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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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夏休み5

今回は坂雪シノ視線で書きました。



また感想や間違いあればよろしくお願いします。

シュノーケルを落としてハルが走って逃げて行き、取り残された俺は唖然としていた。

えぇと…この場合どうすればいい?


「おい、シノ…ハルに何をしたんだ?」

「いや、伯母さん…別に何もして…な…い」


いや、キスをしようとしたな…ハルの頬に手を沿えて静かに。どう考えてもおかしいだろ!

雰囲気に飲まれた訳ではないと……言い難い…ちょっと…半分飲まれていたよ!


「坂雪くん、ハルに何をしたのか言いなさい!今なら…骨一本」

「篠原、キャラ変わり過ぎだろ!?しかも骨!?」

「以外全部へし折る!」

「怖すぎだろ!?」


なんで骨を折られるだよ!?発想が猟奇的過ぎだ!篠原のヤツこんなキャラだったか!?


「サッキー、エロイ事してた?」

「してねぇよ!バカは黙ってろ!?」

「バカなんて酷い!これでも成績上がってるよ!」

「なら、前の小テストはどうなんだ!」


プイッと目を反らしたな田口(風香の苗字)…コイツやっぱり低いのかよ!真面目に授業を受けてるのか?


「……」

「それで佐々木、黙ってどうした?」


佐々木(柚葉の苗字)が黙りとして不気味過ぎる。あの騒がしくないヤツだけど……こう静かだと怖い。


「変態ッス」

「言うに考えてそれかよ!俺は何もしてない!」

「冗談ッスよ」


今の状況でその冗談は洒落にならない。


「それはそうとハルの右目をおかしくなかったッスか?」


コイツ見る所は見てるな。

ハルの右目は白かった。それを見た時に綺麗と思った。そしてハルにお似合いの色だとも思った。


「そうやったか?よう見てなかったわ」

「ハルやんの目は黒かったよ~」

「カラーコンタクトしたのね」


篠原はご丁寧にハルが落としたシュノーケルに入っていたカラーコンタクトを持っていた。


「なんで隠してたのさ~?」


田口の言う通りだと思うが、今までに青い目じゃなく白い目は見た事はない。

ハルのおばあさんにはこの事を教えて貰ってない。おばあさんも知ってはいたんだろう。だけど、それを教えてくなかったのか?


「折角綺麗な白だったのに、隠すのは勿体ないよ!」

「怖かったやろ。俺らに知られるのが」


袖中の言う通りかも知れない。


「目の色が変わってても、俺らは変わらんさかいに」

「えぇ、全くそうね。袖中くん、悪いけどハルを迎えに行って」

「せぇやな。サッキー、悪いが留守番頼んだで」


ここで俺が行くとは言えなかった。さっきの行動を見るからに俺が行くとハルが更に逃げかねない。

表面上の理由は納得しているけど、やっぱり迎えに行きたかった。

次回予告

由々「ねぇ、坂雪くん」

坂雪「ど…どうした篠原」

由々「ハルに何しようとしたのかしら?」

坂雪「篠原さん、キャラが変わり過ぎて怖いだが!」

由々「ハルに比べたら些細な事よ」

坂雪「えぇ~と、これを書いた作者の責任だよな」

由々「それもそうね。ちょっと行って来るわ」

坂雪「安らかに眠れ作者。次回予告『夏休み6』。まだまだ続く」

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