表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/35

第22話:荒野の脅威

圭たちは「大地の神殿」を目指し、再び荒野を進んでいた。前回の休憩でエネルギーを回復した一行だったが、旅人の警告が頭から離れない。


「何か異様な存在……って言ってたけど、一体何が待ってるんだろう。」


リーナが不安げに呟くと、ガイは軽く肩を叩いて答えた。


「考えすぎるな。来たら倒すだけだ。」


「でも警戒は必要よ。あの旅人の話が本当なら、帝国より厄介なものがいるかもしれない。」


ミリアの指摘に、圭も頷いた。


「確かに。ここは慎重に進みましょう。」


荒野の異変


荒野の中盤に差し掛かった時、圭たちは周囲の異変に気づいた。空気が重くなり、辺りには不気味な静けさが漂う。


「何かいる……。」


ミリアが短剣を抜き、周囲を警戒する。リーナも槍を構え、じっと前方を見据えた。


その時、地面が震え始めた。遠くの地平線から、砂煙を巻き上げながら巨大な生物が迫ってくるのが見えた。


「なんだ、あれ……!」


ガイが驚きの声を上げる。その姿はまるで巨大なサソリのようで、鋭いハサミと毒針を持っている。


[対象] 巨大サンドスコーピオン(Lv.45)

属性:土、毒

特性:強力な防御力と毒による継続ダメージ


「くそっ、厄介な相手だな。」


圭が柔道の構えを取りながら仲間たちに指示を出す。


「リーナさん、毒に注意して攻撃を仕掛けてください!ガイさん、ミリアさんは俺と連携してハサミを狙いましょう!」


「了解!」


戦闘開始


巨大サンドスコーピオンは、まずその鋭いハサミで圭に襲いかかる。だが、圭は冷静にその動きを見極め、柔道の技で攻撃を受け流す。


「ガイさん、今です!」


圭の合図でガイが雷を纏った拳を振り下ろし、サソリのハサミに叩きつける。しかし、その硬い外殻に阻まれ、大きなダメージを与えることができない。


「くそっ、硬いぞ!」


その隙に、サソリの尾が毒針を振り下ろす。ミリアが素早く跳んで避けるが、その毒が地面に落ちるだけで煙を上げるほど強力だった。


「この毒、まともに受けたらやばい……!」


リーナが集中し、風魔法を発動させる。サソリの足元に風の刃を放ち、動きを封じる隙を作った。


「これなら!」


圭はその隙を突き、柔道の技でサソリの重心を崩すように動き、巨大な体を倒れさせることに成功する。


「今だ、ガイさん、ミリアさん!」


ガイが渾身の一撃をサソリの頭部に叩き込み、ミリアが短剣で急所を狙う。それでもサソリはしぶとく立ち上がろうとするが――。


「これで終わり!」


リーナが風と光の混ざった魔法でサソリの動きを完全に封じ、その巨大な体を切り裂いた。


戦いの後に


サソリが動かなくなると、一同は大きく息をついた。


「はぁ……すごい相手だったな。」


ガイが剣を地面に突き立てて座り込む。ミリアも短剣を収めながら言った。


「でも、これで少しは進めるわね。」


リーナは少し疲れた表情を浮かべながらも、達成感のある笑顔を見せた。


「なんとか……乗り越えましたね。」


圭はキッチンカーを異空間収納から取り出し、休憩の準備を始めた。


「ここで少し休みましょう。今度は何か冷たいものでも用意しますよ。」


彼は魔力で冷やしたクラフトジンジャーエールを取り出し、仲間たちに渡した。


「おお、こんなところで冷たい飲み物が飲めるなんてな。」


ガイが笑いながら飲むと、リーナも嬉しそうにジンジャーエールを口にした。


「美味しい……これ、最高です!」


大地の神殿へ再び


エネルギーを補給した一行は、再び旅を続ける。だが、その背後には新たな影が忍び寄っていた――。


「次は何が待っているかわからないけど……俺たちなら大丈夫です。」


圭の言葉に、仲間たちは力強く頷いた。こうして、一行は「大地の神殿」への最後の道を進むのだった――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ