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巨乳美少女とつきあったら貧乳幼馴染がおかしくなり美乳地雷系までせまってきた  作者: みらいつりびと


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巨乳と暮らす

 病院から出て、きらりさんと帰宅の途につく。

 一緒に同じ家に帰るのはなんだか不思議な気がするが、これからしばらく彼女とひとつ屋根の下で暮らすのだ。共に出かけて、共に帰ることが増えるだろう。たぶんすぐに慣れる。


「友達にきらりさんと暮らすことになったって話してもいいかな?」

 僕は獅子谷くんと高山くんにはあまり隠しごとをしたくない。

「わたしはいいよ。隠してたってバレちゃうと思うし。わたしの帰る方向は逆になって、カナタくんと一緒に帰るんだもん」

「お義父さんに襲われたことは秘密にした方がいいよね?」

「さすがにそれは外聞が悪いね。カナタくんの家に住むことになった理由はどう言おうかな?」

「家庭の事情とだけ言って誤魔化そうか?」

「うーん、ミチルあたりは根掘り葉掘り訊いてきそうだなあ」


 寿限無さんときらりさんが元のようにつきあえるのかどうか、いまはよくわからないが、どう説明するかは決めておいた方がいいだろう。

 僕もすみれになんて話すか悩ましい。嘘は言いたくないし、誤解もされたくないが、きらりさんの家庭の事情をすべて話すわけにはいかない。どこまで話してよいか、きらりさんとすり合わせた方がいい。

「義父と折り合いが悪くて、恋人の家に退避させてもらった。義父以外の親は了解している。これでどう?」

「嘘は言ってないね。そう説明しておこうか」


 僕たちは電車に乗り、デパートに寄って焼き菓子の詰め合わせを買い、自宅に帰った。

 着いたときは6時になっていた。

 お母さんは夕食の支度をしていた。きらりさんはあらためて母にお礼を言い、焼き菓子を渡した。母は「気を使わなくていいのに」と言った。


 母の仕事はパートの図書館司書で、早番勤務をしている。

 午前8時30分から午後1時30分まで働き、休日はたいてい日曜日と月曜日だ。

 父は市役所に勤めていて、だいたい午後7時頃に帰ってくる。

 そして家族全員で夕ごはんを食べることが多い。

 これからしばらくはきらりさんを加え、4人で食卓を囲むことになる。

 今夜はハンバーグとサラダ、コーンスープという献立だった。


「美味しいです」

「そう? よかったわ。お母さんの具合はどうだった?」

「全治6か月くらいだそうです。入院期間はやっぱり2週間になりそうです」

「お義父さんとはどうなりそう?」

「母は離婚も選択肢に含めて検討しています。でもまだどうなるかわかりません」

「そんな簡単には決められないわよね。きらりちゃんは好きなだけこの家にいていいのよ。お父さん、いいでしょ?」

「あ、ああ、いいとも」

 我が家では母権が強い。父は追認するだけのことが多い。

「お世話になります。ありがとうございます」


 きらりさんの生活の場はこの家と決まった。期間は未定だ。

 夕食後、彼女には2階の四畳半で休んでもらった。その元物置部屋はきらりさんの部屋ということになった。

 僕は2階にある僕の部屋で勉強しようとした。毎日1時間くらいは勉強する習慣がある。でも今夜は、きらりさんのことが気になって手がつかなかった。


 僕は彼女の部屋のふすまをとんとんとノックした。

「カナタです。入っていいかな」

「どうぞ」

 ふすまを開けると、きらりさんは布団の上でだらんと寝転んでいた。

 上半身を起こす。それだけで彼女の胸はたゆんと揺れる。

 どきっとした。巨乳のカノジョと暮らすのはかなり刺激が強い。

 抱きしめたくなってしまう。自制するのに相当な意志の力が必要だ。

「午前中にしたみたいなことをするのは、家の中でふたりきりのときだけだよ」

 彼女は僕の耳に口を近づけて、ごく小さな声でささやいた。


 9時頃にきらりさんにお風呂に入ってもらった。

 湯あがりの彼女からは花のような甘い香りがふわりと立ち昇った。

 タワーマンションから持ってきたピンクと白の縦縞のパジャマを着ている。

 上気した顔が色っぽい。


 次に僕がお風呂に浸かった。

 アニメのキャラクターはこんなとき、「このお湯にはだかで彼女が」というようなことを考えて興奮するものだが、僕も同じことを考えてしまった。きらりさんの裸体を思い浮かべずにはいられない。もちろん興奮してしまった。どうしようもない。

 風呂から出て、冷蔵庫に入っている冷たい水を飲み、火照りを冷ました。


 僕はいつも10時頃に就寝する。

 今夜はきらりさんがいるので寝つけないかもしれないと思ったが、意外とすぐに寝入ってしまった。

 ぐっすりと眠り、翌朝5時に起床した。

 僕には毎朝運動する習慣がある。

 ランニングウェアを着て、きらりさんを起こさないように気をつけて、静かに階段を下りた。

 コーンフレークにたっぷりと牛乳をかけて食べる。

 これは朝食ではなく、走るためのカロリーだ。


 家を出て、早朝の住宅街を走っていく。

 深い呼吸をしてランニングするのは気持ちがいい。

 病弱だった頃には激しい運動なんて絶対にできなかったが、いまでは平気だ。

 10分ほど走ると河原に着く。

 景色を見ながら土手の上を駆ける。西の遠くの方に山脈が青く霞んでいる。きらりさんと登った山は見えているのだろうか。どのあたりへ行ったのか僕にはわかっていない。

 45分ほど走って家に帰る。

 つづいてリビングで筋トレやストレッチをする。

 腹筋をしているとき、きらりさんが2階から下りてきた。


「おはよう。運動してるのね」

「おはよう。5時に起きて、8キロくらい走ってきたよ」

「すごっ。早朝から走るなんて、わたしには絶対にできない」


 6時15分頃に運動を切り上げて、シャワーを浴びる。

 風呂から出てきたら、お母さんときらりさんはキッチンにいて、ふたりで朝食の支度をしていた。お弁当もつくってくれているようだ。

 それから家族3人と恋人とで朝ごはんを食べた。

 うちの朝食はたいていトーストとゆで卵と野菜ジュースだ。簡単に済ませる。


「カナタくんが健康的すぎてびっくりしました。早寝早起きで、起きたらすぐ走ってるんですね」

「この子は幼い頃からだが弱かったからねえ。こんなに元気になるとは思わなかったわ」

「朝走るのは気持ちいいよ。きらりさんもする?」

「できないってさっき言ったでしょう」


 お父さんは7時20分頃に職場へ向かう。

 僕ときらりさんは7時半に出発した。

 お母さんは職住近接で、いつも8時10分頃に家を出る。

 駅へ向かいながら、きらりさんと話した。


「素敵なご家族ね。わたしも家族の一員になりたいなあ」

「きらりさんは家族みたいなものだよ。気兼ねなく過ごしてよ」

「そうじゃなくて、いつか正式な家族になれたらいいなってこと」

 その意味するところを具体的に考えて、僕はそうなるといいなと思った。

「大好きよ、カナタくん」

「僕もだよ、きらりさん」

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