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嗚咽はいつしか快感となる。
これは、ただの思いつき。
これは、ただの殴り書き。
これは、ただの逃げ道で。
これは、ただの涙のあと。
だれも、私に気づかずに。
だれも、言葉を濁してて。
だれも、ココロの奥底が。
だれも、読み解けられず。
それが、私の詩集箱なの。
それが、私の刺繍箱なの。
それが、散りばめた思考。
それが、縫い合わされて。
始まる、私の手作りの物。
始まる、私の見失った物。
始まる、私の嘔吐物から。
始まる、貪欲な睫毛の埃。
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開いて頂きありがとうございます。
こちら、私の脳に浮かんでは消えていくただの思考の切れ端を、不器用な利き手で無理やり縫い合わせたもののたまり場です。
言わば単なる詩集箱。
形にもならない歪な思い。
見えた風景、思い背中。
それをただただここに吐き出すだけ。
言い逃れることも出来ない、ゲロの溜まり場。
御不浄にございます。
お引取りを。