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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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デート……後を追う

由々行けつけのケーキバイキングで座る僕と正面にいるシノくん。周りはカップルや女子で楽しそうにケーキを食べている。

なんでこんな事になってるのかな?

さかのぼる事数十分。

僕はお母さんが働く図書館(アルバイトだった)から、前々から読みたかった本を持ってルンルンと帰っていた。早く帰って愛しの本読もうと思ってるとシノくんの姿が見えた。時間もあるし、声を掛けよう。


「こんにちは、シノくん」

「うぉ!?…ハルか……」

「ハルッスか……」

「あれ?柚葉もいたんだ…気が付かなかった」


シノくんの隣に柚葉もいた。気が付かなかったのも無理はないよね。今日の柚葉はお洒落をしていた。いつもなら機能性重視の服装だってから。

でも、シノくんと柚葉が一緒…その上柚葉はお洒落な服……もしかしてデート?


「ねぇ、デートしてるの?」


ズキンズキンと胸が痛い。


「デートじゃないッスよ」

「ででも、柚葉の服装……」

「あぁ、これッスか……ある意味での変装ッス。第一にシノくにぃとデートありえないッスよ。男だと思ってないッスから」

「それもそうかな……」

「いいんだけどな、男としてプライドが……」


項垂れるシノくんには悪いけど、僕は安心したよ……。いや、シノくんが誰と付き合うのは自由だよ。


「じゃあ、なんで?」

「あそこを見ろ」


シノくんが指さす方がを見ると由々がいた…そして隣にいるのは袖中くん……?

再びシノくんを見てら頷いた。やっぱり袖中くんなんだね。見ていてもお互い服装に気合いが入ってるな。それから察するに面倒事だね。

あっ、お店に入った……ケーキバイキングのね。


「ところで柚葉?」

「どうかしたッスか?」

「なんで僕の肩をしっかり握ってるのかな?」

「そりゃ、逃がさない為ッスよ……正直これから入る店が辛いッスよ!」

「僕だって嫌だよ!」


そうして押し問答で負けて、シノくんと二人で店に入った。

案内された席に座り、先に入ってるだろう由々と袖中くんを探した。


「あ~その…なんだ、すまない」

「もういいよ。本なら帰ってからでも読めるし、それ今楽しまなきゃ損だよ」

「それでいいか…」


由々たちを観察しつつ、ケーキを味わった。男の時だと甘いのは苦手だったけど、女の子になってからは美味しい。パクパクと食べる僕を眺めるシノくんの視線が気になった。


「シノくんは食べないの?」

「俺は甘いのは苦手なんだ。和菓子とかなら平気なんだな」


和菓子がいいって、まるで おじいちゃんみたい。

会話をしていて目的をすっかり忘れていた。


「あら、ハルたちじゃない?」


目標に声を掛けられるまでは………。

次回予告

柚葉「ハルたちは目的忘れてるッス!」

作者「それは仕方ないじゃない。だってコメディーなんだから!」

柚葉「忘れてたッス!」

作者「それより自分の良い人探せば?」

柚葉「咲にぃ、さえいれば」

作者「ブラコンだね~。次回予告『ダブルデート』」

柚葉「もはや、これほどとは」

作者「自分自身ないなとは思ってる」


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