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02

あ、 本当に居た 大月くんだ


川の近くの大きな木にもたれ掛かってる大月くんが居た

なんて話しかけようかとあたふたしていると

大月くんが振り返ってきて目が合ってしまった


「 あ、えっと、あの、お、おはよ、うございます 」


どうしようと思いながら咄嗟に挨拶してしまった

汗が止まらない、自分の心臓の音がうるさいくらいに早い


「 ?おはよう? あれ?もしかして朝比奈? 」

「 うん、たまたま電車の窓見たら大月くん見かけて、降りてきちゃった、」


あははと僕はバカ正直に大月くんに話しながら爆発しそうな心臓を抑えさりげなく大月くんの隣に座った


「 朝比奈は、今日サボり? 」

「 うん、なんか今日ちょっとめんどくさくて 、大月くんもサボり? 」

「 俺もサボり、朝比奈と一緒 、ここで昼寝してた」

「 大月くんサボりなんてなんだか意外、もっと真面目かと思った 」


意外だ、大月くんが学校サボるのもそうだけど普通に僕とお話してるのもなんだかとても意外すぎる

アレ、もしかして普通に僕が勝手に静かな人ってイメージ付けてただけなのか?!

そんなことを思いながら大月くんを見てると


「 朝比奈は今日学校行くの?」

と聞かれたので少し考えながら

「 行こうかなって思ってるよ 」

「 じゃあ、俺、寝るから次の電車の時間来たら起こして

一緒に行こ」と言うだけ言うと大月くんは寝始めた


寝てる大月くん見ながら色々考える

意外と話してくれる大月くんは相変わらず綺麗な顔してて僕の心臓が痛い、なんでこんなにドキドキしてるだろう


もしかして、僕大月くんのこと好きなのか?


いやいやいやいやいやいや

確かに大月くんは綺麗な顔してるけど男だし、そして僕も男だし、それに僕はおっぱいがすきだし!いやでも大月くんの顔は凄い好みなんだよなーー、

そんなことを考えてるうちに電車の時間になったので、大月くんを起こして一緒に学校に行った


学校に着いた時にはもう午前の授業は終わってて、放課後

僕と大月くんは遅刻反省文を二人で仲良く書いていた

ふと気になって大月くんに質問した


「 大月くんなんで今日川に居たの? 」

シンプルな疑問だった


「 んー、行く場所なくて何となく?涼しそうだったから」

「 そうなんだ、 あ、大月くん今日、部活行くの?」

「 行くよ、朝比奈は帰宅部だっけ? 」

「 うん 、そうだよ」


会話が終わってしまう、

せっかく話せるチャンスなのに僕のコミュニケーション能力が低いせいで終わってしまう!

と思いながら僕は頭の中でぐるぐる、話題を出そうと必死に考えているとどうやら大月くんは書き終わったみたいで


「 じゃあ、俺コレ出して部活行くけど

朝比奈はもう書けた?」

「 僕は、まだもう少し掛かるから先出してていいよ 」

「 そっか、じゃーな朝比奈 」

「 うん、また明日ね大月くん」


教室で一人になった僕はさっさと反省文を書いて

学校を出た


帰りの電車の中で今日の出来事を振り返る

今日は初めて大月くんと話した意外と話しやすい男の子だったな明日挨拶したら返してくれるかな

仲良くなりたいと思ってるけど、

どう話したらいいのか分からない

僕は友達が少ないって言うより居ない?方が正しいかも

話しかけられたら話すけど会話が続いたことがほとんどないし、仲良くなりたいと思った人も大月くん以外いなかったからどうしたらいいのかほんとに分からない

仕方ないので、こういう時はインターネットに頼る

【仲良くなりたい人と仲良くなる方法】検索しながら今日は帰った

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