その名は…リアス
初作品です。
つたない文章ではありますが読んでいただけたら幸いです!
神話の時代、この大陸には3つの種族が暮らしていた。知恵に恵まれいくつもの文明を築いてきた『人族』、武術に恵まれ人々を守ってきた『獣人族』、魔術に恵まれ土地を豊かにしてきた『竜人族』。この3種族は互いに手を取り合い協力し合って生活をしていた。
ある日、この大陸に1人の神が降り立った。神は人々が協力し合って生活をしているのを喜び、今後も今まで通り協力し合うことを望み豊穣などの加護を大陸中に与えた。
しかし、神の望みとは裏腹に加護を受けた土地をめぐり争いごとが増えていった。次第に規模はどんどん大きくなり最終的には種族同士の対立になってしまった。その争いを見ていた神は深い悲しみに包まれた。自分が加護を与えたことで人々に争いの種を植え付けてしまったと。この戦争は自分がいる限り終わらないと考えた神は自分の力を最大限まで使って1本の聖剣を作り、1人の青年に託して自分を封印させた。神を封印したことにより加護の力を半分以上失った。加護が薄れたことにより長く続いていた戦争が幕を閉じ、青年は英雄として歴史に名を刻まれ現在もなお語り継がれている。だが、3種族の間には深い溝ができてしまい、平和を保つためそれぞれの種族の土地を決め決して侵略しないことを約束し平和が訪れた。
数千年後の現在、1粒の希望という名の雫が現れる。雫は波紋を広げて水面を揺らしていく。この水面のように世界を揺るがす事態が、ある1人の少女により動き始める。
神話の時代から数千年後の現在ー
朝、目が覚めた私は空を見つめて言った。「いい天気、今日も素敵な1日になりそう!」
私は辺境にあるアルダ村の村人リアス。特技は剣術、村1番の剣の使い手って呼ばれているの。最近は魔法も教えてもらっていて少しずつ使えるようになってきた。あと、私の容姿は特徴的らしくすぐに見分けられるらしい。なんてったって髪色はアイスブルーで瞳はエメラルドグリーン、特に瞳の色は村で1人しかいない珍しい色なんだって。
着替えが終わると外から私を呼ぶ声が聞こえてきた。この声は!急いで外に出ると「リアス、おはよう。今日もいい天気だね。」彼女は私の幼馴染で親友のエマ。普段おっとりとしているけど、とっても頼りになる優しい子。「エマおはよう、籠もってるけどどこか行くの?」「うん、これから森に行って野草とか木の実をとってこようと思ってるの。リアスもどう?」う~ん…誘ってくれるのはうれしいけど、剣と魔法の特訓したいなんて言ったら他のこともしなさいって怒られるしな…ここは濁して断ろう。「ごめんだけどこれからやらなきゃいけないことがあるからまた今度。」「そっか…残念、またいつか誘うね、それはそうとあんまり剣とか魔法にばっか没頭しすぎちゃだめだよ!」うっ、バレバレだ…「エマには隠し事ができないな、でもいつも行ってる森でも気を付けるんだよ」「うん、わかってる行ってきます!」エマは足取り軽やかに歩き出した。
それじゃあこれから特訓しますか。私にはいつもやっている日課がある。まずは体力作りの走り込み、そして筋トレ、これが終わったら素振りをしていったん休憩。その後は魔法を練習していく。
そうこうしているうちにもう昼頃になった。ん?あそこにいるのはエマのお母さん?なんか焦ってる?「おばさん、なんかあった?」「!リアスちゃん、エマを見なかったかい!?」「エマは朝森に行ってくるって言ってから見てないよ?もう昼頃になるのにまだ帰ってきてないの?」「実は、さっき狩りに出ていた人が盗賊を見たって慌てて引き返したんだと言っていて…もしかしたらエマは盗賊に襲われてるんじゃないかって気が気じゃなくて…」エマが襲われているかもしてない…?早くいかなきゃ!そう思って剣をつかみ走り出そうとすると「待ちなリアスちゃん、今行ってもし盗賊にあったらリアスちゃんの命が危ないよ!」「そんなこと言ってる暇ないでしょ!私が行かなかったら誰が行くの!私はこの村の中で1番強い!自分の身は自分で守れる、エマは今きっと何もできずに怯えてる!だから助けに行かなきゃ!!」そう言って森を目指し走り出した。待っててエマ、今助けに行くから!
エマは果たして助かるのか…!?
今後の展開がどうなるのか温かく見守ってくださるとうれしいです。
ほかにも感想やアドバイスもあったら教えてください!




