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12月下旬~小ネタ集~

 小ネタ集めてみました。


 ・こたつ舟での運航中、雨が降る

 完全に雨の日ならば、こたつ舟運航の期間中でも、木の椅子舟でお客様にはレンタルレインコートを着ていただいての出発となります。

 が・・・途中から降って来たら、先日それがありました。

 運航途中で雨が降り、止む気配がなかったので、お客様にレインコートをお配りしました。

 雨が降り続き、こたつ布団や絨毯が濡れてくると、そりゃあ、もう、お客様も不快ですよね。

 さっきまで、笑顔だったお客様も無言となり、実に気まずいのです。

 幸い、びしょ濡れになるまでは至らなかったのですが、正直、雨が降るなら一日中振って欲しいです。

 天候が不安定だと、こたつ舟を解体したり、作り直したり、布団や絨毯が濡れたら乾かさないといけません。

 判断がね~シビアなんですよ。


 ・つむじ風舞う

 城堀水門をくぐる時でした。

 不意につむじ風みたいな突風が吹くと、まるで映画か魔法のように、木の葉がぶわーっと一面に踊るように舞い続けました。

 お客様も歓声をあげられます。

 ゆっくりとその中へ舟を進ませましたが、かなり風で舟が動かされました。

 やはり強い風だったんですね。

 すぐに風はおさまりましたが、こんなことははじめてで、幻想的でした。

 自然って不思議ですよね。


 ・火鉢の中身に興味津々

 下船後、火鉢を降ろしていると、海外のお客様が尋ねてきます。

「ワァット?」

「ああこれ、ジャパニーズ、ホットヒーター、ひ・ば・ち」

「ヒバチ?」

「イエス・・・イン・ザ・チャコール炭」

 私は火鉢の蓋をあけてアツアツの木炭を見せます。

「オウ!チャコール」

「イエス・これベリーホットね」

「サンキュ」

 と、お客様、納得した表情で笑顔を見せてくれました。


 ・ええ~いつものことなの

 これも下船時のことです。

 海外のお客様十数名に対し、日本のお客様は2人という乗合舟でした。

 日本のお客様が降りられるさい、

「いつもは、日本人が多いよね」

「いや~今は海外のお客様の方が多いですよ。さっきの乗合舟はオール海外の方でしたから」

「ええ~いつものことなの」

 と、お客様は驚かれます。

 その後、私の肩をぽんぽんと叩き、一言、

「がんばってね」

 と言っていただきました。


 ・雪が降る

 あついあついと書いていましたが、夜中に雪が降りました。

 まさか、まさかです。

 朝、車のワイパーに雪が積もっていました。

 当然、舟にも雪は積もっていまして・・・除雪なんぞに追われて、開店準備はいつもより汗をかきました。

 ゆうても、九州なので、そこまではなかったです。


 ・寒い

 私は川下り中、基本は素手で竿をさしています。

 ところが、めっちゃ寒いと痛くて、とても素手では竿を持てません。

 なので、ビニール手袋をはめて舟をおすのですが、芯から寒い時は、ゴム手していても突き刺すような痛さの時があります。

 もう、そんな時は泣きそうになります・・・今のところ、まだ素手でやっています。

 と、書いた翌日の22日、あまりの寒さに、ゴム手袋をして川下りをしました(笑)。

 竿を触った感触がね~違うんですね。

 これが慣れるまで、しばらく違和感が続くんだよなあ。


 ・内覧会

 川下りでも身近な、柳川のシンボルである御花邸、旧立花家の殿様屋敷があった場所です。

 その旅館が、正月明けにリニューアルオープンします。

 内覧会があり見に行ってきました。

 こういう機会がないと、めったに高級旅館の中なんて、見れないじゃないですか、奥さん(笑)。

 なかなか落ち着いた雰囲気で良きかな。

 一泊一人8万円のスイートルームは、広々、ゴージャスで自慢のお庭松濤園が一望できます。

 一度は泊まってみたいなあ・・・はあ(溜息、笑)。


 川下りの終盤に見えるんですよね。

 新しい御花邸の旅館が、ガイドをつけるとしたら、

「あれに見えますのが、御花邸です。御花邸はかつてのお殿様屋敷があった場所です。旅館は新しくリニューアルオープンされ、歴史ある文化財との調和をコンセプトに内装が一新されました。より和を感じられる空間となっており、優雅でかけがえのないひとときをお楽しみいただけます。柳川の旅行がちょぴり贅沢な思い出となる事は間違いないと思います」

 ・・・きっと言わないな(笑)。


 ・クリスマス

 およそ川下りは、クリスマスとは縁遠いものと感じます。

 それでも、今日はクリスマスです。

 多くのお客様が今日もやって来てくれました・・・クリスマスなのに(笑)。

 私の番手となり、小さなお子様を乗っていただき、好機がやって来ました。

 クリスマスソングちゃーんす(笑)。

 前日くらいから、歌えるようになった「サンタが街にやってくる」を歌います。

 うん、お客様、驚いていますが、笑顔があります、上々っ。

 では、「赤鼻のトナカイ」も・・・歌い終わり、拍手をいただきました。

自虐的に「川下りの雰囲気には合っていませんが、お子様がいますし、それに今日はクリスマスですもの」と言い、私は得意な顔を見せました。

 メリークリスマスっ!


 ・会社の売店で本を買う

 うちの乗船場受付の売店には少し本が置いてあります。

 前々から欲しいのがあってね~買っちゃいました。

 お客様のいない頃合いを見計り、げっちゅう!ですぞ。

 主に柳川を中心とした、よもやま話が載っている本で2000円以上、それと立花誾千代公の小説の2冊です。

 ガイドやお話を書くネタになればいいな。


 次回、最終話です。

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