何故 何 どうして
何故 何 どうして 何故 何 どうして
子供が告げる魔法の言葉 大人が困る疑問の言葉
どうして 子供は聞くのだろう
何で それを聞くのだろう
何故 私に聞くのだろう
子供はとても純粋なもの 子供はとても繊細なもの
目に映る全てが知らないもの 耳に届く言葉は謎めく音の集合体
世界に溢れる不思議なもの 何かもわからぬ存在の
答えをあなたが知っている 教えてくれると信じてる
キラキラお目々で私を見上げ ワクワクしながら答えを待ってる
その信頼を どうか裏切らないで
どうでもいいものとして あしらわないで
知らなくてもいいの わからなくてもいいの
求めているのは 正しい答えとは限らない
それは子供が示す コミュニケーション
同じ目線で見れなくても 同じ感覚を持てなくても 同じ話を共有している充足感
同じ場所に立とうと 届かぬ大人へ背伸びして
少しでも近付こうと 気持ちを分かち合おうと 一緒であろうと
拙い言葉で示してくれる 幼くも愛おしい愛情の形
煩わしい時もあるでしょう 忙しい時にと腹を立てることも
でも イライラむかむかした時が過ぎ去ったなら 振り返って
「さっきはごめんね。お話しよう」と やさしく語りかけて
もう二度とではなく もう一度に書き替えて
幼かった自分を思い出して 伝えたくても伝わらないあのもどかしさを
あの日 あの時 できなかったことを 大切な誰かに繰り返さないで
悲しい思いを 上塗りしないで
何故を向け 何を紡ぎ どうしてを投げかける
それは子供が示す コミュニケーション
あなたを知りたいと わたしを知ってと 示す自己主張
見逃してはいけない存在証明 目には見えない子供の主張
何故 何 どうして 何故 何 どうして
子供が歌う魔法の言葉 大人が戸惑う疑問の言葉
何故 何 どうして 何故 何 どうして
それは 大人と子供を繋ぐ 魔法の言葉
ちなみに私は子供が苦手。けれど不思議と嫌われなくてむしろ寄って来られて戸惑うものです。
頭の中身がちびっこからすると「一緒だ!」なレベルなのでしょうかね。
まあ、対等に思って貰えるのであれば嬉しいことですね。
子供は憎たらしくて眩しいくらいに可愛くあって欲しいものです。