表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
最終章 高校三年生
229/241

はぅぅぅぅぅ

12月31日……今年も数分で終わる。今年も近所の神社でみんなと年越しを越す。着物は面倒なので……まぁ、高一の年越し以来着てないけど、それでみんな私服である。

去年と違ってみんなと過ごせる事に安心した。


「今年はみんなと越せそうでよかった」

「去年は悪かった」


去年は僕を庇ってシノくんが引かれて入院したから……その節は守ってくれて嬉しかった反面怖かった。

ワイワイと楽しんでいると由々が突如言い出した。


「ねぇ、男三人…温かい飲み物買ってきて」

「いや、それなら一緒行こうや」

「行って来て」

「はい」


迫力に負けて買いに行くシノくんたち………相手が悪いよ。今まで由々が負けた事があったっけ?


「これで邪魔者は去ったわ…」


邪魔者って…………一体何をするつもり、あと風香と柚葉の目が怖いだけど。


「さて、ハル…坂雪と何かあったわね」

「ブホォ!?」


ななななな何言ってるのかな!? 別にこれと言っても……あった…ね。でもわかるほどじゃないと思うだけど。


「ハルやんハルやん」

「はい、ハルですが」

「サッキーとしちゃった?」

「べべべべべつに何もしてないよ」

「ハル…ッス」


盛大に噛み噛みになった僕にジト目で見つめてくる目が6個。

あとになってからこんなわかりやすい。柚葉からの哀れみの視線がつらい。


「そんなに分かるモノ?」

「そうね…雰囲気が変わるね」

「私からしたらそれは由々と風香にも言えるッスけど」


柚葉の指摘に目を反らす二人。あぁ…由々も風香もそうなんだ。

そして柚葉一人だけ…。


「えぇ、私だけが仲間外れッスね……そしてみんなは大人の仲間入りなんッスね!」


ヒューストンヒューストン、柚葉が爆発して拗ねてます!


「まぁ、いいッス…いずれ私も……。それでハル…シノにぃとはどうだったッスか?」


なんとなく柚葉の未来が想像出来てしまった。


「優しくしてくれたよ…その…三回くらいは」


優しくしてくれたけど、シノくんはちょっと満足してなさそうだったので………まぁ、そんな訳で。


「なるほどやな…サッキー三回か」

「坂雪くん、初めてでそれなんだね」


飲み物を買いに行っていた三人がいつの間にか戻っていた………気が付かなかった。あれと言う事はさっきの話し聞かれてた。


「ハル……いい加減に学んでくれ」

「はぅぅぅぅぅぅ!?」

次回予告

柚葉「なんで私だけ恋人出来ないッスかね」

作者「出会いがないんじゃ?」

柚葉「出会いッスか……あれ、出会いを書くのも作者じゃないッスか」

作者「それは…書かなくてもあっても、面白味がないからね」

柚葉「なるほど、作者が原因ッスか。次回予告『日の出』」

作者「ちょっと話し合いぃぃぃぃ!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ