7.暑いって言うと余計に暑くなる
日に日に暑くなってきてます
皆さん、熱中症に気をつけて下さい
僕も気をつけます
「暑い~」
もう7月なので本格的に夏なのだ
教室にエアコンはついているが、所詮は学校なので大して効果はなかった
こんなに暑いとやる気はでないし、授業内容は頭に入ってこない
「アイス食いて~図書室行きて~」
この学校は図書室と職員室だけ涼しいのだ
だが今日は図書室が開いてない
だからといって職員室に入れる訳でもない
まさに最悪の状況なのだ
「十夜~、尼断Ⅱ~、アイス奢ってくれよ~」
「バカやろう、俺が奢って欲しいわ」
「アイス?あぁ、さっきまで食べてたよ」
よし、尼断Ⅱをボコボコにしよう
体育祭の分もあわせて100発ほど殴らせてもらおう
「ちょ!ちょっと!顔が怖いよ!」
「そんなことないよ尼断Ⅱ君、少し君を殴りたいと考えてただけだよ……100発ほど」
「少しじゃないよね!?」
ちっ!今は尼断Ⅱを殴るのもダルいな
尼断Ⅱめ!運がいいやつだな、ここは見逃しといてやるか
「動くのダルいから止めてやる、感謝しろよ?」
「どこに感謝すればいいの!?」
これだから尼断Ⅱは………
体育祭の事を言わないだけありがたく思え!
「よし!授業さぼるか!」
オレはそう決め、教室の扉を開き外に………
「春夏秋冬さん、どこに行くのですか?」
……出れませんでした
「いやぁ、ちょっとトイレに行こうとしてただけですよ♪」
「ダメですよ、もう授業が始まります、席に着きなさい」
あれから先生に執拗に当てられた
酷い!酷すぎる!ただ少しだけ外の空気を吸いたかっただけなのに……50分ほど
授業が終わって、先生がこんな事を言った
「五月七日さん、春夏秋冬さん、職員室まできて下さい」
何故オレ達が呼ばれたのだろう?
疑問に思いつつも先生について行った
職員室………
「あなた達!このレポートはなんですか!内容が全て同じてはありませんか!」
あぁ~やっちまった、この先生はダメなんだった
前にノートを見せて写さしたのが原因だ
オレ達は小声で、
(どうする?オレが能力使おうか?)
(頼む!俺もフォローする!)
オレはこの状況を変えるべく能力を使う事にした
少し短いですが今日はこのへんで
次回は遂に能力発動!