5月下旬~竿のリレー~
滅多にありませんが・・・。
一回目の川下りから戻って来て、次の出発に備えようとした時でした。
「川下り中に竿が折れたっていう連絡が入ったんで、新しいのを持っていてくんない」
「了解」
私は竿を持ち出すと、キャラバン(車)の中に入れます。
現場へGOっ。
船頭は竿一本で川下りへ出ます。折れて運航が難しい場合は、状況を連絡して、竿交換まで待機・・・こんな動きになることもあります。
竿は折れてしまっても箇所によっては舟を進める事が出来ます。
竿竹上部の1~2の節が折れたくらいなら、掘割のコンディション次第でなんとか完走することも・・・。
だけど、この日の水位は上がっていて、ちょっと難しいと感じました。
現場に直行すると、船頭、お客様の無事を確認し、折れた竿を回収し、新しい竿を手渡しました。
安堵する船頭の顔、私だって同じシチュでしたら、めっちゃホッとするでしょう。
「ありがとうございます」
「大丈夫ですか?頑張ってください」
と、会話を交わし、お客様へは深く一礼をして笑顔で手を振り、その場から見送ります。
こういうハプニングもたまーにあるのです。
あるあるです。