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第149話 グル子ちゃん登場。

◆ダンジョン異空間

カーナ視点


ポポンッ


「はーい!呼ばれちゃいました?マップ妖精グル子です、女王様ー」

「ふぇっ?」

「カ、カーナさま?!」

「何か出たのじゃ!」



はい、白い煙が上り何者かが現れました。

んん?!


髪の毛は黒で、お下げ三つ編み。

赤いほっぺに、やや黄身のある肌。

長いまつ毛の大きな瞳は黒くて黒曜石のようにキラキラです。

背には赤ランドセルとスニーカー。

ナルトロゴ入り半袖白Tシャツにチェック柄ピンクスカート。

そして肩から白い羽根がある私サイズの女の子?

しかも、ランドセルから棒が伸びてて、その先端に矢印(→)@マークがあります。

矢印(→)@マークって??

いやその前に、矢印(→)@マークが無ければ普通に登下校中の日本人小学生じゃん?!




「誰?ランドセルメーカーの子役モデル?」

「グル子です、女王様」

「小さい女の子?カーナさまのお知り合いですか?」

「妾の国民に似てるのじゃ」



彼女は自身をグル子と言いました。

そう言いながらニコニコして私の回りをグルグル回ります。

ちょ、ウザいんだけど!?



「いや、だから誰??」

「マップ妖精のグル子です、女王様」

「マップ妖精?」

「渋滞を予測して最短ルートを簡単検索。行きたいところにストレスフリーです」

「マジ?!」



何と、出てきたのは最短ルート検索可能なナビゲーショナル▪チート小学生?

名前がグー○ル子!(違う)



「か、可愛い!ダッコしたいです」

「妾もダッコするのじゃ!」

「ひゃ!?」

「グルちゃん、宜しく。私はオルデアン。テータニア皇国の第三皇女ですわ」

「妾はガルシア帝国第一皇女、織姫じゃ!」

「わっ?あ、あい。よろしくです、オルデアン様、織姫様」

「「可愛い!」」



あーらら?

グルちゃん、無理やり二人にダッコされてしまいました。

代わる代わるダッコされ、もみくちゃになってます。

それでダッコされたまま二人に自己紹介され、顔を真っ赤に恐縮しちゃってる日本人特有のシャイな女子小学生状態?!

でも確かに可愛い。

庇護欲をそそりますね。

うーん、どうしましょって感じです。



「えー、グルちゃん。アナタ、私達が向かうべき方向を示せるの?」

「グル子です、女王様。私の能力は《ディメンジョンリーディング》。目視した風景から先の空間を読み込みマップ化出来ます」

「先の空間を読み込みマップ化?」

「対地情報のマップ化です。目視範囲内に視認出来た対地情報を地図に落とし込みます。予測値も含めほぼ9割正確に読み取れます」

「9割」



凄い。

衛星情報でしか得られない対地情報を平面目視でほぼ9割正確にマップ化って千里眼みたいな万能感。

やっぱりこの子はチートです。

こりゃ便利な子を手に入れました。

まさに迷子冥利に尽きるというものです。

(意味不明)


「じゃじゃ、グルちゃん。妾達の進むべき方向がわかるのじゃ?」

「はい。直ぐにマップ化しますね、織姫おねえさま」

「な、妾をおねえさまじゃと?可愛いのじゃ!」

「織姫ちゃんだけズルい。私もおねえさまと呼んで欲しいわ」

「オルデアンおねえさま。グル子はおねえさまの妹です」

「「きゃあーっ!!」」



グル子ちゃん、恐ろしい子?!

たちまち姫っ子達の心を鷲掴みにしました。

何という世渡り上手な子なの。

でも私はそんな話術にハマリません、事ですわよ!



「あの、カーナおねえさま、とお呼びしても?」

ズキューンッ

「はう、ズキューンって!今、心臓がズキューンって痛い!?」



この子の上目遣いはヤバいです。

半端なくヤバい。

こんなの、防げる訳ねーでござるよ!!



「うんうん。もう、どうにでもなれ」

「カーナ、おねえさま?」

「はあ、敵わねーっ。じゃじゃ、マップ化をお願い、ぐる子ちゃん」

「はい、カーナおねえさま」

ズキューンッ



天使だわ。

連続ズキューンは心臓が持ちません。

完全に私を殺しにきておりますがな。

マジヤベェよ、この子。



「《ディメンジョンリーディング》、マップダウンロード」

キラキラキラキラキラキラ



オルデアン少女漫画バージョン「グルちゃん、綺麗!」

織姫少女漫画バージョン「キラキラがグルちゃんを囲んでいるのじゃ」

カーナ少女漫画バージョン「神々しい……まるでランドセルを背負った妖精みたい」



おおお、グルちゃんがグルグルと回ると辺り一面が星の洪水でキラキラです。

魔法少女?

いえ地上に降りた天使。

いやいやまさに妖精の舞い。

あ、彼女は妖精でした。



カラカラカラカラッ



あ!どうしたんでしょうか?

急にグル子ちゃんがお腹を抱えて座り込みました。

そして、ランドセルから伸びる矢印(→)@がカラカラカラカラと虚しく回転します。

まさかあの日って、それは年齢的に早すぎでしょ?!

オルデアンちゃんと織姫ちゃんが心配そうに駆けつけました。

勿論、私も向かいます。

え?おトイレ的な落ちとか?



「きゃあーっグルちゃん、大丈夫!?」

「グルちゃん、お腹が痛いのじゃ?」

「グルちゃん、息を整えて!」



大丈夫かな?

かなり苦しそうです。

本当に何かの病気では?



「カーナおねえさま、止めて下、さい」


「え?」


「おねえさまの、スキル、止めて」


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