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9月中旬~葛藤~

 このあたりの判断の葛藤は・・・。


 まだまだまだ残暑が厳しい日のことです。

 たまたま、私の近くに台湾の若い夫婦が座られました。

 2歳児ぐらいのお子さんが、ずっとぐずって泣いていました。

 舟には20人くらいの乗り合いのお客様がいまして、それを気にされたのか、お舟が出発して15分くらいして、その子のお母さんが、私にスマホの翻訳機を見せてきます。

「どこか、途中で降りられますか」

 そっかあと思いつつ安全に降りていただく場所は、もう少し時間がかるので、お子さんへアイスパックをお渡しし、舟さしに力を込めます。

 その間もお子さんは、泣きまくっていました。

 こうなると、熱中症とかも心配です。

 それに私とご両親の言語のコミュニケーションがうまく通じず、シンプルイングリッシュでは意思疎通が難しそうです。

 私は、出来るだけお子さんに注視します。

 ふむ。ぐずっているけど、おさまってきているな、汗はそこまでかいてない。

 そして中間地点に到達して、水上売店に立ち寄りました。

 緊急で降りられる場所は近くです。

 この時には、お子さんの大泣きも止み、買ってもらったソフトクリームを美味しそうに食べています。

 いけそうだな。

 と、私は判断しました。

 せっかくだから、最後まで乗っていただきたい、私としては常にそう思っています。

 だけど、その判断が時に間違っているかもしれません。

 こういう時の責任は重いですね。

「あー30ミニッツレイター、フィニッシュ着きますオーケイ?」

「YES」

 結果、このまま終点まで無事に乗っていただきました。

 判断って難しいですよね。



 揺らぎます。

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