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陰キャだって戦おう思えば陽キャとも戦える。学年のマドンナだって射止められる。さぁ虐げられた、陰キャ達、立ち上がるぞ。

この作品は、陰キャである神原くんの下剋上スクールラブコメです。下克上と書いてあらますが、彼女います。学年1の美少女の。下克上相手はただ1人陽キャのアイツだ。あいつに俺の存在を認めさせてやる。そんな感じの作品です。



   第一話

 【マドンナが彼女になった日】


  

高1の春休み俺は、人生の中で一番勇気を振り絞った。



 『一目惚れです。入学式の時から好きでした』


 『…………はい、よろしくお願いします!』


これは陰キャな俺が学年一の美少女と交際し、スクールカーストに下克上する物語。








数ヶ月前

入学式での出来事だ。


「皆さん、入学おめでとうございます。これからは佃丘高校の生徒としての自覚を持ち、清く、正しく、美しく学んで行ってください。」


とまぁこんな感じでテンプレの挨拶が校長の先生から頂いた。

それが終わり新入生代表の挨拶が行われようとしていた。


「それでは、新入生代表 1年2組 四条 奏さん、よろしくお願いします」


この瞬間俺は、恋に落ちた。

まさか、隠キャな俺がのちの学年のマドンナになるお方を好きになってしまうだなんて。




時は進み2年生始業式の帰り道


「今年も同じクラスになったね、真司」

「ああ、もう腐れ縁だな」

コイツの説明をしておくと、上条 鉄彦

俺の小学校の頃からの幼なじみだ。


「よかったな、四条さんと付き合えて」

「うん、よかったよ。陰キャな俺には到底無理だと思ってたんだけどな」


そう、俺は射止めたのだ!誰もが羨む学年のマドンナを。


「神原くんは、陰キャなんかじゃないよ。ただ静かな子だよ」


四条さんは微笑みながらそう言ってくれた。


「四条さんがそう言ってくれるのは、素直に嬉しいな」


「えへへ♪」


上機嫌に四条さんが笑っている。


「おいおい、あんまりイチャつくなよ。悲しくなっちゃうだろ俺が」


「あなたには、私がいるでしょ鉄彦」


こう話したのは、鉄彦の彼女である 羽川 雪だ。

羽川さんは四条さんの幼なじみで、家庭科部に所属している。


「この四人がまさか同じクラスになるなんてね」

「ねー」


女子たちは楽しそうにお話ししている。

なんて微笑ましい空間だ。見れるならずっとみていたいぜ。

だがそうはいかなかった。この空間をぶち壊したのは、俺の着信音だった。


「げ、担当編集からだ」

「タントー・ヘンシュー?」

コテッと首を曲げていた。


『はい、もしもし』

『ジバン先生、原稿〆切過ぎてますよ。早く提出してくださいよ』

『御坂さん、昨日の夜送ったじゃないですか』

『それは、ゲームの監修であって原稿ではありません』

『し、しまったー』

『今から原稿取りに行きますからねそれじゃ』



「ごめん、四条さん俺行かなきゃ理由は明日説明するよ。でも引かないでね」


本当に最悪だ。四条さんにヲタバレするなんて。

編集電話かけるタイミング考えろよー。

てか、なんで取りに来るんだよ。

パソコンで送らせてくれよ。

暇なのか、俺の編集者は暇なのかー。

そんな事を考えながら走り出した。




「何があっても引かないよー!!」

「聞こえたかな?」


「聞こえたんじゃない」


「神原くん、何があったんだろ?」


「あーこれ話していいのかな?」


「いいんじゃない、あなたは親友で、奏は彼女なんだから」


「実は真司はライトノベル作家なんだ。しかも超売れっ子の」

「『日本刀ガール』って作品知ってたりする?」


「もちろん。発行部数は1000万部を越え、アニメは3期までやった超名作。知ってるに決まってますよ」


「えっ知ってるの」


「そっか知らなもんね。奏はね超がつくほどのヲタクなのよ」


これは、驚いたなまさか学年のマドンナがヲタクだったなんて、これをアイツが知ったらどう思うんだろうか。


「それより神原くんはジバン先生なのですか?わたし、わたし大ファンなんです。あの作品の」


ジバン先生というのは真司のPNだ。

初めて見たな、こんな興奮している四条さんは。


「ちなみにそれの挿絵を入れてるのがこの俺、テッツーだぜ」


テッツーといのは俺のPNだ。


「すごい、すごい、すごい。興奮がおさまりません」

体をぴょんぴょん跳ねさせながら言っている。


「その話は、この辺にして帰るよ奏。道こっちなんだから」


「じゃまたね」


「「またねー」」




ふぅーなんとか間に合った。御坂さん来るの早いんだよ。

電話した時絶対この辺にいただろ。なんなら後ろから見てたんじゃないのか。あの言葉は


『可愛い彼女さんでもいるんですか?』


なんで担当編集に恋愛事情知られないといけないんだよ。

あー恥ずかし。

それより、明日四条さんになんと言おうかな?

母さんに急に呼び出された?もしくわ妹が熱出したから買い物に行ってた?………………


いや、本当の事を言おう。

俺の彼女なんだから。それに彼女に嘘をついて騙したくない。


よし明日気合い入れて学校行くか。


『ピロン』

携帯が鳴った。


『電話してもいいですか?』


し、四条さんからだ。俺は、あまりにもびっくりし携帯を足に落としてしまった。


「イッテーー」


ドン

「お兄、うるさい」


はいはいごめんよ。鈍臭くって。

それより早く返信しなければ。


『いいですよ』


ピロン

『はい、わかりました!』


俺の携帯が鳴った。

『もしもし、四条さん』


すると、聞いたこともないような高いテンションで聞いて来た。


『神原くんがジバン先生って本当!!!』

『…………えっ?』


えーーーーーー俺の正体バレてるじゃんか。





どうだったでしょうか?面白かったですか?

この作品を読んで読者は、私に陽キャ嫌いなんと感じるかもしれませんが、ハッキリ言って大嫌いです。特に自称陽キャが。まぁその理由は後々話していくとして。

次回陽キャのアイツについて触れていくので是非見てください。


自分では面白いと思って書いていますが、面白くないと感じる方もいると思いますので、是非コメントできて教えてください。

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