初アルバイト
「いっらしゃいませ」
入って来たお客さんに言う。
なんでこんな事を言っているかと思うけど、甘味処『月見』で絶賛してアルバイト中!
ちゃんと月見の制服矢絣の着物に 編み上げブーツを履いて働いている。
矢絣というのは、 大正時代に女性が着ていた学生服みたいなモノ。
お客さん席に案内して注文を取って、厨房へ注文を伝えた。
周りを見るとせっせと働くシノくんと由々、風香、柚葉、袖中くんがいる。
本当なんでこうなってるのかな?
きっかけはシノくんの「アルバイトしないか?」から始まった。アルバイトだからお金も入し夏は日帰りで海に行く予定なので、いいよって言った。でも、それにはワケがあった。フェアによる人手不足……そんな理由だった。
「ハル、自家製桜饅頭出来た!」
「あっ、はい店長!」
厨房で働くはシノくんの叔母さん坂雪小春。僕と名前がハルと付いている理由から、気に入られている。
「いや~、ハルたちがいて助かるよ」
「お金を出してくれるので、頑張って働きますよ」
「しかし、うちの甥も友達を呼んで来ると…それも女の子ばかり」
一応、袖中くんもいるんだけど。全体的から見たら女の子が多いと思う……つて、僕は勘定には入ってないよね!僕は男だけど、体は女の子だけど。
「店長、おしゃべりはいいけど…仕事して下さい」
注文を言いに由々が来たみたいだ。さすが由々、テキパキと接客業をこなしている。以外と天職かも。
「うにゃ~、忙がしくて目が回る」
「そうッスね」
風香と柚葉も来たみたいだ。……なんだろう、女の子勢揃いしている。
「シフトの調整ミスでアルバイトの子が一人しかいないだよね」
「店を経営するのは大変そうですね」
「店長と言うのはそうゆう仕事よ」
「店長ってそんなに忙しいだ~」
「部長と同じッスね」
上から順番に店長、僕、由々、風香、柚葉。
柚葉、部長より忙しいと思うよ。だって経営関係全般しないといけないし、色々な調整もしているし。材料の発注もしているんだっけな?
「呼んだのは俺だけど、店長もハルたちも真面目に働いてくれ」
シノくんも来てしまった。
「えっ、ごめんねシノくん……ハッ!?」
つい、いつものクセで名前で呼んでしまった。それを聞いていた耳が2×4…。シノくんに助けを求めようとしたけど……すでに姿がなかった!?
「ハル、ちょっと聞きたい事があるだけど、ウチの甥の事で」
「ハル、面白い事聞きたい」
「ハルやん、なんで下の名前呼び?」
「ハル、楽しそうッスね」
柚葉、楽しそうってなに?
次回予告
作者「復活した作者です!」
小春「再登場した坂雪小春だ。最初はザブ…モブらしいけど、レギュラー入りした」
作者「最初はモブ扱いだっただけどね。レギュラー入りしたね」
小春「名前も昨日決まったモンな」
作者「直感的に思いついた。次回予告『夏休み!』」
小春「簡単だな」




