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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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図星

シノくんが帰ってからリビングに向かった。すると晩御飯の支度しているお母さんがいた。


「あら、ハルちゃん。坂雪くんは帰りましたか~?」

「うん、帰ったよ」


今日はなんだが気分がよかった。でも軽い…軽いのかな……悩みは出たけど、些細な悩みだった。それでもゆっくりと解いて行こうと思ってる。


「お母さん、お腹減っちゃった」

「あらあら、もうすぐ出来きます~」


一応まだ時間もあるみたいだから、一度部屋に 戻り適当な本を持って来た。 ご飯が出来るまでは読んでいよ。


「ご飯出来ましたですよ~」


早っ!? えっ、開いて読んでもいないよ!もうすぐ出来るとは言っていたけど、本当にすぐだった。

本を置いて、食卓に晩御飯を並べるのを手伝った。

ハムハムとご飯を食べている時にお母さんが言ってきた。


「ハルちゃん、何か些細な悩みがあるのですか~?」

「まぁ、ある事はあるけど、自分でなんとかしょうと思ってるよ」


決して悩みの内容は語ったりしないけど……お母さんだけには!


「あの人への悩みですね~」

「ブワァ!?シノくんは関係ないよ!」

「あら、誰が坂雪くんと言いましたか~?」


は……嵌められた!?くっ、騙されてしまうなんて。


「図星ですか~。こんなのに引っ掛かるのが悪いですよ~」


僕もなんで学ばないかな、お母さんがする事に。学ぼうとはしているよ、だけどね…ついつい忘れてるだ。


「でも、名前で呼ぶなんてこれは時間の問題ですね~」

「名前で呼ぶ事なんて、普通じゃない?」


由々風香柚葉とお互い名前で呼んでいるのに変じゃない。袖中くん名前で呼んでないけど、名前自体忘れた。

別に悪気が合って忘れたのじゃないよ……ただ、素で忘れてただけなんです。


「坂雪くんが好きなんですか~?」

「好きなん…だ…と、思う。だけど、僕は男だというのもあるんだ」

「まぁ、そればっかりは仕方がないですね~。ゆっくりと向き合うしないですよ~」

「でも、今は女の子だけど…男に戻るかも知れない」

「それはもしもの話ですよね~。私としてはハルちゃんが納得する道を選んで欲しいですよ~」


お母さんの言うように戻るかも知らない。けど、戻る保証がない。

僕が好きになっても坂雪くんは好きになってくれとは限らないけど、僕を選んでくれたらどうなんだろう。

そりゃ、選んでくれたのは嬉しいよ。

でも選んでくれたと言う事は付き合う訳で、キスもするし…そそそそれ以上の事もする訳!?

早いよ、まだ高校生なんだから!子供は二人くらいは欲しいかな……最初は男の子で次は女の子。って、なんで結婚後の事を考えているんだ!?


「いい感じでトリップしているハルちゃん、現実に戻るのですよ~」

「トリップはしてないよ!」

次回予告

由々「今回は私が出るのね」

ハル「もう出る人は作者の気分のままだね」

由々「所詮、二流作者なのよ。後輩相手に挫折していたのに」

ハル「今日の由々は毒舌だね、作者に同情しないけど」

由々「そうかしら?次回予告『ラブレター』。前は果たし状だったような?」

ハル「うん、果たし状だったよ」


ハル「作者から伝言。『僕訳』は3の倍数のみ投稿するようになりましたと…つまり次は10月3日という事だね」

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