6.油断大敵って本当だね
まだまだ誤字や脱字がよくあります(´・ω・`)
でも挫けない!目指せ!ミス無し!
「体育祭まけたぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そう、オレ達は負けてしまったのだ
なぜ負けたのかというと……
尼断Ⅱの所為なんだよぉぉぉぉお!!!!!!
あれは体育祭初日のことだった…………
体育祭初日…
今日から体育祭だ!優勝すれば焼肉だから気合もやる気も有り余るほどあるぜ
「宗、頑張ろうぜ」
十夜も気合が入ってるようだ
みんな気持ちは一つ!
「「「「「焼肉食うぞぉぉぉぉお!!」」」」」
絶対勝つぞ!負けは許されない、いざ焼肉の名の下に、我らに勝利を!
オレ達すげぇわ、なんかすげぇわ
もういろいろヤバいな
オレ達は1組なんだけどな………
1組[126点]
2組[15点]
3組[8点]
4組[5点]
5組[2点]
6組[0点]
7組[0点]
8組[0点]
……なんだこの点数差は
ここまで来たらもうある意味怖いわ
まぁ競技は後1つだし勝ちは確定したようなもんだな
もう楽勝……
「最後の競技は、勝ったクラスに200点入ります」
……じゃねーよ!!
なんだよ!じゃあ今までのはなんなんだ!
畜生、なんだか納得いかないが仕方がない
ようは勝てば良いのだ
勝てば官軍!勝てば正義!
オレ達なら楽勝、そう思ってた時期がオレにもありました
最後の競技は凄かった
よくあんな負け方が出来たものだ
競技は50m走、走者は尼断Ⅱだったので心配したが、相手は見るからに走るのが駄目そうな奴だった
いわゆるおデブさんだったのだ!
だからオレ達は既に勝ったつもりでいたのだ
尼断Ⅱも気が緩んでいたのだろう
だが“人は見かけによらない”この言葉を思い出したのは全てが終わった後だった
「尼断Ⅱー!勝てよー!」
「いやいや、あれが相手なら楽勝だろ?」
「だな~」
クラスの連中が笑っている
油断するな、と言うべきだったんだ
この時こう言っていれば結果は変わっていただろう
スタートの合図の発砲音と共に走者は走り始める
尼断Ⅱは案の定油断していて躓き、ゆっくりと体が傾き始める
そして……………転けた
転んだなら直ぐに立てばいいだろう
相手はあのデブだ、すぐ追いつける
だがそれは幻想だった
あのデブ達はなんと普通に走れたのだ!
油断さえしなければ転ける事もなくオレ達は勝てただろう
というわけでオレ達は負けたのだ
「はぁ、焼肉がぁ~」
「宗、諦めろよ~もう過ぎた事だろ?」
「そうは言ってもなぁ、十夜も焼肉食いたかっただろ?」
焼肉食いたかった!食いたかったのに……
「なにしけた顔してるんだい?そんなんじゃ幸せが逃げちゃうよ?」
「尼断Ⅱくぅぅぅん!テメェのせいだろうがぁぁあ!」
「止めろ!宗!」
「止めるなぁぁ!十夜、オレはこいつを殴らなきゃいけないんだぁぁぁあ!!」
「違うだろ!」
「何が違うんだ!」
「俺に殴らせろぉぉお!」
「ボクが殴られるのは確定なの!?」
仕方ない、ここは譲ってやるか
5話、一部変更しました
あとこれから番外編みたいな感じで、十夜視点や尼断Ⅱ視点も書く予定です