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【特別配信】学校でイジられてた俺、ついに金をせびられ始める。だからその原因の陽キャを、煽りまくり完全論破してみた。

どうも、俺は氷室海ひむろかい…名前は陽キャ中身は陰キャの高校生だ。


「なぁ、氷室。」


金髪のザ・陽キャという感じの男子に話しかけられる。


ん?陰キャなら、陽キャと話すって…無理だよ。あと、俺は話してるんじゃない一方的にイジられてるんだ。悪くいえば、いじめとも言うな。


「お前猿の真似得意だろ、やってくれよ。」


やりたくないが、俺に拒否権はない。なぜならこれを断ったら、本格的ないじめが起こるからだ。だから、俺は内心で悪口を言いながらモノマネをした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ある日、陽キャ共は本格的に超えてはならない線を超えた。


「なぁ氷室、最近俺達金欠でさ〜。飲み物奢ってくんね。」


「あっ、それなら俺(私)も〜。」


その瞬間俺の中で、何かの糸がプツリ切れた。


「分かった、言ってくるよ。」


そう言って立ち上がり、購買に向かおうとする。


すると、俺の真なる友である川上玲王かわかみれお君が心配をしてくれる。もちろん陰キャである。


「なぁ海、大丈夫か?手伝えることがあったら、なんでも言ってくれよ。」


その時俺は、ある反撃の糸口を見つける。


「それなら玲王、一ついいか?耳を貸してくれ。ゴニョゴニョ…」


すると、玲王が本気で驚いたような顔をする。


「本当にそんなことができるのかい?」


「あぁ、もちろんだ。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


俺は玲王に、とあるブツを預けて教室に向かう。


「おっ、やっと帰ってきた。それで、飲み物はどこにあるんだ?」


それに対して、俺は大きな声で宣言する。


「俺はもう、お前らみたいな陽キャには屈しない。」


「何言ってんだ、お前?さっさと飲み物買ってこいよ。じゃないと、殴るぞ。」


他クラスからも、野次馬がやってくる。


(さぁ、ここからが、勝負どころだ。気張っていけよ、氷室海。)


そう自分を、心の中で鼓舞する。


「おっ、殴っちゃう?ほら、殴ってみなよ…でも殴れないよね。髪の毛金髪に染めてるけど、かっこいいと思ってるからでしょ。ヤンキーぶるのも、そっちのほうがかっこいいと思ってるからだよね。」


「なっ、テメェ。早く買ってこないと、本当に殴るぞ。」


顔を赤くしながら、怒鳴り散らす。


「殴る殴るうるさいよ、同じことしか君は言えないのかな。まだ、ヤンキーのほうが頭良いよ。あ、ゴッメ〜ン。ヤンキーもどきだったから、知能は普通のヤンキーよりも低いよね。あ、皆の前で、頭の悪いこと言っちゃってゴメンね(笑)。そういえば言葉通じてる?分かるかな、ヤンキーもどきく〜んwww。」


最大限の煽りを込めて言う。


「お前、絶対に許さねぇ。」


「許さない?それは、僕のセリフだよね。金をたかられて、殴るだなんて脅迫もされたんだよ。あっ、それはコイツを止めなかった、君達友人も同罪だから。あぁでも、こんな低能とつるんでる時点で言葉も理解できないか。」


陽キャ共は肩を震わせて、こっちを睨む。


「そういえばなんで、君達ってこんなブス女に付き従ってるの?いや、今はどうでもいいか。」


俺は、金髪陽キャの彼女っぽい女に付き従っている理由を聞く。ちなみに金髪陽キャの彼女は女子のカーストトップという立ち位置にいる。


すると、金髪陽キャがこっちに怒声を放ってくる。


「テメェ、俺の彼女をブスって言いやがったな。」


それに対して俺は、極めて冷静に返す。


「えっ?俺は、ブス女って言っただけだけど、君の彼女とは一言も言ってないよ。あっ、もしかして君は自分の彼女をブスって思ってるの?まぁ確かに、スタイルは良いから君みたいな猿には相性抜群かもしれないね。」


「テメェ、ぶっ殺してやる。」


そう言って、殴ってくる。同時に、周囲から悲鳴があがる。


最初に声をあげたのは俺だった。


「えっ、さっきから殴る殴る言ってたのにこの程度?弱すぎるよいくらなんでも。まさか、知能も力も赤ちゃん並だったとは(驚愕)。」


「テメェ、お前らこんなヤツやっちまえ。」


それに対して、俺は警告をする。


「これ以上は、やめたほうが良いと思うよ。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「それなら玲王、一ついいか?耳を貸してくれ。

実は俺、インターネットでフォロワーが二万人ほどいるんだ。それで近々配信するって言ってるんだ。」


「本当か!?」


「あぁ、大事な友人に嘘はつかない。それで、その配信を陽キャ共の制裁配信にしようと思うんだ。」


「本気で言ってるんだね。」


玲王は、俺の目を見てそう呟いた。


「それで、僕は何をすればいいんだ?」


「玲王には、撮影をお願いしたいんだ…頼めるか?」


「もちろんだ、親友の頼みだしね。それで題名はどうするんだ?」


「それはな…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「実は今俺のスマホで、君達クソ陽キャの制裁動画を配信してるんだ。」


「嘘つけ、どうせ強がりだろ。」


「嘘じゃないよ、そうだな、カメラマンのL君。今、同接何人か教えてくれる?」


「え〜っと、今はですね…同接8万人です。」


「なっ…バカな。」


「そういうことだから。あ、あと一つ聞いてみたいことがあったんだ。ねぇ、今どんな気持ち(笑)。」


陽キャ共が呆然とする。


「それじゃあ、フォロワーの皆さんも新規の方もどうだったでしょうか?面白かった方は高評価とチャンネル登録お願いします。『【特別配信】学校でイジられてた俺、ついに金をせびられ始める。だからその原因の陽キャを、煽りまくり完全論破してみた』を終わります。またね〜。」

本当にこんなことができたら、気持ち良さそうですよね。

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