運命は偶然
ブクマ60件達成ー!
応援ありがとうございます‼
今日は風香と由々とは一緒帰らず、一人でショッピング…書店で発売される本を買いに行っていた。発売日当日に買い行くのは、当然じゃない。後々、買いに行くとその日の発売された本が欲しくなるから。
お目当ての本を買ってルンルンな気分の僕、帰って読むのが楽しみにしている。
商店街を通って帰宅途中でフッと足を止めて見てしまった店。
「甘味処『月見』…?」
和風な雰囲気が漂うお店。和菓子専門店なのかな…落ち着いている店構えで、僕には好印象だった。
内装など興味もあるし、お金はまだあるから心配ない。そうと決まれば入るしかないよね。
扉の前に立ったけど、開かない…あっ自動ドアじゃないんだ。手を掛けて開けた。
「いらっしゃいませー、ようこそ甘味処『月見』へ」
声を上げて迎えてくれたのは、20代後半の黒髪ロングの大正時代に着ていた女子学生服…矢絣の着物に編み上げブーツ。はっきり言うとに似合っていた。
「一名様ですね。お席に案内します」
案内された窓側のテーブル席に座り、置いてあるメニューに目を通した。
抹茶や日本茶などと日本の和菓子で食べる所なんだ。
こうゆうお店自体入らないから、よくわからないだよね。
興味引かれてメニューが合ったので、それを頼む事にした。丁度店員も近くに来た事だし。
「すみません、注文いいですか?」
「分かりました。ご注文を…承り…ま…すって、河瀬、なんでここに?」
「坂雪く…ん、もなんでここに?」
呼んだ店員はなんと坂雪シノだった。書生服を着ている…似合っていて、その…あのかかかカッコいい。なんだろう、坂雪くんを見てると胸がドキドキするし、恥ずかしい。
「あぁ、俺は伯母の手伝いでバイトしてるんだ。そう言う河瀬は?」
「ぼぼ僕は書店の帰りってる途中で見つけたから、気になって」
「なるほど、…ご注文は?」
「えっ、あ、はい。抹茶とオススメな和菓子を」
「承けたまりました」
離れて行く坂雪くんを見て、ちょっと寂しくなるのと胸のドキドキが収まった。
なんだろう、あの胸のドキドキは?生まれて初めて…、不思議な感覚だけど決して嫌な訳じゃない。
「お待たせしましました。抹茶と自家製水羊羹です」
「ひゃい!?……あ、ありがとう」
「ごゆっくりどうぞ」
坂雪くんが注文品を置いて行った。
抹茶の香しい香りが美味しそうに思えた。取り敢えず気分を落ち着ける為に抹茶を一口飲んだ。すっきりとした苦さと風味で美味しい。次は水羊羹を食べてみようと手を伸ばしたら、反対側の席に誰かが座った。見ていると席を案内してくれた女性店員だった。
「えっと、なんでしょうか?」
「いや、ウチの甥が楽しそうに話してる子が気になってね」
「甥と言う事は、坂雪くんの伯母さんですか?」
「いや、まさにその通りよ。シノがどんな女の子と話してたか、興味があってね」
「話してと言っても、そんなに話してませんよ」
「いや~、ウチの甥が女の子と話してる事自体珍しいから、あんな外見だから余計にね」
まぁ、確かに外見だけ見たら不良と間違えられるお思う。僕だって最初は日の不良と疑ってしまったし。
「あいつもね、自覚はあるみたいだから。あんな甥だけど、仲良くしたってな。あと、バイト募集中だから」
「えっ、ははい。こちらこそよろしくお願いしましす」
坂雪くんの伯母さんが仕事に戻るまで、談笑した。
次回予告
ハル「ここの和菓子美味しいよ」
シノ「それはよかった。店のオススメだからな」
ハル「自家製だったけ?」
シノ「まぁな。作るのは面倒だけど」
ハル「そうなんだ。次回予告『お母さんは鬼になる』。…ななにこれ?」
シノ「そのままの意味じゃないか?」
ハル「!Σ( ̄□ ̄;)」




