」


シノくんから貰った雪の結晶の髪留めをなぜた。僕の大切な宝モノだよ。


「怒るッスよ!えぇ、えぇお幸せにッスよ」


お…お幸せって別に付き合ってる訳じゃないし。そりゃ、シノくんは人がいいし気が効く上に顔も整ってる。カッコいいしね!


「乙女顔になってるッス!」


なっ、乙女って失礼な。これでも男だよ……こ。こ…最近自覚薄くなってるような。

いや、薄くなってる。


「柚葉もいい人見つけたら?」

「宣戦布告ッスね!」


ゆゆゆ柚葉、お胸をもにゅもにゅしないで!ある程度したらもにゅもにゅしていて手が止まったと思ったら離した。


「ち…小さいッス」

「余計なお世話だよ!」


腕を交差さして隠そうとした。人が気にしてる事を!無いよりある方がいいから。うん、その手の本は一切読まなかったけど……男って大きい方がいいのかな。僕だっていずれBからEになるんだ!


「無理ッスよ」

「読むな!」

「無理ッスよ。大事な事で二回言ったッス」

「……」


柚葉が辛辣だよ…辛辣じゃなくてトドメか。


「それはそうと話しを戻すッス。なんで一緒にデートしてるッスか!」


誤魔化すつもりはなかっただけどね。結果的には誤魔化してたみたい。

この後お昼休みが終わるまで続いた。

うん、次回から気安く請け負うのはやめよう。

次回予告

ハル「貧乳がなんだい!」

由々「まぁ、大きいのも大変なのよ」

ハル「フフフ、女は胸じゃないだよ!」

由々「貧乳は希少価値よ」

ハル「このネタ二回目だよ。次回予告『雨…イベント』。何かあったっけ?」

由々「まぁ、予想はつくけどね」

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