9/11
楽しそう
「いやいや、ここまで楽しませてくれるとはねぇ」
暗殺者は嬉しそうに親分らに言った。
最初のナイフはやすやすとかわし、それからその腕をとってくるりと180度回転させる。
そのまま地面へとたたきつけ、腕を頬俚投げた。
ちぎれたわけではない、でも、私の目にはそう見えた。
「なかなかね、最近は楽しませてくれるような奴らがいなくてねぇ。ここでこうやって楽しませてくれるのがとてもうれしいのさ」
誰も聞いていないのにもかかわらず、彼はとても楽しそうだ。
ようやく戦う相手が見つかったときの暗殺者の顔つきをしていた。