3話サバイバルと決闘
こんにちは。雷です。
今回は前回の続きと言うことで乱斗達がヤンキー連中に絡まれた後の話です。
あと、今回からフルネームじゃなく下の名前で書いていきたいと思います。
「おいおい、なんで君みたいな初心者がそんな良い籠手をつけているのかな?」
絡んできたヤンキー連中のリーダーと思われる男が内心に怒りを秘めているかの
様子でー絶対怒りを秘めているがー言った。
乱斗と寛太はヤンキー連中をよく見ると5人で編成されていて
リーダーと思われる男以外は全身を革装備に鉄の武器、リーダーと思われる男は
頭以外は鉄装備で腰に刀と思われる武器を装備している。
それを見た寛太は、
「ここは部が悪いなんか理由をつけて逃げよう。」
乱斗の耳元で囁いた。乱斗は首を縦に振り肯定の意思を表した。
それを見た寛太が
、
「す、すみません。僕たち急いでいるので。」
そうヤンキー連中に言ってこの場から抜け出そうとした。しかし、
「何言ってんの?逃がすわけないじゃん。」
リーダー格の男がそう言って寛太の首元に向けて刀を向けた。
「こんな事したく無かったんだけどね。君らがどうやっても渡さないって言うんなら力ずくで奪うまでだ!」
そう言ってリーダー格の男が刀を振り上げた。そのまま振り下ろされる事は無かった。リーダー格の男が後ろに吹き飛ばされたからである。そして、寛太の前には
拳を前に突き出した乱斗が立っていた。
「お前、俺の親友に何しようとしてる?」
その乱斗の言葉にいつものような優しい雰囲気は少しも感じなかった。
吹き飛ばされたリーダー格の男を見てヤンキーの仲間達の
なんだなんだ⁉︎ てめぇ! という混乱または怒りの声が聞こえた。そして、
次々に武器を構えた。起き上がったリーダー格の男は怒りの形相を浮かべている。
「俺の後ろに隠れていろ。」
乱斗が寛太に言った。寛太は言われた通りに乱斗の後ろに隠れた。
ヤンキー連中が乱斗に攻撃しようとすると、リーダー格の男が右手で押し留めた。
逃げるのか そう考えた乱斗だったがリーダー格の男からの言葉で考えが変わった、
「このクソ野郎は俺がぶちのめさないと気がすまねぇ!」
そう言って乱斗にメッセージを送ってきた。
乱斗がそのメッセージを見るとそこには、
プレイヤー レイズがあなたに決闘を申し込みました。
決闘をしますか?
YES or NO
と書かれていた。乱斗は寛太に決闘について聞くと
「これは多分だけど、この場所で誰の邪魔も入れずに戦うためじゃないかな。」
そう寛太は言った。それを聞いた乱斗はYESを押す前に
「何が望みだ?」
リーダー格の男/レイズに聞いた。レイズは
「何も・・だが強いて言えば俺が勝ったらその籠手を貰うそれだけだ。」
「そうか・・・。」
その言葉を聞いた乱斗は小さく返事をしYESを押した。
すると、乱斗とレイズを中心に小さめの円形の魔法陣が広がった。そして、
あと10秒で決闘を開始します
という通知が2人に届いた。
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、乱斗はこの10秒のうちに心を落ち着かせ、戦う意思を固めた。
そして、‘’0秒‘’レイズと乱斗の決闘が始まった。
最初の一撃はレイズが乱斗の首元を狙った攻撃だった。が乱斗はこれを
まるで読んでいたかのように籠手でガードをした。
その後もレイズが攻撃しては乱斗が籠手でガードするか避けるかの繰り返しだった
レイズが痺れを切らしたのか攻撃スキルを使用した。
それを見た周りの観客は同時に おぉー! という歓声を言った。
解説しよう!どうしてこんなに歓声が湧くのかというとこの世界の攻撃スキルは
攻撃スキルの熟練度が25を超えないといけないため珍しいのであるそれを
こんな最初の遺跡で見たら歓声も湧くということである。
レイズは刀スキル垂直縦切り「新羅」を発動した。乱斗はそれを避けそこなりダメージを受けてしまった。
「ぐっはっっっ!」
乱斗が短く息を漏らすレイズは
「こんなもんか。」
呆れたように言った。そして、
「これで終わりだ!!」
刀を振りとどめを刺そうとしたその攻撃を乱斗は籠手で受け止めた。
「ま、まだやられるわけにはいかない!」
バキンッ 乱斗はありったけの力で刀を握り破壊した。
ひっ それを見たレイズは恐怖で出た悲鳴を抑えられなかった。
それだけで終わればよかったのだが乱斗は止まらなかった。
胴、頭に連続で攻撃した。・・・レイズのHPが尽きるまで。
パリンっ 乾いたよく響く音が鳴った。レイズのHPが尽き結晶となって
空へ上がった。一瞬の静かさを破ったのは寛太の
「か、勝った。カシラが勝ったぞ〜!」
という声だった。その声を引き金に観客からも歓声が起こる。
その後レイズの仲間だった奴らはレイズが死んだ位置にあった袋を
持って逃げた。
はい、今回はヤンキーのリーダー レイズ との決闘の回でした。
どうでしたか?
自分は個人的に いいかな? という回でした。