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詩集<君に届け!>

僕は人形だった

作者: papiko

僕は人形だった

たくさんの言葉の糸が僕を操る


振り回され

言葉を奪われ

否も嫌もない


好きという言葉でさえ

僕に絡みつき

操るための糸


それでも僕は

人形をやめるために

もがく


糸は絡まり

複雑になり

言葉は呪いになる


それでも僕は抗った


たくさんの言葉を

鋏のように巧みに使えるように


古びた糸から

順番に切っていく


沢山の暴言で

縛ろうと

操ろうと

喚く人々


さようなら


僕は人形を辞めるために

言葉という鋏を振り回す


あなたたちは

傷ついたと被害者顔をしているけれど


さようなら


僕は人間です

この呪いの糸を

断ち切る大きく強い鋏を手にして


なんどでも切りましょう


呪いより

祝福を


呪縛の糸はいらないから


僕の本当の気持ちを

言葉に込めて


あなたに祝福を

僕に自由を


取り戻しましょう


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