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僕ッ娘には訳がある!  作者: シノシノ
第二章 高校一年生
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決闘?好敵手?

ラブレターならぬ果たし状を貰った今日放課後。

風香には黙ってもらい、由々たちは知らない。教えなかったのも理由がある。呼び出した人は女子と言うのだから、危険な事はないだろうと判断した。

そういう訳で屋上の扉の前にいる。行かないと行けないけど、やっぱり不安なんだよね。暴力とかの心配じゃなくて、関わったら後悔すると言う不安しかない。

グダグダ言っても仕方ないので扉を開けた。開けた先には茶色に染めたショートヘア女子。身長は僕と同じくらいで小動物を思わせる。顔も可愛い。耳を見たら、ピアスを開けている。装飾のついたピアスじゃなくて、プラスチックの透明なピアスをしている。


「あんたが河瀬ハルッスか?」


あっ、可愛い…けど体育会系の敬語?


「君が佐々木柚葉?」

「そうッス」

「同じ一年だから、最後の『ッス』はいらないよ」

「いえ、これは癖なので気にしないで欲しいッス」


変わった癖だと心の中で思ってしまった。


「もう一度聞くッスけど、あんたが河瀬ハルッスね」

「そ…そうだけど、そ~の、あ~のどんな用かな?」

「お言葉に甘えまるッス。おに、咲にぃとは別れて欲しいッス‼」

「えっ…えっ!?いや、そっち!?」

「そっちとはどうゆう意味ッスか?他にあるんッスか?」

「坂雪くんの事かと」

「なんで坂雪にぃが出て来るというか関係あるんッスか?」


坂雪にぃ、どう言う事!? あれ、なんで坂雪くんが出て来たんだの?一番問題なのがこの子一体どう事!?

坂雪くんも知ってるみたいだし、袖中兄貴とは一体……?


「袖中くんとは付き合ってないよ。リアルで」

「あれ…そんなんッスか?私の勘違いッスか?」

「勘違いだね。袖中くんとは友達だよ」

「申し訳ないッス」


あっ、信じるだ。なんだろう、佐々木さんは誰かに似てるような……雰囲気がね。考えても思い付くだけど、思い出さない。

うーん、思い出さないとは対した事じゃないかな?


「佐々木さん」

「柚葉でいいッスよ」

「なら僕もハルで。それで袖中とはどういう関係かな?」

「兄妹ッス」

「兄妹!?いや、名字違うけど」

「おに、咲にぃは叔母のところに養子となったッス。だから、名字も変わったッスよ。でもちゃんと血は繋がってるッス」


ほへぇ~。袖中くんの家は複雑っぽそうだね。だけど、本人はヘラヘラして全くわかんない。たけど、ちょっと気になる事がある。


「柚葉は関西弁じゃないだね」

「元々、この近くで住んでいたッス。おに、咲にぃは叔母が関西住だったせいッスね」


そうだったんだ。


「勘違いのせいで呼び出してすみませんッス」

「いや、別にいいけど…」


根は凄くいい子なんだね。僕も妹とか弟欲しかったな。

この後袖中くんの過去話しを聞いて盛り上がった。そして、この子はブラコンだ。

次回予告

柚葉「勘違いで申し訳ないッス」

ハル「気にしてないよ、柚葉は中学は運動部だったの?」

柚葉「そうッス。水泳部に入っていたッス」

ハル「じゃあ、泳ぐのは早いだね」

柚葉「自信はあるッス。次回予告『妹はブラコン、兄は…』。ななななんッスかこれ!?」

ハル「作者の思惑だね」

柚葉「作者に文句言ってくるッス!」

ハル「無駄だ……って、もう行っちゃたか」

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