9.十夜の一日
最近トイレのドアノブが壊れてしまいました
壊れたとき中に閉じこめられなくて助かったです
もし閉じこめられたら………
俺は五月七日十夜
いつもは宗が主人公?なんだが、今日は俺が主人公らしい
というわけで今日は俺視点で始まるぜ
「今日はひさびさにユビキタスしに行くか~」
今日は珍しく暇なのでゲーセンに行くことにした
だがそういう時に暇でゲーセンに行ったら大抵は………
「うわ~めちゃくちゃ混んでる…」
……人が一杯いるのだ
「おぉ!十夜!お前も来てたのか」
こいつは友達の宗、学校では基本的にコイツと一緒に尼断Ⅱをいじっている
え?尼断Ⅱが誰かだって?
奴は人間の皮を被ったホモさ
みんな気をつけな、奴に背を向けたら明日は来ないと思えよ
さてやっと自分の番がきたな
俺はこのユビキタスを長いことやっているので、かなり得意なのだ
「最初の頃は苦労したなぁ」
「急にどうしたんだ?」
「少し昔を思い出してただけだ…」
さてやるか!
所変わって本屋………
さてあの本の新刊はでてるかな?
………ん?あれは……
「尼断Ⅱ!?何故ここに」
まさか!罠か!俺は嵌められたのか!
いや落ち着け俺、大丈夫だ、まだ気づかれて………
「あれ?十夜じゃん、何してるの?」
……時すでに遅し
「ヤァ、グウゼンダネアマタツクン」
「どうしてそんな棒読みなの?」
「ハハッ、ソンナコトナイヨ」
ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!
俺の本能が告げている“今すぐ逃げろ!”と
ここは危険だ、何故気がつかなかった!バカ!俺のバカ!
この前尼断Ⅱが本屋行くって言ってたじゃん
とにかく早くここから逃げよう
「あのさ……もし暇なら僕の家に来ない?………もちろん親は出掛けてるから2人だけだよ」
ヤバい!!!誰か!誰でもいいから助けてぇぇぇ!
「ありゃ?十夜じゃねぇか、また会ったな」
俺の祈りが通じたのか、今一つの光明が差し込んだ
「そうだ!俺コイツと約束してんだ、だからさ家に行くのはまた今度な」
「え?オレそんなの知ら「何いってんだよ!さっきやくそくしたじゃん」」
(頼むよ!口裏合わせてくれ!)
(ジュース1本………)
(奢るから!だから助けて!)
(仕方ねえな)
「そうだったわ、さっきゲーセンで約束したんだわ」
「ほ、ほらな、だからまた今度な」
「そう、なら仕方ないね、でも何時でも待ってるからね」
助かった…………
もう泣きそう、ジュース1本で済んだら安いほうだ
もし捕まったら………考えたくないな
こうして俺のとある一日は終わりを告げた
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