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第192話 ご先祖さま

◆ダンジョン温泉✹竜宮城

カーナ視点


「こうして二人はいつまでも幸せにくらしたとさ、のじゃ」

「そうなんですね」ワクワク

「のじゃ?」ワクワク

「素敵です、乙姫おねえさま」ワクワク

「いっきに端折ったんだけど」サメザメー



いやいや、前半が《イカの塩辛》で終わりが《アンチョビ》かと思ったら、ロマンスで終わろうとして挫折したみたい、な?(意味不明)

因みに『あつ森』でアンチョビ釣った事あります。いや本当ですって。

どーでもいいですか。

そーですか。


大体、そこで端折ったら色々謎が残るっしょ?!

起承転結を知らないの?

イモ!芋なの?!

イカの塩辛?

モモ屋で。


そもそもオルデアンちゃん達、端折った事も分からず、まだまだ続きがあると思って目をキラキラさせワクワクしています。

幼稚園で桃太郎の紙芝居をやってたら『お婆さんが桃を切って幸せにくらしました』ってみたいな?

脈絡も無いし主人公端折ったら駄目でしょ!?



「えー補足。つまり今の乙姫ちゃんがそのお話しの乙姫さんと同一人物。戦争で負けた国の幼い王子が一人寂しさで海上で泣いていて、魔法?で涙が大量に作られ、海に流れ込んで魚達が困った。苦情を受けた乙姫さんが幼い王子をを泣き止ませる為、安全な島で王子のお世話を始めた。やがて王子の元に生き延びた亡国の国民達が集まり出し、王子は寂しさ解消で泣く事も無くなった。だから世話役不要で乙姫さんは本来の海の支配者に戻る事になったけど、王子に慕われていて乙姫さんも満更じゃなかった。だけど乙姫さんは女神で海の支配者だから共に生きる事が出来ない。それで父神にお願いし人として生きる術を手に入れる為に再会を約束して別れた。やがて王子は成人して海洋国家ガルシアを建国して亡国を再興。ずっと乙姫さんとの再会を待ち望んだけど十数年経っても彼女は戻らない。王なのに頑なに妃を娶らないウィリアムは乙姫さんとの再会の約束を信じていて、このままだと跡継ぎ不在で国家存亡の危機になっちゃった。そんな時、亡国と同盟関係にあった小国から結婚相手を紹介された。その国の姫だったが、それが何故か出戻り乙姫さん??別れた乙姫さんが小国の姫として成長して帰った?ので、二人は電撃入籍してお国は万々歳。跡継ぎも生まれて二人は幸せに暮らしましたと」



パチパチパチパチパチパチ


はい、補足が長くなり分かりづらいかと思ったんですが、4人の受けは中々だったようで拍手喝采を頂きました。

乙姫さんも一緒に拍手してるんだけど、この補足で良かったん?!



「うむ。補足はまあまあじゃ。じゃが出戻りとはなんじゃ?!訳あって一度離れただけじゃ!」

「小国の王を洗脳して娘になった?」

「物騒な事を申すでない?!神の一翼たる妾が悪魔の所業を真似する分けがないわ!!」

「つまりどういう事だったんですか??」

「妾は女神と言ったであろう。この身体は時間の影響がない。つまり永遠に成長しないのじゃ。じゃがそれでは人としてアヤツの隣におる事が叶わぬ。じゃから取り引きをしたのじゃ」

「取り引き!?」 

「うむ。実はの、父たる創造神に人間に下る方法を聞きに行ったのじゃが、父神(ふしん)はお出かけ中で会えんかったのじゃ。そこで妹神(いもしん)に相談したところ、色々と手助けしてくれたのじゃ」



芋じゃなくて妹神(いもしん)ですか。

頻繁に出てくる妹さん。

めっちゃ何かの裏ボス臭いです。

芋だけに⋯⋯⋯冬は石焼芋で〆すよ。

芋だけに?



「どんな取り引きをしたんですか?」

「うむ。妹には妾の身体の保管と精神を人間の胎児に憑依する手助けをして貰った。代わりに妾の持つこの世界半分の管理権を妹に移譲したのじゃ。それが妹が妾の手助けをする条件だったのでの。つまり小国の姫での妾はアバターだったという訳じゃ。人間として生まれ子供からやり直し。ふむ、そう考えれば転生とも言えるかの」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」



アバター?

いえ、転生ですか。

転生を自由に手配できるなんて、更にギアが上がって万能感全開の妹ちゃん。

そんで世界の半分の管理権まで手に入れたと。

うーん、ますます世界のラスBOSS臭くなっていますね。

は?私の転生にも関わりが⋯⋯⋯まさかね。



「後はお主の想像通りじゃ。妾はウィリアムの妃として人間の生を全うした。もう分かっておると思うが、そこな織姫は妾の子孫にあたる事になるのじゃ」

「何とのう、どうりで他人の気がしなかったのじゃ。つまり妾の《大お婆さま》という訳じゃな」

「ううむ、我が子孫は少し頭がゆるゆるかの?お婆さんに(だい)を付けたら只のデカいお婆さんじゃ。織姫よ、妾はそなたのご先祖様に当たるのじゃぞ。大お婆さんよりずっと偉いのじゃ。それ依然に女神じゃと明かしておる。女神とは神様。神様は《大お婆さん》より上じゃ」



確かに大お婆さまより上でしょうけど、比較対象が大お婆と神様でいいんですかね?

神なら遥かに偉いと思うんですが、乙姫さまの感覚では大お婆さまの上程度でしょうか。

なんともお安い神様です。


ですがそろそろ聞いてみたいと思うんです。


裏BOSS、いえ妹神(いもしん)の事をです。


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