表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
55/241

結局こうなる

図書館から帰る時にシノくんと柚葉に会って、由々と袖中くんのデートを追跡する事になった。それからシノくんと二人でいると由々に見つかって、由々に頼まれて由々と袖中くんと一緒にシノくんとデートする事になった……。それでショッピングモールになった訳だけど……何この気まずさ。

四人だけどデートと言う訳で僕とシノくん、由々と袖中くんのペアになってる……会話がない!お互いに変に意識してどんな話題を切り出したらいいのか分からない。

あと後ろから由々のプレッシャーが感じる。たぶん何か話してだと思う。


「「あの…その……そちらからどうぞ」」


わぉー…綺麗にハモったな。


「ハルからどうぞ」

「あーうん。ショッピングモールに着いたらどうしようか?」

「それは考えてなかったな。まさかデートする事になるとは考えてなかったしな」


僕だってそうだし……家に帰ったら本読もうとしていたし。それ で由々と袖中くんを追いかける柚葉とやり巻き込まれたシノくんと会うとはちっとも思ってなかった。


「なら定番な所を回るか?」

「定番?」

「服とか小物を見るとかな」

「服はある程度あるし、小物も必要ないかな」

「ハルの興味あるモノと言ったら本か」

「さっき図書館から行って来た帰りなんだよね」

「なら行く所あるか?」


なくはないかな………あれ?ことごとくデート先を潰してるね…僕が。女の子なら服にも小物にも興味あるもんね。 って僕は男だ!


「なら、今してる絵画展があるが」

「それはさすがにないと思うよ」

「だよな…」


うーんどこに行けばいいんだろうね。 考えていると携帯から 着信のバイブが……柚葉からだ。

え~何…映画とか……映画ね。悪くないチョイスだね。

こっそりとシノくんに見せて頷く。これなら行けるかも知れない。


「あっ、なぁハル。面白いのしてるか?」

「映画とか知らないよ……」


テレビとか見ないから映画とか知らないし、でもニュースなら軽く見るかな。 雑誌も本関係の雑誌しか見ない。


「シノくんは映画とか詳しいの?」

「いや、滅多に見に行かないな……」


詰んでない?


「由々、どうしょう!?何したらいいか分からない!」

「うん、頼んだのは私だけど……少しは流行を調べなさい!」

「さすがの俺もないわ思うで」


デート初心者の二人に言われるなんて……言い返せない。


「私が調べるから行くわよ!」


結局こうなるんだね。

こうなるなら、断ればよかったかな?でも、シノくんと一緒にいれるのはうれしいな……いや、デートじゃないよ。

次回予告

シノ「まぁ、こうなるのは薄々予感はしてたな」

袖中「せやろな……俺もデート初めてやけど、これはないで」

シノ「少しは流行ってるのを見てみるかな」

袖中「そりゃいいで、デートの勉強や」

シノ「誰がハルと!?」

袖中「河瀬とは言ってないで…次回予告『僕はデート初心者』」

シノ「俺もそうなんだが」

袖中「俺もやで」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ