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詩集

生きることそれは苦しみ

作者: しのぶ

ネガティブになったっていいんじゃないか。にんげんだもの。

生きることそれは苦しみ

死ぬることそれも苦しみ

早死には恐ろしくあり

長生きはいとわしくあり

恐ろしくかつ痛ましく

おぞましくかついとわしい

幾たびか救いを求め

この道を巡ったことか

かたわらを眺めて見れば

命あるものたちを見る

それぞれに命を求め

ただ己が望みのために

お互いを呪い憎んで

だまし合いまた奪い合い

攻め合って滅ぼし合って

喰らい合うものたちを見る

それこそがこの世の定め

誰一人まこととはせず

我もまたただ己がため

痛ましきこの世の道を

たどり行く苦しみながら

幾たびか救いを求め

この道を巡ったことか

そのたびに帰り着くのは

また同じ痛ましき道

はじめからこの世に足を

踏み入れず済んでいたなら

どんなにか良かったことか

はじめから歪んでいると

知ってなおどうにもならぬ

いとわしき道


痛ましや 命短く あるものを

長く生きるも またいとわしや


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