諦め、それは楽な事
ブックマークが九件となっていたので、歓喜感激の極みです!
このままファンとなる人を増やしいて行きたいと思います。
某ショッピングモールで買い物に出掛けた僕とお母さん(もう慣れた)。買い物行く時に、お母さんが出して来たのは、白いワンピースとグラディエーターサンダル(だと思う)と白い下着一式……なんであるのか聞いたら、目を逸らされた。
まぁ、それを着て右目にガーゼタイプの眼帯をして出掛ける事になった。着るまでに一悶着があったのは、当然だと思う。
この時に身長も測ってみたら…155cmだった。10cmも縮んだ…シクシク。
「可愛くなったハルちゃんの今後の為にもお洋服をたくさん買いましょうね〜」
「ソウダネ……」
疲れ気味のカタコトで返事をする。精神的に疲れたさぁね。もう疲れたよ…パトラッシュ…。
軽くボケる程度には回復した。
ショッピングモール中を歩いてても、感じてしまう視線。男の時に視線なんて感じなかったけど、女になってからはっきり分かるようになって来た。気持ち悪い……、女ってこうゆう視線の中を平然としてるなんて凄いな〜。
「お母さん、なんでみんなしてジロジロと僕を見てるかな?」
「フフフ、それはハルちゃんが可愛いからですよ〜。こんな可愛い子がいるのに見ないなんて、一切ないんですよ〜」
「それはないと思うよ。ところでどこに行くの?」
「それは着いてからのお楽しみですよ〜」
微笑むお母さんだが、僕には嫌な予感しかしない。第六感なのか警報がガンガン鳴っている。今すぐダッシュで逃げ出したい。
でも逃げ出したら、どうなるかわかってますね〜と言う威圧感で、蛇に睨まれたカエルの気分だ。
シブシブ(怖くて)着いて行く先は女性用下着店。おかしい訳ではないよ。僕も現在女の子だからこいゆうのも着ける事になるのはわかっているよ。でもね、ここで素直に従うと男としての尊厳が崩壊してしまう!今はお母さんが用意したのを着けてるけどね!無理やりという点ではまだセーフだよ!
「今更、男の尊厳もあったモノじゃないですか〜」
「ハッキリ言わないで!」
「それでは一名様ごお案内ですよ〜」
必死の抵抗を心をみるが、それも虚しくお母さんに連れられる事になった。なんて事だ…力も落ちていた!
試着室に連れて行かれ中に入れられた。
「店員さん〜、この子のサイズを測って合わせた下着をお願いします〜」
「はい!わかりました、喜んでさせて貰います!」
何、この店員さんなんでヤル気満々!?ヤル気あるのはいいけど、ここではと言うより僕には出して欲しくはないよ!
なんか目がギラギラして恐怖が倍増される!嫌だ、怖すぎる!
「さぁさぁ、サイズを測らせて貰いますので上着を脱がしますね!……ジュルリ」
何、最後のジュルリは!?この人百合属性でもあるのか!
お代官様よろしくのあれーと言う間に脱がされて、下着を一枚となった。
物凄く恥ずかしい!見られてるのが、恥ずかしい過ぎる!見られて喜ぶ性癖が無いのは喜ぶ所だろうか?
パニック状態でメジャーで胸のサイズを測られた。
「お客様のサイズはBでございますね。それではお客様にお似合いする下着をお持ち致しますので、お待ち下さい」
……はい、もう好きにして下さい。
意気消沈の状態で下着の着せ替え人形となった。その時に何故か、お母さんも混じっていたのは、気のせいだと思いたい。
次回予告
ハル「うぅ、恥ずかしいよ」
母「これよりもっと恥ずかしくなる事もありますよ〜」
ハル「これよりもっとあるの!?」
母「拗ねましたね〜。次回予告『出会いとはベタ』。あらあら、誰と出会うのですかね〜?」