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詩集箱  作者: 野々村鴉蚣
1/2

嗚咽はいつしか快感となる。

これは、ただの思いつき。

これは、ただの殴り書き。

これは、ただの逃げ道で。

これは、ただの涙のあと。


だれも、私に気づかずに。

だれも、言葉を濁してて。

だれも、ココロの奥底が。

だれも、読み解けられず。


それが、私の詩集箱なの。

それが、私の刺繍箱なの。

それが、散りばめた思考。

それが、縫い合わされて。


始まる、私の手作りの物。

始まる、私の見失った物。

始まる、私の嘔吐物から。

始まる、貪欲な睫毛の埃。



────────────


開いて頂きありがとうございます。

こちら、私の脳に浮かんでは消えていくただの思考の切れ端を、不器用な利き手で無理やり縫い合わせたもののたまり場です。

言わば単なる詩集箱。

形にもならない歪な思い。

見えた風景、思い背中。

それをただただここに吐き出すだけ。

言い逃れることも出来ない、ゲロの溜まり場。

御不浄にございます。


お引取りを。

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